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十勝ロケ作品『おしゃべりな写真館』作品レビュー

作品紹介

『おしゃべりな写真館』- 北海道の風景に彩られた感動の物語。
北海道、十勝帯広で誕生した感動作、『おしゃべりな写真館』は、北海道十勝の地元映画として驚異的な動員を記録し、多くの心を打ち続けるこの物語は、2024年2月23日の特別先行上映から始まり、公開初日から3日間は全回全席満席の大盛況、さらに2週間連続満席を記録し、3000名の動員を誇ります。

この作品は、2022年から7月から2023年の5月にかけて、十勝・鹿追の四季折々の美しい風景の中で撮影されました。物語は、目を患った主人公が偶然出会った少女との交流を通じて、生きる希望を見出していく、心温まる山村留学をテーマにしたものです。

監督自らが鹿追に移住し、現地でロケハンを重ねたことで、奇跡のような瞬間を映画の中に映し出しました。また、映画の顔である『三國寫眞館』は、TOKYOVICEの美術監督でも知られる太田喜久男が手がけ、地元の建設会社がオープンセットを建てました。

北海道先行上映は帯広からスタートし、2024年3月29日からは札幌シネマフロンティアでの公開が予定されています。そして、2024年10月11日には新宿ピカデリーを皮切りに全国公開が行われます。

『おしゃべりな写真館』は、北海道の美しい風景と心温まるストーリーが織りなす感動の一作です。詳細な公開スケジュールや映画情報は、公式ウェブサイトやSNSにてご確認ください。

ストーリー

北海道の十勝平野の北部、鹿追町に100年近い歴史のある写真館が建っている。三代目・三國勘太郎(橋爪功)が亡くなり住む人のいない写真館に、2年前に亡くなった娘・敬子(賀来千香子)の夫、フォトグラファーの松原雄二(中原丈雄)がやってくる。緑内障となり失意の雄二の元へ、「写真館を譲る」と勘太郎の遺書が届いたからだった。

 写真館を処分するつもりでやって来たのだが、鹿追町の大自然に触れ、離れづらくなっていく。冬のある日、雪の中で動けなくなっている少女・吉本麻衣(14)を助ける。麻衣は、京都から山村留学でこの地へ来ていた中学生だった。心に傷を持つ麻衣と目が見えなくなる失意の雄二。雄二は、麻衣の里親となり写真館での二人暮らしが始まる。そこへ、幽霊の勘太郎と敬子が現れる。驚く麻衣。麻衣には、幽霊と話せる能力があったのだ。勘太郎は、死ぬまでに町の人々の写真集を作るという計画を持っていた。カメラを持たなくなった雄二を、麻衣に協力させ写真を撮らせようとする勘太郎。敬子は、愛する夫を残し先立ったことを雄二に謝りたいが、どうすることもできない。

果たして、雄二は、目が見えなくなる中、カメラを持つことができるのか?

麻衣の心の傷は、癒えるのか?勘太郎の写真集は完成し、成仏できるのか?

敬子は、雄二を励まし愛していると伝えられるのか?

大自然の四季を通して、4人(2人は幽霊)の思いが描かれる心温まるドラマ。

作品レビュー

美しい北海道の十勝、鹿追町を舞台にした『おしゃべりな写真館』は、感動と温かさが溢れる人間ドラマ。物語は、失意に暮れるフォトグラファー・松原雄二が、亡き妻の父である幽霊の三國勘太郎と共に、偶然出会った少女・吉本麻衣との交流を通じて新たな希望を見出していく姿を描いている。

この作品は、豪華なキャストによって演じられるキャラクターたちの心情が描かれており、特に橋爪功氏の存在感が際立っている。また、地元のエキストラ出演者と演技派のキャストとの組み合わせは興味深く、その演技力のギャップが鹿追町を舞台にした物語に深みを与えている。

山村留学から来た麻衣と失意に暮れる雄二、そして幽霊の勘太郎と敬子という、まるで現実と幻想が交錯するようなキャラクターたちの姿が、北海道の四季折々の美しい風景と共に映し出されている。観客は彼らの成長や絆を通じて、自然と共に生きる喜びや人生の尊さを感じるだろう。

『おしゃべりな写真館』は、観客に心温まる感動と共に、北海道の自然美と人情を届ける作品として、見慣れた顔ぶれの中にも新たな魅力を発見できる一本である。
本作品は、十勝エリアの四季折々の美しい風景や自然の豊かさを、海外の方々にも知っていただく良い機会となるはずだ。この映画を通じて、北海道の魅力をさらに感じていただきたい。

『おしゃべりな写真館』


キャスト: 中原丈雄
山木雪羽那
小宮孝泰 中川和恵 
なすび 橋爪渓 
水町レイコ 上地慶
勝部演之 谷川清美
賀来千香子
橋爪功
監督・脚本:藤嘉行
映画「おしゃべりな写真館」ささえ隊  製作・制作プロダクション:和ら美  
配給:プラントフィルムエンタテイメント
2024年/日本/カラー/DCP/120分/シネマスコープ/5.1ch 
© 和ら美
映画『おしゃべりな写真館』公式サイト

 

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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