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主演 星野源『引っ越し大名』8月30日公開 作品レビュー

作品紹介

主演 星野源 × 原作・脚本『超高速!参勤交代』シリーズの土橋章宏× 監督『のぼうの城』の犬童一心
<人数:10,000人 移動距離:600km 予算:なし!?>
超難関引っ越しプロジェクト!!
『超高速!参勤交代』シリーズで、これまでになかったユニークな視点で時代劇の新しいジャンルを開拓し、大ヒットを収めた土橋章宏原作の傑作時代小説「引っ越し大名三千里」。本作のテーマはなんと“引っ越し”(国替え)!!国替えとは、すべての藩士とその家族全員で引っ越さなければならないため、参勤交代をはるかに上回る費用と労力がかかる無理難題。そんな引っ越しを生涯に7回も命じられ、「引っ越し大名」と呼ばれた実在の大名・松平直矩(なおのり)。その大名のエピソードを基に、お国の一大事を救うため、引きこもり侍の主人公・片桐春之介を中心に姫路藩の藩士たちがあらん限りの知恵と工夫で乗り切ろうと奮闘する、汗と努力と涙と笑いの物語です

主人公の引っ越し奉行・片桐春之介を演じるのは、俳優・音楽家・文筆家といくつもの顔を持ち、各ジャンルで類まれな才能を発揮して大活躍中の星野源。引きこもりでコミュ障ながらも、本で得た知識を生かして引っ越しを取り仕切り、成長していく春之介を演じます。春之介を引っ越し奉行に推薦し、腕っぷしの強さと豪傑さで春之介を支える御刀番・鷹村源右衛門役には、高橋一生。前任の引っ越し奉行の娘で父親から受け継いだ引っ越しのコツを春之介に指南する於蘭(おらん)役に、高畑充希。また、実在した「引っ越し大名」松平直矩を及川光博が演じるほか、小澤征悦、濱田岳、西村まさ彦、松重豊ら超豪華実力派俳優が集結。

監督は、『のぼうの城』で豊臣秀吉に立ち向かった500人の軍勢を圧倒的なスケールとユーモラスな人物像で描き注目を集めた犬童一心監督。エンタメ作品から繊細な人間ドラマまで幅広く手掛ける日本映画界の名手が、笑いと人情味に溢れた痛快ドラマを描きます。

果たして春之介は個性豊かな姫路藩士たちとともに、この超難関プロジェクトを無事に成し遂げることができるのだろうか?全ての人に笑いと元気をお届けする、痛快歴史エンターテインメントが誕生!!

ストーリー

引っ越しは戦でござる!
姫路藩書庫番の片桐春之介(星野源)は、書庫にこもりっきりで人と話すのが苦手な引きこもり侍。 あるとき、藩主の松平直矩(及川光博)は、幕府に姫路から大分への国替え(引っ越し)を言い渡される。当時の”引っ越 し”は全ての藩士とその家族全員で移動するという、費用と労力がとてもかかる超難関プロジェクト。これを成し遂げるには、 引っ越し奉行の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、 春之介に白羽の矢が立つことに。 突然の大役に怖気づく春之介は、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門(高橋一生)や前任の引っ越し奉行の娘である 於蘭(高畑充希)に助けを借りることに。こうして引っ越しの準備が始まった!

人数10,000人!距離600km!予算なし!?

果たして春之介はこの一世一代のプロジェクトを知恵と工夫で無事に成し遂げ、国を救うことができるのだろうか?!

作品レビュー

主人公は藩の書庫に引きこもり、カタツムリと呼ばれる引きこもり侍・片桐春之介(星野源)。自己評価が低く自分に自信が持てない消極的な侍が、君主の命令に四苦八苦しながら、藩の危機を救うため知恵と勇気を絞り出し、ピンチをチャンスへと変えていく。

現代社会やサラリーマンの縮図ともいえる、モラハラやパワハラの中、命令に背けば切腹という江戸時代に、いきなり引っ越し奉行を命ぜられた春之介と、その周囲を描いたコミカルな時代劇だ。

江戸時代、幕府が権力を維持するため、天下統一後は大名の領土であっても、国代え(幕府が命じた引っ越し)によって外様大名の勢力を削ぎ、領民との結びつきを絶ち大名の力を弱める策がとられていた。

この物語は生涯で7度も国代えをさせられた、引っ越し大名こと松平直矩と家臣たちの、引っ越しへの険しい道のりを詳しく伝えている。

外様大名とは関ヶ原の闘い以前、西側(豊臣側)だったことで幕府から、下剋上の対策として参勤交代や、国代えの引っ越しを度々させられていた。中でも松平直矩は徳川家康の孫でありながら、父親が豊臣家に人質とされていたことで豊臣側であった。

松平直矩の引っ越し回数は類を見ないほどの多さだ。お上の命に逆らうこともできず、藩の引越し費用は莫大で、現代のお金にすると1回に15億円の引っ越し費用が掛かったそうだ。

参勤交代をさらに上回る労力と費用を要し、減封(武士の所領や城・屋敷の一部を削減)により15万石から7万石に減らされたため、藩が引っ越し予算を確保できない最悪の事態に…
ある日、書庫に引きこもるコミュ障侍の春之介に、引っ越し奉行の命が下る。

切腹か?それとも引っ越しするのか?
渋々引っ越し奉行の命を請けた春之介に、過去の引っ越しのノウハウを知る強力な助っ人が現れ、事態は好転していく。

藩のために金策をし、リストラを言い渡し、断捨離と策を講じる春之介。前任の引っ越し奉行の娘・於蘭(高畑充希)が、困った春之介に知恵と自信を与え、彼女から勇気をもらう春之介。

春之介を引っ越し奉行として後押しする、鷹村源右衛門役を高橋一生が務めている。その知的で優しいイメージを覆す豪快な侍役として登場し、殺陣アクションが爽快に盛り上がる。

ストーリーは突然の和風ミュージカル仕立てとなり、武士たちが『引っ越し唄』歌い踊るシーンがコミカルで楽しい。その振付と監修は野村萬斎が担当。

史実が絡んだノンフィクションであるが、まさに江戸時代の引っ越しの裏側にはたくさんの苦労と努力があったのだろう。幕府の人間関係に振り回されながらも、人を大事にし藩の在り方を前向きに考えた心優しい春之介。侍たちの友情、感動と豪華キャストで送る、ちょっと素敵な時代劇である。

予告動画

『引っ越し大名』8月30日 札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌 他で公開

出演:星野源 高橋一生 高畑充希 小澤征悦 濱田岳 西村まさ彦 松重豊 及川光博 ほか
原作・脚本:土橋章宏「引っ越し大名三千里」(ハルキ文庫刊)
監督:犬童一心
主題歌:ユニコーン「でんでん」(Ki/oon Music)
配給:松竹
上映時間: 120分
公式サイト
公式Twitter:@hikkoshi_movie

©2019映画「引っ越し大名!」製作委員会

投稿者プロフィール

佐藤 友美
佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意です。FMラジオ番組で最新映画紹介の生出演をしています。
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