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『グランメゾン・パリ』12月30日公開 作品レビュー

  • 2024年12月18日

作品紹介
2019年秋、TBS系列日曜劇場で放送された「グランメゾン東京」。

木村拓哉演じる型破りなフランス料理シェフ尾花夏樹(おばな なつき)と、鈴木京香演じる、絶対的な味覚を持つシェフ早見倫子(はやみ りんこ)を中心に、レストラン「グランメゾン東京」のメンバーが世界最高の“三つ星レストラン”を目指し、奮闘するストーリー。

登場人物それぞれの挫折や葛藤、熱い人間ドラマが濃密に描かれ、“大人の青春”を懸けたヒューマンドラマとして人気を博した。

そんな「グランメゾン」が、ついにスクリーンへ—
今回、フランス・パリでの大規模なロケ撮影も行われた本編。

監督は、映画「わたしの幸せな結婚」「ラストマイル」ほか、TVドラマでは「MIU404」「アンナチュラル」など、話題作を手掛ける塚原あゆ子がTVドラマに引き続き担当。

さらに実際に2020年に、アジア人初となるフランスの三つ星を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフが映画の料理監修を務める。

異国の地のシェフが個人店で三つ星を獲ることは奇跡と言っても過言ではなく、2024年と5年経った今でも、ミシュランガイド・フランスでのアジア人店舗の三つ星は「Restaurant KEI」1店舗のみである。

そんな世界最高峰と称されるフランス料理の本場・パリを舞台に、尾花たちは、アジア人初となる“三つ星”獲得へと挑むー。

ストーリー

「グランメゾン東京」が日本で“三つ星”を獲得してから時が経ち—

尾花夏樹(木村拓哉)は早見倫子(鈴木京香)と、フランス料理の本場・パリで、新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン“三つ星”を獲得するために奮闘していた。

名だたる巨匠たちがしのぎを削る本場フランスで、フランス料理で “三つ星”を獲得することは、尾花にとっての悲願。だが異国の地のシェフにとっては、満足のいく食材を手に入れることにすら高い壁があり、“三つ星”に選ばれるなど夢のまた夢。「グランメゾン・パリ」は結果を出せない日々が続いていた。そしてあるガラディナーでの失態が原因で、かつての師と「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束を交わしてしまう…

かつてカリスマシェフと称された尾花夏樹は、挫折や国境の壁を乗り越え、仲間と共に世界最高峰の“三つ星”を手に入れることは出来るのか——!?

チーム・グランメゾン、熱き≪最後の挑戦≫が今始まる―

作品レビュー

ミシュランの評価は三ツ星以外は意味がない。どの分野でもトップを目指すプロフェッショナルは妥協を許さない。物語の主人公である尾花夏樹の姿勢からは、その思いが強く伝わってきた。


本作の料理監修を担当した小林圭さんは、アジア人として初めてフランスで三ツ星を獲得したシェフであり、5年連続で三ツ星を維持している。彼は、尾花夏樹の物語を通じてメッセージを伝える方が、自身の発信よりも早く効果的だと考え、映画への協力を決めたと語っている。

スクリーンに映し出される料理は、どれも極めて洗練されたフレンチであり、見たことのないスタイルのものばかりだ。食事のシーンでフォークが口元に近づくたび、私の口も開いてしまった。
フードインフルエンサーを演じる冨永愛さんは、フランスでさらに存在感のある役を演じていた。普通の人なら衣装に負けてしまいそうなものでも、冨永愛はそれを自分を引き立てるものとして着こなし、その立ち振る舞いはまるでランウェイのようだった。
グランメゾン東京からのメンバーのほかパリで新しく加わったメンバーが一丸となって尾花が目指す「ミシュラン三ツ星」を獲得しに行く!
お正月のおせち料理では並ばない絶品フレンチをぜひスクリーンでご賞味いただきたい。

『グランメゾン・パリ』12月30日公開


キャスト : 木村拓哉 鈴木京香 オク・テギョン
正門良規 (Aぇ! group)玉森裕太(Kis-My-Ft2)寛一郎
吉谷彩子・中村アン
冨永愛 及川光博 沢村一樹
監督:塚原あゆ子

脚本:黒岩 勉
料理監修:小林圭(Restaurant KEI)

©2024 映画『グランメゾン・パリ』製作委員会

公式サイト

投稿者プロフィール

Kieko
「E.T.」を観て、自転車は爆走すると空を飛ぶと信じ、「グーニーズ」を観て、海には大冒険が待っていると信じていました。そんな私が今注目しているのはインド映画界ボリウッド。踊って歌って笑ってる・・・だけじゃない魅力もあるんです♪
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