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怒りのデスロード前日譚『マッドマックス:フュリオサ』5/31公開 作品レビュー


作品紹介

怒りの戦士フュリオサよ、復讐のエンジンを鳴らせ! ジョージ・ミラー監督のもと第88回アカデミー賞®最多6部門を受賞し、映画史に輝く伝説になった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。シャーリーズ・セロンが演じた「マッドマックス」サーガ最強の戦士フュリオサの怒りの“原点”を、ハリウッド最旬の俳優として熱い視線を集めるアニャ・テイラー=ジョイと、『マイティ・ソー』シリーズでおなじみのクリス・ヘムズワースの共演で描くサーガ最新作『マッドマックス:フュリオサ』。
その驚愕のラストで初めて[怒りのデス・ロード]が完成する――観る者すべてを日々の怒りから解放する超ド迫力ライド=MADワールドでぶち上がれ!

ストーリー

世界崩壊から45年。バイカー軍団に連れ去られ、故郷や家族、人生のすべてを奪われた若きフュリオサ。改造バイクで絶叫するディメンタス将軍と、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが覇権を争う”MADな世界”と対峙する! 怒りの戦士フュリオサよ、復讐のエンジンを鳴らせ!

作品レビュー

2015年の映画「マッドマックス 怒りのデスロード」へと続く、本作はマックスが主人公ではなく、女戦士フュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)の前日譚として描かれる。
「怒りのデスロード」の制作時には既に「フュリオサ」の脚本が書かれており、その逆伏線が本作で回収される仕掛けとなっている。

このため、先に「怒りのデスロード」を再鑑賞しておくことも良いし、本作を観た後に再度「怒りのデスロード」を観ても楽しめる。

物語は、幼少期のフュリオサが終末後の世界で家族と共に砂漠の惨状から隠れた緑豊かな場所、グリーンランドに住んでいたところから始まる。
しかし、暴力的なバイカーたちによって彼女は誘拐され、母親が追跡する壮大なチェイスシーンが繰り広げられる。

派手なバイカー軍団のリーダー、ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)の手に落ち、結果的にはイモータン・ジョー(ラッキー・ヒューム)とその愚かな息子たちに子産み女として引き渡される。

彼女は逆境と孤独の中で少女から一転し、髪を剃り落とし片腕を失った怒りの戦士へと変わっていくが、その中にはディメンタスへの灼熱のような憎悪の中で、下剋上の戦士としてその地位を確立していく。

本作では、フュリオサがどのようにして彼女が「マッドマックス 怒りのデスロード」で見せるような強さと決意を身につけたのかが明らかにされる。彼女の成長過程や戦士としての道のりが描かれることで、観客は彼女のキャラクターに深く共感し、彼女の行動や決断に引き込まれるだろう。

クリス・ヘムズワースが演じる、バイカー軍団ヴィランのディメンタス将軍は、数々のヒーロー役を演じてきた彼だからこそ、そのギャップが面白く感じる。

物語の中で登場するキャラクターや風景も、「マッドマックス 怒りのデスロード」の世界観と一貫性を持たせており、ファンにとってはより一層魅力的な作品となっているはずだ。

ダイナミックなアクションで満ち溢れており、視覚的にも聴覚的にも非常に強烈なインパクトを与える。キャストのセリフが少ない一方で、スタントは見事に演じられている。これこそがアクション映画の本領を感じることのできる映画だろう。

『マッドマックス:フュリオサ』5月31日公開

監督:ジョージ・ミラー
出演:アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト 
予告編YouTube 
上映時間: 2時間 28分
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投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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