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豪華女優陣が夢の競演の美味しい!映画『食べる女』あらすじ 感想


豪華女優陣、夢の競演!
おいしい女になって「私」を味わい尽くそう。
食いしんぼうな女の欲望を満たす「おいしい」映画が出来上がりました。


~今、あなたが本当に食べたいもの、本当にしてみたい恋愛って?~
忙しない日々の中、なりたい自分も愛することも見失いがち・・・。
そこから新しい一歩を踏み出すパワーをくれるのは、
“おいしいゴハンと愛しいセックス”だ!
健やかな心と体があれば、きっと愛する力が湧いてくる。
欲ばってもいい。つんのめっても。素直になれなくたっていい。
でも、おいしい女になって、自分を味わいつくしてみよう。
誰のものでもないあなたの人生だから。

ストーリー

とある東京の古びた日本家屋の一軒家、通称“モチの家“。
家の主は雑文筆家であり、古書店を営む・敦子(トン子)。女主人はおいしい料理を作って、迷える女性たちを迎え入れる。
男をよせつけない書籍編集者、いけない魅力をふりまくごはんやの女将、2児の母であり夫と別居中のパーツモデル、ぬるい彼に物足りないドラマ制作会社AP、求められると断れない古着セレクトショップ店員、料理ができないあまり夫に逃げられた主婦、BARの手伝いをしながら愛をつらぬくタフな女・・・。
それぞれの日常からの解放は、美味しい食事と楽しい会話。
今日も、人生に貪欲で食欲旺盛な女たちの心と体を満たす、
おいしくて、楽しい宴が始まる。

 

試写の感想

丁寧な暮らしをしたくなる、美味しい和食を食べたくなる、自由に好きなことをしたくなる、そんな映画である。

華やかな8人の女優陣、それぞれが演じた女性たちの生き方を見て自分と重なる部分を探すのも面白いだろう。

たとえ共通点が見出せなかったとしても共感できる箇所はいくつもあるはずだ。

多少イタくても、前向きで一生懸命な女性の姿は誰しも応援したくなる。

多勢なキャスティングだが、主役を演じるのは小泉今日子。

彼女と古民家の組み合わせは何年か前のドラマ「最後から二番目の恋」を思い出す。

ヘンテコな柄の半纏もこの人が着ると至極オシャレに見えるし、庭で布団を叩く姿もカッコいい。

女性が思う「こんな風に歳を重ねたい有名人」代表格ではないだろうか。

NHKの朝ドラ「マッサン」以来、日本での活躍が目覚しいシャーロット・ケイト・フォックスは久しく見ない間に随分と日本語が上達していて驚いた。

どこからどう見ても日本人ではないのに、この作品では一切「外国人」扱いをしていない。

でも料理を学ぶ姿が明らかに「外国人」で、それが不思議と嫌味なく自然でとても良かったと思う。

私の1番のお気に入りは広瀬アリス演じる古着ショップ店員あかり。

自由奔放で適当で、自分は安い「挽肉」だと思っている。

実際に身近にいたらイラつくかもしれないが、好きな人ができると猪突猛進で可愛い。

広瀬アリスはこれからもどんどん色んな役に挑戦して欲しいと思う女優さんの1人である。

美味しそうな料理がたくさん出てくる本作だが、中でも目を惹いたのはユースケ・サンタマリア演じるパッと見冴えないサラリーマンが作った重箱に入ったお弁当。

1つ1つはシンプルなんだけど物凄く美味しそうに見えた。

そして「男性が女性に作るお弁当」というのも素敵だ。

他は手羽先と卵かけご飯。

結局は「シンプルイズベスト」だと痛感。

そして見逃せないのは先日妊娠報告をしていた前田敦子と勝地涼の共演。

2人が同じスクリーンに出るたびにニヤニヤしてしまう私であった。

予告動画

『食べる女』

 

出演:
小泉今日子  沢尻エリカ  前田敦子  広瀬アリス  
山田 優  壇 蜜  シャーロット・ケイト・フォックス  鈴木京香

ユースケ・サンタマリア  池内博之  勝地涼  小池徹平  笠原秀幸
間宮祥太朗  遠藤史也  RYO(ORANGE RANGE)  PANTA(頭脳警察)  眞木蔵人

原作・脚本:筒井ともみ『食べる女 決定版』(新潮文庫・8月末刊行予定)
音楽:富貴晴美 監督:生野慈朗

PG12
上映時間: 111分

公式サイト

(C)2018「食べる女」倶楽部

投稿者プロフィール

坂本早苗
札幌市内で働くOL。
ストレス発散はテニスで体を動かすことと大好きなパンを求め全国のパン屋さんの情報収集。着る服は骨格診断を意識しています。
映画は年齢と共にミニシアター系が好みに。
沢山の映画と出会い、観て聴いて考えてお気に入りを探していきたいです。
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