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映画初主演の滝沢秀明+有岡大貴(Hey!Say!JUMP)新感覚ホラー映画【こどもつかい】あらすじ 感想

作品紹介

日本映画の新章を切り開く、ホラーエンターテインメントの誕生!

『呪怨』シリーズをはじめ数々のヒット作を生み出し、ハリウッドリメイク版『THEJUON/呪怨』では全米№1を達成した清水崇監督が、完全オリジナルストーリーで贈る最新作。観る者の想像を超える新たな恐怖に、世界は再び震撼する―。“こどもつかい”役には、本作が映画初主演となる滝沢秀明。共演は有岡大貴(Hey!Say!JUMP)、門脇麦といった人気と実力を兼ね備えたフレッシュなキャストが集結。

 ストーリー

おまえがしたこと、ぼくらはぜったいに忘れない―。

新人記者の駿也は、郊外で起こった連続不審死事件を追ううちに、奇妙な偶然に辿りつく。小さなこどもが失踪した3日後に、その周りの大人が死んでいるのだ。死んだ大人たちはこどもに怨まれていたという。街の人々の間に広がる“こどもの呪い”の噂―。失踪し、戻ってきたこどもたちが口ずさむ歌に事件解決の糸口を見出した駿也は、取材にのめりこんでいく…。そんな中、駿也の恋人・尚美がふとしたことでこどもに怨まれ、“こどもの呪い”が現実に迫りくる。2人の前に突如現れた謎の男“こどもつかい”の奇妙な笛の音と共に、次々に“こどもの霊”が現れ、2人に襲いかかる!

 

予告

作品レビュー

滝沢歌舞伎で座長と演出を務め、舞台やドラマでの演技力に定評のある滝沢秀明が、意外にも映画初主演を果たすのが、完全オリジナルストーリーの新作ホラーである。ホラー映画は嫌いだが、あの「呪怨」シリーズの清水監督作品と聞き、試写後は怖くて眠れなくなるのか?とドキドキしながらも勇気を出して会場へ。

本当に怖いもの、それは”こどもの怨み”とのキャッチコピーだが、そうだろうか?無邪気なこどもを虐待し、殺してしまう無責任な親のニュースを聞くと、狂気の殺人と知りながらも我が子を平気で殺すオトナはもっと怖い。
本作では親に虐待されたこどもや、オトナに虐待されたこどものオトナへの怨みを増幅させ、7人のこどもの霊を操り、オトナの命を奪う”こどもつかい”(滝沢秀明)と、彼の呪いから恋人・尚美を守ろうとする記者の駿也の物語である。

ストーリー中盤に登場する廃病院でのロケシーンは、静岡県に現存する、元・結核患者の隔離病棟で撮影され、蔦で覆われた病院の壁は、美術スタッフが作ったものではなく、元々そこに生えていたもの。この廃病院のシーンが一番リアルで怖く感じた。

無差別に殺人をするハリウッド型のホラー映画とは違い、オトナに虐待されたこどもの呪いにより、3日後にそのオトナは死んでしまうという、呪いによる殺人は貞子にも似た感覚のストーリーであるが、白眼のこどもたちが容赦なくオトナに襲いかかるシーンと、凝った映像効果にはひやりとした。やがて”こどもつかい”と7名のこどもの霊の正体が明らかとなり、その理由を知りたまらなく哀れな気持ちになる。

映画の終了後は複雑な気持ちになった。今日も何処かでこどもが虐待され、ネグレクトされている。そんなこどもを助け、酷い仕打ちをするオトナに命の大切さを教える”こどもつかい”が本当に存在することを願う

キャスト: ・滝沢秀明・有岡大貴(Hey! Say! JUMP)・門脇麦
監督:清水崇
脚本:ブラジリィー・アン・山田 清水崇
音楽:羽深由理

製作:「こどもつかい」製作委員会
企画・配給:松竹
上映時間 :111分
映倫区分 :G
オフィシャルサイト

Ⓒ2017「こどもつかい」製作委員会

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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