数々の伝説で裏社会を震撼させてきた最強の殺し屋、ジョン・ウィックの鮮烈な復讐を、キアヌ・リーブスのキレ味鋭いアクションと、独自の世界観で描き一躍大ヒットシリーズとなった『ジョン・ウィック』。ジョン・ウィック追放という衝撃のラストで終わった前作『ジョン・ウィック:チャプター2』から2年、過剰なまでの超絶アクションも、新たなキャラクターが加わった豪華キャストも驚異の進化を遂げて帰ってきた!
前作の2倍の製作費をかけ、シリーズ最高の物量とアクションを注ぎ込み、過去のシリーズを遥かに超える作品となった『ジョン・ウィック:パラベラム』。アメリカでは、興行収入3週連続1位と破竹の勢いで快進撃を続けていた『アベンジャーズ/エンドゲーム』を首位の座から蹴落として初登場No.1となり、その後も、1作目の倍の成績となった前作の、更に倍という、シリーズを重ねるごとに大幅に数字が更新される驚異のスーパーヒットを記録。名実ともに世界的メガヒットシリーズの仲間入りを果たした。
監督は引き続きスタントマン出身のチャド・スタエルスキ。キアヌとは『マトリックス』以来の盟友となるスタエルスキ監督は、前二作でも古今東西の戦闘術をミックスした驚愕のアクションを連発していたが、本作ではさらにパワーアップを果たした。第一作の拳銃を使った格闘術“銃(ガン)・フー”、第二作の車を使った格闘術“車(カー)・フー”に続き、本作で披露される馬上で敵と戦う格闘術“馬(マー)・フー”、犬と共に戦う“犬(ドッグ)・フー”、刀やナイフ、本まで駆使した戦いや、鏡の部屋を使ったラストバトルまで、飽くなき趣向を凝らし続けるアクションにド肝を抜かれることだろう。
裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清だった。1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる、膨大な数の刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィアに協力を求めモロッコへ飛ぶ。しかし最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタルホテルまで伸ばして、ジョンを追い詰める。 果たしてジョンは窮地を脱出し、再び自由を手にすることができるのか!?
キアヌ・リーブス主演の特大メガヒットシリーズ『ジョン・ウィック』(2014)。第1作では、亡き妻の遺した愛犬を殺され、復讐を決意。引退していた元殺し屋のジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)は、裏社会へ舞い戻り、仇であるロシアンマフィアを崩壊させた。
続く第2作『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)では、亡き妻との想い出の残る我が家を爆破され、復讐を決意。イタリアンマフィアをも壊滅させた。第3作となる『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)では、前作「チャプター2」のラストで、裏社会における不殺の掟を破ったジョンが、懸賞金をかけられ命を狙われるところから始まる。
キャストには前作から引き続きキアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、イアン・マクシェーン、ランス・レディックといった実力派に加え、新たな華としてハル・ベリーが加わった。まさに豪華キャストが実現。映画はニューヨークとモロッコを股にかけ、世界中で追われる身となったジョンの姿が描かれている。
この映画、やはり見どころはアクション。過去のシリーズでもアクションのすごさは滲み出ているが、今回は別格。冒頭からアクションの連続で、ぐいぐいと惹き込まれていく。ナイフやオノを飛び道具として使用する場面はおろか、犬や馬を使った動物アクションなど、まだまだアクションのヴァリエーションには尽きることがなさそうだ。
アクションの端々ではユーモアも挟みつつ、今作では、これまで明かされることのなかったジョンにまつわるエピソードも語られている。次回作へのクリフハンガーも残し、続く第4作への布石もばっちり。スクリーン狭しと暴れるキアヌ・リーブスの姿は、まだまだ衰えを感じさせないのがすごい。次回はどんなアクションで驚かせてくれるのか。いまから楽しみだ。
出演:キアヌ・リーブス
ハル・ベリー
イアン・マクシェーン
ローレンス・フィッシュバーン ほか
監督:チャド・スタエルス
2019年製作/130分/R15+/アメリカ
原題:John Wick: Chapter 3 – Parabellum
配給:ポニーキャニオン
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