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インド映画【エンドロールのつづき】1月20日公開 作品レビュー

作品紹介

《世界中で観客賞を受賞!》サマイ、9歳、チャイ売り。恋に落ちたのは“映画”だった―珠玉のインド映画の数々が彩る、実話から生まれた感動作!

ストーリー

9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、信仰するカーリー女神の映画は特別と、家族で街に映画を観に行くことに。人で溢れ返った映画館、席に着くと、目に飛び込んだのは後方からスクリーンへと伸びる一筋の光…そこにはサマイが初めて見る世界が広がっていた。

映画にすっかり魅了されたサマイは、再び映画館に忍び込むが、チケット代が払えずつまみ出されてしまう。それを見た映写技師のファザルがある提案をする。料理上手なサマイの母が作る弁当と引換えに、映写室から映画をみせてくれるというのだ。サマイは映写窓から観る色とりどりの映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめるが―。

作品レビュー

監督が監督となるきっかけとなった幼少時代の実話をもとにした作品。
敬愛する巨匠監督たちへ捧げるオマージュの数々は、「現代版ニューシネマパラダイス」と印象付ける所以かもしれない。

9歳の主人公サマイが初めて映画と出会い、細い光の束が映し出す映像に「映画を作りたい」という夢を抱く。

作品の序盤はサマイの光に対する興味や疑問を感覚で問いかけてくる。

要所要所に登場するサマイの母がお弁当を作るシーン。お弁当を包む指の先までサマイへの愛が感じられる。美味しそうなお弁当のレシピは公式ホームページに掲載されています。
そろえるのが難しそうな香辛料等がありますが、作ってみたくなります。

サマイが夢をかなえるため、映画館の試写室で働くファザル(バヴェーシュ・シュリマリ)や学校の友人と共に、まず皆に映画を観てもらおうと試行錯誤する。

ラスト30分、それは突然やってくる。
当たり前が衝撃的に感じ、現代ではいいことであるとわかっていても切なく感じた。
映画好きの私にとって主人公と同じ衝撃を覚えた。

主人公サマイ役のバヴィン・ラバリは、この作品の撮影前まで映画館で映画を観たことがなかった。この新鮮な感覚も楽しんでいただきたい。

私が個人的に気になったシーンは、サマイの妹をお母さんが一瞬でおんぶするシーン。

あのおしとやかなお母さんがするということは、インドでは一般的なのか気になりました。

エンドロールのつづき 1月20日公開


監督・脚本:パン・ナリン
出演:バヴィン・ラバリ
2021年/インド・フランス/グジャラート語/112分/スコープ/カラー/5.1ch/英題:Last Film Show/
配給:松竹
公式サイト

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投稿者プロフィール

Kieko
「E.T.」を観て、自転車は爆走すると空を飛ぶと信じ、「グーニーズ」を観て、海には大冒険が待っていると信じていました。そんな私が今注目しているのはインド映画界ボリウッド。踊って歌って笑ってる・・・だけじゃない魅力もあるんです♪
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