2018年5月20日
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アニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』

作品紹介

1954年に誕生した、映画『ゴジラ』は、巨大な文化的アイコンとして世界中の人々に愛されてきた。
2016年には『シン・ゴジラ』(庵野秀明総監督)が公開。徹底的なリアリティを追求した描写は観客の心をつかみ、興行収入82.5億円を記録する大ヒットとなった。そして2017年、“ゴジラ”は誰も予想しなかった新たな“進化”を果たす。それがアニメーション映画『GODZILLA』である。

本作が描くのは、これまでのどんな“ゴジラ”とも一線を画すシビアでハードな未来世界。二万年もの間、地球に君臨し続けてきた“ゴジラ”とそれに対峙する人類の因縁の物語だ。
監督には、劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』を手掛け、シリーズ歴代最高の興行収入を記録した静野孔文が参加。コンビを組むもう一人の監督が瀬下寛之。CG領域の第一線で培われたその手腕は監督、総監督作である『シドニアの騎士 第九惑星戦役』、『BLAME!』で立証済みと言える。

ストーリー原案・脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』や『PSYCHO-PASS サイコパス』などで知られる虚淵玄(ニトロプラス)。突破力抜群のアイデアと先を読ませない緻密な構成力は多くのファンの心を捉えている。そして制作は『シドニアの騎士』を始め、『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』等で米国テレビ業界のアカデミー賞として知られるエミー賞最優秀賞(デイタイム・エミー賞 アニメーション番組特別部門最優秀賞)を通算5度受賞するなど数々の実績を持つ国内最高峰の3DCGスタジオ、ポリゴン・ピクチュアズ。
誰も見たことのない新しい“ゴジラ”の始まりを告げる咆哮が今、響き渡る――。

 

ストーリー

二十世紀最後の夏。その日人類は、地球という惑星の支配者が自分達だけではないと知った―――。

巨大生物「怪獣」の出現と、その怪獣をも駆逐する究極の存在“ゴジラ”。半世紀にわたる怪獣との戦争の末、人類は敗走を重ね、ついに地球脱出を計画。そして2048年、中央政府管理下の人工知能による選別を受けた人間だけが恒星間移民船・アラトラム号で11.9光年の彼方にある「くじら座タウ星e」を目指し旅立った。しかし、20年かけてたどり着いたタウ星eの地球との環境条件差は、予測値を遥かに上回り、人類が生存可能な環境と呼べるものではなかった。

移民船に乗る一人の青年・ハルオ。4歳の時に目の前でゴジラに両親を殺され、20年の間、地球に戻りゴジラを倒すことだけを考え続けていた。移民の可能性を閉ざされ、生存環境も劣悪となった船内でハルオを中心とした「地球帰還派」は主流となり、危険な長距離亜空間航行を決断し地球を目指す。
だが、帰還した地球は、既に二万年の歳月が経過し、地上はゴジラを頂点とした生態系による未知の世界となっていた。
果たして人類は地球を取り戻せるのか。そして、ハルオの運命は―――。

 

試写会の感想

やはり日本のアニメーションは素晴らしい!
「ゴジラは特撮」と思っていたが、この「アニゴジ」は今までのゴジラとは類を見ない魅力がある。

「シン・ゴジラ」とはまた違う、アニメーションでの未来の対戦がゴジラの魅力をさらに引き出しており、観ていて時々特撮のような感覚を覚えるくらい忠実にそして立体的に描かれている。
戦闘機やヘルメット、宇宙服に描かれている汚れやキズなどの描写は実写に寄せた忠実性を感じさせられた。

日本映画界で確固たる地位を得ている怪獣映画の「アニゴジ」としての怪獣映画の座を君臨すべく超大作である。

ストーリーもテンポよく88分という上映時間が「もうちょっと観たい」を感じさせる。そしてエンドロールのあとにその「もうちょっと」が隠れている。

物語はすでにゴジラに地球を奪われて宇宙に逃げるところからはじまる。
少年だった主人公ハルオは、ゴジラの攻撃に両親を失うも、いつかゴジラから地球を奪いかえすことを心に誓っていた。
宇宙船は宇宙をさまよい地球のような惑星を探すも見つからず時間だけが過ぎていく。
20年経ち、やはり地球に戻るしかないと、帰ってきた地球は時間軸が違い2万年近く経過し地球上も変わり果てていた。
これだけ時間が経てばゴジラもいないのでは。そんな淡い夢は即刻見事に崩れゴジラが出現する。

ハルオは地球をあきらめるのではなく、今まで調べつくしてきた戦闘法でゴジラを倒すことしか考えていなかった。
宇宙船でどこにいくのでもなく、この母星である地球をゴジラから取り戻す!

机上で冷静に作戦を練る時間はない。敵しかいないこの地球でゴジラを倒すしかない。2万年進化したゴジラへの一発勝負の作戦は果たして成功したのか。その衝撃のラストに思わず頭が真っ白になる。

激しい戦闘シーン、ロボットや戦闘機など3Dのような動きと描写、ゴジラにぶつかりそうなくらいのスレスレの戦闘機の動きに興奮しっぱなしだった。

私の印象は、「ガンダムのようなメンバーがジェラシックパーク状態になった地球にいるゴジラをスターウォーズのように戦う」でした。
特撮もSFも戦闘ものも全部好きな私は大満足の作品でした。

芸術の秋に日本のアニメーションの魅力をぜひ実感してみてください。

 

予告動画

 

【スタッフ】

監督/静野孔文・瀬下寛之
ストーリー原案・脚本/虚淵玄(ニトロプラス)
シリーズ構成/虚淵玄(ニトロプラス)・村井さだゆき
キャラクターデザイン 原案/コザキユースケ
音楽/服部隆之
副監督/森田宏幸
演出/吉平“Tady”直弘
プロダクションデザイン/田中直哉・Ferdinando Patulli
CGキャラクターデザイン/森山佑樹
造形監督/片塰満則
美術監督/渋谷幸弘
色彩設計/野地弘納
音響監督/本山 哲
主題歌/「WHITE OUT」 XAI (TOHO animation RECORDS)

【キャスト】宮野真守・櫻井孝宏・花澤香菜・杉田智和・梶裕貴・諏訪部順一・小野大輔・三宅健太・堀内賢雄・中井和哉・山路和弘
【製作】 東宝
【制作】 ポリゴン・ピクチュアズ

上映時間:88分
 
11月17日(金)札幌シネマフロンティア、ユナイテッドシネマ札幌で公開

公式サイト

(C)2017 TOHO CO., LTD.

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Kieko

Kieko

「E.T.」を観て、自転車は爆走すると空を飛ぶと信じ、「グーニーズ」を観て、海には大冒険が待っていると信じていました。そんな私が今注目しているのはインド映画界ボリウッド。踊って歌って笑ってる・・・だけじゃない魅力もあるんです♪