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安田顕主演【私はいったい、何と闘っているのか】12月17日公開

  • 2021年11月14日

作品紹介

共感度120%!! “喜怒哀楽” サプリメント・ムービー!
絶妙なユーモアとハートウォーミングなテイストが話題を呼びスマッシュヒットに導いた『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(2018年)の主演・安田顕と監督・李闘士男、そして脚本・坪田文が再び手をとりタッグを組んだ。日常はいつも現実と理想のせめぎ合い。そんなあなたも”ここ”にいる!何気ない<可笑しみ><分かりみ><暖かみ>が明日を変える!?これが令和の”喜怒哀楽”ジェットコースター・ハートフル・コメディ!

ストーリー

伊澤春男(安田顕)・45歳は、地元に愛されるスーパー”ウメヤ”の万年主任。職場では店長の上田(伊集院光)からの信頼も厚く、クールで常に理性的な高井さん(ファーストサマーウイカ)や、やや暑苦しいが真面目な金子くん(金子大地)といった個性あふれる部下たちにも恵まれ、日々楽しく働いている。一方で家に帰れば、しっかり者の妻・律子(小池栄子)、長女・小梅(岡田結実)、次女・香菜子(菊池日菜子)、小学生の長男・亮太(小山春朋)の5人家族の父親で、典型的なマイホームパパ。

しかし、一見平凡そうに見える春男の脳内は毎日が戦場だった!24時間忙しいその頭の中は休まるヒマがなく、仕事でも家庭でも常に空気を読みムダに気を遣いまくるが、良かれと思ってやったことがことごとく裏目に出てしまう。

作品レビュー

前情報よりもずっと面白く、ずっと泣ける話だった。個人的には名作と呼びたくなってしまうほどである。

道民にとってはヒーロー的存在である、個性派俳優とされるヤスケンが、コミカルこの上なく主人公の春男を好演している。

45歳、スーパー勤務25年、ポストは主任という、社会的には華々しいエリートとは呼びにくい肩書の主人公。微妙なポジションの設定だが、とはいえ彼の家庭環境は円満そのもので、そこにフォーカスすれば申し分なく成功者では?と言っては揚げ足取りだろうか。

小池栄子演じる美しく明るい妻、父親思いの優しい娘たち、小生意気だけれど憎めない小学生の息子。一軒家住まいで、家族との関係は良好そのものである。しかしその好ましい家庭も実は伏線であったりする。

日常を感じさせる仕事上のトラブルや、時に微妙な人間関係などに対する春男のモノローグがいちいち笑いを誘う。ささいな出来事のひとつひとつが彼にとってはドラマチックな一大事であったりもする。

冒頭からの、息子の野球大会における春男の暴走ぶりから笑わせられ、以降、無数のツッコミたくなる描写がこれでもかと繰り出される。この映画のユーモアセンスは生半可ではなく、細かい笑いのポイントについて鑑賞後いつまでも語り尽くしたくなってくる。

春男の頭の中は、見栄や嫉妬やかっこつけたい願望など、どことなくせこい、小心な中年男の妄想のように描かれるが、後半からはそれだけではない春男が描かれる。

ある意味ひどい裏切りのようであり、最初から描かれていた春男の底なしにカッコイイ、男らしい、どこまでも包容力のあるさまに涙が止まらなくなる。大いに笑えて大いに泣けてしまう、油断ならないこのキャラクターをヤスケンは熱演している。

タイトルもセンスが光っており、脇役の面々もそれぞれ濃い演技の光るツワモノ揃いである。個人的には海外のアクション系超大作等よりも好みで、今年度のイチオシ作品としてあげたいところである。

願わくば寅さんか、釣りバカなみにシリーズ化して欲しいほどである。自分的には申し分なくヒットなので、世の中にもその良さが伝わって欲しいと願ってやまない秀逸な作品であった。

予告動画

【私はいったい、何と闘っているのか】12月17日公開

キャスト: 安田 顕 小池 栄子
岡田 結実 ファーストサマーウイカ SWAY(劇団EXILE) 金子 大地
菊池 日菜子 小山 春朋 田村 健太郎 佐藤 真弓 鯉沼 トキ 竹井 亮介 久ヶ沢 徹
伊藤 ふみお(KEMURI) 伊集院 光 白川 和子
監督: 李闘士男
配給: 日活 東京テアトル
上映時間: 114分
主題歌: ウルトラ寿司ふぁいやー「今すぐアナタを愛したい」(AMUSE)
公式サイト

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投稿者プロフィール

Kana
フランス語講師。映画大好き、書くのも好きなので映画レビューサッポロのライターへ立候補。
仕事柄プライベートではフランス作品の鑑賞に偏りがちですが、様々なジャンルをバランスよく観たいです。子供の頃、若い頃はSFやアクション系が好きでしたが、近頃は人間ドラマ重視の作品により惹かれます。
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