6つすべてを手に入れると世界を滅ぼす無限大の力を得るインフィニティ・ストーン。
その究極の力を秘めた石を狙う“最凶”にして最悪の敵<ラスボス>サノスを倒すため、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンら最強ヒーローチーム“アベンジャーズ”が集結。人類の命運をかけた壮絶なバトルの幕が開ける。果たして、彼らは人類を救えるのか?
全世界同時公開のためマスコミ用の試写は無かった。そのため公開日初日の朝イチの回で鑑賞。
『ブラックパンサー』は試写で2月に鑑賞したので、直近のMARVEL作品は、ブラックパンサーということになる。時系列は公開順通りのため、ブラックパンサーのその後の物語が、インフィニティー・ウォーだ。
劇場は8割ほどの混み具合で、MARVELファンがほとんどかと思いきや、エンディングロールで座席を立つ方も多かったので、ラストで続編のヒントがあることを、知らない方もまだいるようだ。
今回のラスボスとなる、スーパーヴィランのサノスは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の、ガモーラとネビュラの養父である。
以前からサノスはガーディアンズの敵としても、ちらほらと話題に上がっていた。サノスの目的は全人類を食糧難や環境悪から救うため、半分だけ粛清という大義名分で、大量に虐殺すること。
物語の冒頭は、ソーとロキの星アスガルドで、サノスと部下たちが星の民を半分殺し、ロキが持つインフィニティーストーンを奪われることから始まる。
ロキはサノスに本作の冒頭で殺されるが、ロキについては死んでも生き返るという設定が前にもあったので、あまり心配はしない。
インフィニティストーンを持つ、ドクター・ストレンジや、ウルトロンがサノスの標的となるのだ。
登場人数が多く、闘いの地が頻繁に変わり、集中していないと物語についていけない部分もある。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」で死んだガモーラの妹ネビュラが、何故か生きて登場したため、MARVELキャラは、死んでもまた生き返ることが予想される。
サノスほどのラスボスだと、アイアンマンのテクノロジーや、ドクター・ストレンジの魔術師レベル、もちろん高校生スパイダーマンの技では勝てない。
ちょっぴりマヌケはガーディアンズのピーター・クイルが、闘いの足手まといになったりする。緑のハルクですら、サノスと闘うのは怖がるほどに…
私はインフィニティ・ウォーが、二部作だということも知らず、こんなにピンチでも、本作ラストでアベンジャーズは勝つのだろうと期待を胸に鑑賞したが、かなりの敗北感を味わった。
なんと次作へ続くのではないか!?
アベンジャーズの闘いは予想外に悲惨な結果となり、続編へと繋がる。上映時間150分と長めな上、壮絶な闘いの合間の、彼らのコメディな会話に苦笑…と、かなりの疲労感だった。
サノスのような神レベルな敵に勝てるのは、やはり神のソーしかいないのでは?
アベンジャーズ解散の危機を実感した作品。これは続編が楽しみだ。
監督:アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ロバート・ダウニーJr./クリス・ヘムズワース/マーク・ラファロ/クリス・エヴァンス/スカーレット・ヨハンソン/ベネディクト・カンバーバッチ/トム・ホランド/クリス・プラット/チャドウィック・ボーズマン/ジョシュ・ブローリン
上映時間:150分
ディズニー映画
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