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バービーの世界を初実写化!『バービー』 作品レビュー

作品紹介

世界中で人気のバービーの世界を初実写化!笑って、泣いて、ハッピーに!最強のドリームファンタジー!

ストーリー

世界で最も有名なファッションドール・バービーの世界を初実写化!『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』のマーゴット・ロビー×『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングで実写化。

完璧でハッピーな毎日が続く《夢》のようなバービーランドで暮らすバービーとケンが、ある日完璧とは程遠い“人間(リアル)世界(ワールド)”に迷い込み、本当に大切なものを見つけるドリームファンタジー。
監督は『レディ・バード』でアカデミー監督賞・脚本賞にノミネートされ評論家から高い評価を得ているグレタ・ガーウィグが務める。笑って、泣いて、ハッピーに!この夏、期待度NO.1の映画『バービー』、史上最大のピンクの夏がくる!

作品レビュー

「バービー」は、グレタ・ガーウィグ監督によるオリジナル作品で、コミカルとハートウォーミングを組み合わせた、現実とファンタジーが交錯するユニークな世界を創り出している。

この映画は、バービードールとしてステレオタイプ(定番)のバービーと、彼女の仲間たちが住むバービーランドの平和で理想的な社会と、そこから現実の世界に飛び出し成長する姿を描いている。

ブロンドでスタイルが良く、完璧な容姿だが考えの浅いバービーが自分自身と向き合い、いつか来る劣化と死や自分の存在意義について考え始めるところが重要なテーマだ。人間には当然ある問題と向き合いながら、バービーが自分探しと成長を遂げていく。

また、バービーランドの男性であるケンたちが、現実世界の男性優位な支配社会に直面する過程も描かれ、ケンたちは自分たちのアイデンティティを見つけ、新たな価値観を築き男性の真のパワーに目覚めていく。

また女性たちのパワーや団結にも焦点を当てている。ステレオタイプのバービーと彼女の仲間たちは、困難に立ち向かい共に成長し、力を合わせるという平和で幸せボケからの脱却がある。

演技陣のキャストは素晴らしく、マーゴット・ロビーは主人公のバービー役に見事に扮し、内面の葛藤や成長を表現している。ライアン・ゴズリングは、ケンとしての魅力をコミカルに演じ深みをもたらし、脇キャストではアクション俳優のシム・リウ(『シャン・チー/テン・リングスの伝説』)がアジア系のケン役を務め、歌手のデュア・リパがマーメイド・バービー役で登場。

英国女優のエマ・マッキー(『ナイル殺人事件』)は、マーゴット・ロビーのドッペルゲンガーとも言われており、顔がとても似ている。エマ・マッキーは物理学博士バービーとして登場している。

「バービー」は洗練された美術と衣装デザインによって、バービーランドと現実世界の対比を効果的に表現しており、ピンクを中心に色鮮やかな映像は夢の中で見るような映像で、男女格差という社会問題と向き合いながらも、ファンタジーの世界を楽しめるだろう。

Barbie』のオリジナル・サウンドトラックは、デュア・リパやザ・キッド・ラロイなど人気シンガーが集結し、ライアン・ゴズリングの『I’m Just Ken』 など、映画のストーリーにそった曲が収録されているので是非聴いてみてほしい。

『バービー』8月11日公開


監督:グレタ・ガーウィグ
脚本:グレタ・ガーウィグ・ノア・バームバック
出演:マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、シム・リウ、デュア・リパ、ヘレン・ミレン、ウィル・フェレル

配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間: 114分
公式サイト 

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投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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