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スキャナー 記憶のカケラをよむ男 劇場で観た感想とあらすじ

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【スキャナー 記憶のカケラをよむ男 】 4月29日(金・祝) 札幌シネマフロンティア、ユナイテッドシネマ札幌 他公開

極上のコメディ・サスペンス映画が誕生!人気脚本家・古沢良太のオリジナル描き下ろし!!元・芸人で人間嫌い!?超能力で事件を捜査!?
野村萬斎が現代劇初挑戦!相方には宮迫博之!メガホンを握るのは金子修介

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〔モノに宿る“想い”を読み取る]能力を使った人探し。それは、あまりに切ない事件の幕開けだった…。

【あらすじ】

残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み取ることができる特殊能力を持った男・仙石和彦(野村萬斎)。かつて、その能力を使いマイティーズというコンビで日本中を湧かせたこともあったが、その能力の代償に精神をすり減らし、コンビも解散、以来、マンションの管理人として人目を避けた生活を送るように…。一方、相方のマイティ丸山(宮迫博之)もピン芸人になるものの、鳴かず飛ばずでクビ寸前の状態。

そんな時に秋山亜美という一人の女子高生が仕事の依頼で丸山の所属する芸能事務所・峠プロダクションを訪れる。その依頼とは解散したマイティーズに、行方不明となったある女性を探して欲しいというもの。この仕事を機にマイティーズ復活を目論む社長の久美子は、仙石に事件の捜査を手伝わせるよう丸山に命じる。

クビになるのを避けるため、しぶしぶ亜美と共に仙石のマンションを訪れる丸山だが、10年ぶりに出会った仙石は外の世界と関わるのを頑なに拒否をする。そんな中、無理矢理、部屋に押し入る丸山と亜美。仙石に行方不明の女性の持ち物から残留思念を読み取るように迫るものの、能力は失われたと仙石は二人に冷たく言い放つのだった。

二人が諦めてマンションを去った後、一人、黙々と部屋の片付けをする仙石。 すると、突然、見たことのないビジョンが浮かぶのだった!!
「うあああああ!」 ハッとし、手を離す。転がり落ちる見覚えのない爪やすり…。仙石の叫び声と共に、新たなコンビが開けた扉は、誰しもが予想だにしない事件の入り口だった。

(c)2016「スキャナー」製作委員会

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【感想】

野村萬斎の演技を現代劇で観るのは初めてだ。十数年前の朝ドラ【あぐり】が明治から昭和初期の時代。野村萬斎には古典がよく似合う。

今回の現代劇も何だか昭和の男が、平成に紛れ込んだような雰囲気で、スマホやコンピューターが似合わない野村萬斎の演技に釘付けだった。

物語は不思議な能力を持つ仙石と、彼とお笑いコンビを組んでいた丸山が行方不明事件を捜査するというもの。

入り組んだ深い事件を行方不明者の残留思念を読み取り、捜査の糸口を探していく。

本編は火曜サスペンス劇場のBGMがマッチする展開で、仙石の派手なリアクションに昭和のノスタルジーを感じた。

2016年のGW封切りの映画は、ファンタジー映画が多いが、大人が観るサスペンス・ミステリーを探している方にオススメ。

【評価 ★+7】

【スキャナー 記憶のカケラをよむ男 】 4月29日(金・祝)

上映劇場

・札幌シネマフロンティア・ユナイテッドシネマ札幌  ・イオンシネマ旭川 ・シネマ太陽帯広(6月予定)で公開

キャスト

野村萬斎 宮迫博之
安田章大 杉咲 花 ・ 木村文乃 ・ ちすん 梶原 善
風間杜夫 高畑淳子

脚本 古沢良太 音楽 池 頼広  監督 金子修介

(c)2016「スキャナー」製作委員会

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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