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タイ映画『プアン/友だちと呼ばせて』8月5日公開 作品レビュー

作品紹介

巨匠ウォン・カーウァイが心酔した稀有なる才能「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」で注目されたタイのバズ・プーンピリヤ監督最新作!
「こんな映画アリ ! ?」と大興奮を巻き起こし、本国タイで年間ランキング1位、アジア各国でタイ映画史上歴代興収第1位を奪取した 『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(17)のバズ・プーンピリヤ監督最新作。 彼の才能に心底惚れたのが、『花様年華』(00)『恋する惑星』(94)のウォン・カーウァイ。 自らの手で過去の名作を4Kレストアした作品が、近々日本でも特集上映されるなど、新旧のファンから愛され続けている巨匠だ。 そんなカーウァイが自らプーンピリヤ監督に「一緒に映画を作ろう」とオファーし、製作総指揮を務めた。完成した作品はサンダンス映画祭でプレミア上映され、ワールドシネマドラマティック部門でクリエイティブ・ビジョン審査員特別賞を授与され、 タイでの公開では初登場No.1の大ヒット。前作で全開した才能をさらにパワーアップ、新たな世界観で日本を魅了する!

ストーリー

ニューヨークでバーを経営するボスのもとに、タイで暮らすウードから数年ぶりに電話が入る。 白血病で余命宣告を受けたので、最期の頼みを聞いてほしいというのだ。バンコクに駆けつけたボスが頼まれたのは、 元カノたちを訪ねる旅の運転手。カーステレオのカセットテープから流れる思い出の曲が、二人がまだ親友だった頃の記憶を呼びさます。 かつて輝いていた恋への心残りに決着をつけ、ボスのオリジナルカクテルで、この旅を仕上げるはずだった。 だが、ウードがボスの過去も未来も書き換える〈ある秘密〉を打ち明ける──。

作品レビュー

『プアン/友だちと呼ばせて』は、幾層にも重なった物語だ。主人公たちが愛するカクテルのような本作は、タイの美しい街並み、ボスとウードのドライブ旅行、恋愛や病、格差に隠れた本心と嫉妬や後悔など、さまざまな感情が混じり合っている。
白血病で余命宣告を受け、死ぬ前に元カノに会いたいというウードと、友だちでNYからタイへ駆けつけるバーテンダーのボス。2人の男がNYでの青春時代を回想し、終わりと現実を受け入れる複雑な物語へと展開していく。

本作の約3分の2はタイでのロードトリップで構成されている。ダンススタジオを経営する元カノ、新進女優の元カノ、結婚して母親となった元カノ。それぞれとユニークな形で再会するウードを見守るボス。そしてラスト3分の1で、ボスの過去と彼らの出会いを知ることになる。

『プアン/友だちと呼ばせて』はドラマティックに、2人の男が再び自分自身を見つける話だ。ロードトリップのシーンではレトロで可愛いBMWと音楽が印象的。甘美で色彩豊かな黄金の夕日からネオンの夜景まで強烈に表現し、ノスタルジーに浸ったロマンティックな映画である。

予告動画

『プアン/友だちと呼ばせて』8月5日 シアターキノで公開


原題: One for the Road
監督: バズ・プーンピリヤ
キャスト: トー・タナポップ、アイス・ナッタラット、プローイ・ホーワン、ヌン・シラパンビオーレット・ウォーティア 他
2021年製作/タイ/129分
配給 : ギャガ
公式サイト
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投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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