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A24ホラー『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』作品レビュー

作品紹介

アリ・アスター、ジョーダン・ピール、サム・ライミら大絶賛!! 

A24ホラー史上最高興収を達成!!

人気双子YouTuber監督が放つ、“最高にブッ飛べる”憑依体験ホラー

母を亡くした女子高校生がSNSで流行りの「#90秒憑依チャレンジ」に参加し、そのスリルと快感にのめり込んでしまったことからかつてない事態に発展していく本作は、2023年のサンダンス国際映画祭で上映されるや大きな話題を呼び、アリ・アスター、ジョーダン・ピール、サム・ライミ、スティーブン・スピルバーグ、スティーブン・キングらが大絶賛!世界中の配給会社がこぞって手を挙げた中、A24が北米配給権を勝ち取り、『ミッドサマー』や『ヘレディタリー/継承』を超える“A24ホラー史上最高興行収入”を記録する大ヒットに!ロッテントマトでも95%フレッシュをたたき出し、すでに監督続投でA24製作による続編『Talk 2 Me』(原題)も早くも決定している。

監督は、本作で衝撃的な長編映画監督デビューを果たしたダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟。超人気YouTuberでもあるふたりのチャンネル「RackaRacka(ラッカラッカ)」は、ブラックで尖ったコメディや、日本アニメの自家製実写版など超個性的でエッジの効いた動画が高評価を集め、受賞歴もある。

ストーリー

母を亡くした高校生のミアは、気晴らしに仲間とSNSで話題の「#90秒憑依チャレンジ」に参加してみる。ルールは簡単。呪物の「手」を握り、「トーク・トゥ・ミー」と唱えると、霊が憑依する――ただし、必ず90秒以内に「手」を離すこと。ミアたちはそのスリルと強烈な快感にのめり込み、憑依チャレンジを繰り返してハイになっていくが、仲間の1人にミアの母の霊が憑依し――。

作品レビュー

“A24ホラー史上最高興行収入”を記録する大ヒット!

オーストラリアの人気双子YouTuber監督が放つ憑依体験ホラー『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』

アリ・アスターやスティーブン・キングらが大絶賛した最注目のホラー映画だ。

母を亡くした高校生のミアは、気晴らしに仲間とSNSで話題の【90秒憑依チャレンジ】に参加する。

小学生の頃日本で一大ブームとなっていたコックリさん的なそれは、呪物の「手」を握って「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊が憑依するというもの。

これには”90秒以内に「手」を離す”という決して破ってはならないルールがあった。

誰かがこのルールを破ると予想はついたが、意外だったのはこのチャレンジは手を握っている間 挑戦した人は全員何らかの霊が見えるという点。そしてその場にいる若者たちはその状況を面白がって大いに盛り上がる事だ。

インチキだと思いながらも肝試し的な感覚でふざけていたらたまたま本当に霊が出てきて恐怖!というパターンではなく、まずそもそも霊はいてその中のどんな霊が憑依するかを楽しむというのが新鮮だった。

奇しくもこの騒動に巻き込まれる事になったミアの親友・ジェイドとその弟ライリー。

自分は多分ジェイドとライリーに肩入れしてしまっていたようで、特にライリーがあまりにも可哀想で見ていて苦しい。そしてそう思わせる彼の演技力も見事だった。

不憫なミアを理解してあげたいとは思うが彼女の陰鬱さがどうにも苦手で、結末に向かうにつれそれは一層深まる。そのせいかラストは妙に納得してしまった。

監督のダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟は日本のコンテンツにも馴染みが深く、Jホラーでは『リング』(中田秀夫監督)などが好きだという。

リングといえば”ビデオテープ”が重要なアイテムとなるが、この作品は “手”。

これに関してまだまだ明かされていない点が多かったのだが、続編が決定しているという事で既にそれが待ち遠しい。

『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』


監督:ダニー&マイケル・フィリッポウ
出演:ソフィー・ワイルド、アレクサンドラ・ジェンセン、ジョー・バード
原題:Talk to Me|95分|オーストラリア|カラー|シネスコ|5.1chデジタル|字幕翻訳:風間綾平|PG12
公式サイト
© 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
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