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見た目はオトナ!中身はコドモ!『シャザム!』4月19日公開 試写の感想

笑いで世界を救うのだ! 掟破りのコメディ×アクション・エンターテインメント!

作品紹介

見た目はオトナ!中身はコドモ!
ある日突然、思春期ど真ん中の悪ガキが、世界の救世主に選ばれちゃって、悪ノリ全開!やりたい放題! 最凶激ヤバっな敵、登場に、どーする?シャザム!! 笑いで世界を救うのだ!
掟破りのコメディ×アクション・エンターテインメント! 

ストーリー
思春期真っ只中!イマドキの悪ガキ、ビリー。 ある日、彼は魔術師からスーパーパワーをゲット! 「シャザム!」それは、最強でサイコーな魔法の言葉! これを唱えれば、筋肉ムッキムキのスーパーヒーローに大変身! 悪ガキ仲間のフレディといっしょに、悪ノリ全開!止まらない! そんなスーパーパワー絶賛ムダづかい中のビリーの前に、 科学者Dr.シヴァナが現れ、手に入れた魔法のチカラを狙われることに…

試写の感想

スーパーマンとならぶ地上最強の男“シャザム”の活躍を描く、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の最新作。ある日、悪ガキ少年のビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)は、謎めいた魔術師によってヒーローの才能を見いだされる。魔術師に言われるがまま「シャザム(SHAZAM)」と呪文を唱えると、筋骨隆々のスーパーヒーロー“シャザム”に変身するのだった。

 

カラダは大人で、ココロは少年のまま。その見た目と行動のギャップが最高に面白いだけでなく、きちんとヒーローの能力を、映像としてひとつひとつ説明している描写がうまい。

また、シャザムとしての能力を、人助けではなく、お金稼ぎやイタズラに利用する場面は、ローティーンの思考をうまく反映させている。指先から稲妻、超高速移動、そして空を飛ぶといったアメコミ史上最強のパワーを備えているにもかかわらず、その突出した能力をうまく使いこなせていないところが非常にユニークだ。

 

本作でメガホンを執るのは、『ライト/オフ』(2016)『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)などホラー映画で実績を積んだデヴィッド・F・サンドバーグ監督。そのせいか、ホラーチックな映像演出と、ヴィラン(悪役)のダークな雰囲気作りには文句をつけようがない。

特筆すべきは家族の愛と、絆だ。両親のいないビリーは、養子としてバスケス家に迎え入れられる。ここで暮らす子どもたちは、全員が養子だ。血のつながりはない。いままで孤独を感じていたビリーは、バスケス家の暖かい家庭に迎え入れられたことで、次第に人間として成長していくのだ。

 

個性豊かな子どもたちが悪に立ち向かう姿は秀逸で、どこか『グーニーズ』(1985)的展開さえ彷彿とさせる。冒頭、ビリーが母と生き別れになった遊園地が、クライマックスでうまく機能している点には注目したい。

アメコミ映画の定石をふむ手がたいストーリーテリングと、これまでのDC映画とは一線を画す抜群のコメディ・センスは見物だ。前作にあたる『アクアマン』(2018)では爽快な海洋アクションに舵を切ったが、本作では家族の絆、そしてビリー自身の成長物語を、軽妙なギャグとアクションを含んで見事に描き切っている。

種々のジャンルを内包している、非常にクレバーな快作だ。

予告動画

『シャザム!』2019年4月19日(金)全国ロードショー

監督:デヴィッド・F・サンドバーグ(『アナベル 死霊人形の誕生』)
出演:ザッカリー・リーヴァイ(TV「CHUCK/チャック」シリーズ)
アッシャー・エンジェル(TV「アンディ・マック」シリーズ)
ジャック・ディラン・グレイザー(『IT /イット“それ”が見えたら、終わり。』)
マーク・ストロング(『キングスマン』シリーズ)
原題:SHAZAM!
全米公開:2019年4月5日
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間: 132分
#シャザム
公式Twitter:@dc_jp
公式instagram: @dcjapan

オフィシャルサイト

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投稿者プロフィール

Hayato Otsuki
Hayato Otsuki
1993年5月生まれ、北海道札幌市出身。ライター、編集者。2016年にライター業をスタートし、現在はコラム、映画評などを様々なメディアに寄稿。作り手のメッセージを俯瞰的に読み取ることで、その作品本来の意図を鋭く分析、解説する。執筆媒体は「THE RIVER」「IGN Japan」「映画board」など。得意分野はアクション、ファンタジー。
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