すべての「トイ・ストーリー」は、この物語(ストーリー)のために。史上最大の驚きと感動がやってくる。
世界初の長編フルCGアニメーションとして映画の歴史を変えた『トイ・ストーリー』(95)。おもちゃの視点で描く“おもちゃの世界”というユニークな発想、個性あふれるキャラクター、面白くて感動的で真実が込められたストーリー。そんな魅力が詰まった『トイ・ストーリー』は、ディズニー/ピクサー作品の原点となった。中でも世界中が涙した前作『トイ・ストーリー3』(10)は、アカデミー賞長編アニメーション賞含む2部門を受賞。日本でも興行収入100億円を超える大ヒットを記録した。そして今、その感動を超えるシリーズ最新作『トイ・ストーリー4』が公開される。
物語の舞台は、前作の“その後”。シリーズ史上最大の感動のアドベンチャー『トイ・ストーリー4』——それは、驚きの結末を秘めた、ウッディの冒険の最終章。
“おもちゃにとって大切なのは子供のそばにいること”──新たな持ち主 ボニーを見守るウッディ、バズらの前に現れたのは彼女の一番のお気に入りで手作り おもちゃのフォーキー。彼は自分をゴミだと思い込み逃げ出してしまう…。ボニーのた めにフォーキーを救おうとするウッディを待ち受けていたのは、一度も愛されたことのな いおもちゃや、かつての仲間ボーとの運命的な出会い、そしてスリルあふれる遊園地 での壮大な冒険だった。見たことのない新しい世界で、最後にウッディが選んだ“驚く べき決断”とは…? 世界中が涙した前作を超える、「トイ・ストーリー」史上最大の感動のアドベン チャー。その結末は、あなたの想像を超える──。
毎回秀逸なこのシリーズ。どの作品にも、おもちゃで遊んだ思い出のある人には心ふるえるシーンが詰まっていて、涙せずにはいられない。前作のトイストーリー3で完結と思い込んでいたので、4作目である今回は嬉しい驚きであった。
今作も、プロローグからすでに切ない気持ちになってしまった。さらにストーリーが進むごとに、意外な展開の連続である。前半シリーズでのあのキャラクターが、あのような変貌を遂げていたとは・・・知られざるエピソードが今回明らかとなった。
シリーズを通して鑑賞している人にとっては、なじみのおもちゃ達との再会に心踊らされるに違いない。主役のカウボーイ人形ウッディの馬鹿正直なまでの真摯さ、一途さに、心がしめつけられる。
そしていつものように、ウッディや宇宙人キャラクター、バズをはじめとする、おもちゃ達のムチャさ加減ときたら。毎回途方もない“ミッション・インポッシブル”を次々とこなし、スリリングなシーンの連続にハラハラが止まらない。
新しい愉快な仲間も加わり、よりコミカルさも増している。フワフワした可愛いぬいぐるみコンビ、ダッキー&バニーには心をつかまれてしまう。漫才コンビのようで、見た目と性格のギャップに吹き出す場面が何度もあった。
シリーズを通して描かれているおもちゃ達にとっての憧れ、熱望、切望は引き継がれつつ、さまざまな葛藤も浮き彫りにされている。そして今回は主役ウッディの信念を揺るがす展開が用意されている。
まさかのショッキングなシーン、そして衝撃のラストを目の当たりにし、観る人はどんな思いを抱くのか・・・シリーズファンは必見、かつ、観た人同士で感想を語り合いたくなるに違いない、渾身の作となっている。
監督:ジョシュ・クーリー
製作:ジョナス・リヴェラ、マーク・ニールセン
日本版声優:唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子、竜星涼ほか
[ウッディ]唐沢寿明/トム・ハンクス
[バズ・ライトイヤー]所ジョージ/ティム・アレン
[ボー・ピープ]戸田恵子/アニー・ポッツ
[フォーキー]/トニー・ヘイル
[デューク・カブーン]森川智之/キアヌ・リーヴス
[ダッキー]/キーガン=マイケル・キー
[バニー]/ジョーダン・ピール
[ギャビー・ギャビー]/クリスティナ・ヘンドリックス
[ギグル・マクディンプルズ]竹内順子/クリスティナ・ヘンドリックス
原題:Toy Story 4
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
上映時間: 100分
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