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鈴木亮平✕宮沢氷魚【エゴイスト】2月10日公開 作品レビュー

作品紹介

様々なテーマを愛と毒のある切り口で、数々のコラムを世に送り出してきた高山真の自伝的小説「エゴイスト」が、主人公・浩輔役に『孤狼の血 LEVEL2』の怪演で第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめ多くの賞を受賞し、今最も勢いに乗る俳優である鈴木亮平、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」など話題作への出演が続く宮沢氷魚を迎えて映画化。

『トイレのピエタ』『ハナレイ・ベイ』などの松永大司が監督を務めます。

脇を固めるキャストには、阿川佐和子、中村優子、和田庵、柄本明の出演が解禁。女手一つで龍太を育てた母・中村妙子役として、執筆やテレビ等で幅広く活躍する阿川佐和子が、浩輔と龍太をつなぐ非常に重要な役どころで出演する。

ストーリー

14 歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。この出会いにより、虚勢を張りながら生きてきた浩輔は鎧を脱ぎ捨てることができ、幸せな時間を送れるようになる。しかし、龍太との関係がある日突然途絶えてしまう。

作品レビュー

高山真の自伝的小説「エゴイスト」を実写映画化。
「エゴイスト」のタイトルの意味は、恋人に対して無償の愛なのか自己満足の愛なのか?その境界で揺れる主人公・浩輔の心模様を示している。

男性同士のラブストーリーの枠組を超え、浩輔の亡き母への思いや、恋人・龍太の癌を患う母との繋がりも含めた、家族愛がテーマの一つでもある。

浩輔役を務めたカメレオン俳優・鈴木亮平と、恋人・龍太役の宮沢氷魚。彼らの演技力の高さと演技の幅の広さや魅力に惹き込まれ、体当たりで挑む濃厚なベッドシーンが印象的。
経済格差や性的マイノリティとして生きること、他人愛と自己愛の狭間から見える真の愛について考えさせられる。

浩輔と龍太の出会いや恋愛に至るまでと、浩輔が龍太の深い事情を知り龍太を支援し、やがて龍太の母と会い…その後の展開については、驚愕と涙の連続だった。

窮鼠はチーズの夢を見る』の男性同士の駆け引きあるラブストーリーと比較すると本作はリアルな生と死を考えさせられ、普遍的なBLを超えたシリアスなヒューマンドラマとして、心に残る作品となっている。

【エゴイスト】2月10日公開


<出演>
鈴木亮平 宮沢氷魚
中村優子  和田庵  ドリアン・ロロブリジーダ
/ 柄本明 / 阿川佐和子
原作:高山真「エゴイスト」(小学館刊)
監督・脚本:松永大司
脚本:狗飼恭子
音楽:世武裕子
配給:東京テアトル
制作プロダクション:ROBOT
R-15指定
上映時間: 120分
© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
公式サイト

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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