ベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説「大名倒産」(文春文庫刊)が、ついに実写映画化。
ひょんなことから越後丹生山藩・第十三代藩主となる青年・松平小四郎。庶民から一国の殿様へと、まさにシンデレラストーリー!かと思ったのもつかの間、実は25万両、現在の価値で借金100億を抱える、ワケあり藩だった!?いきなり藩の命運を託され、どうする、小四郎――!?
主人公・松平小四郎役には、2023年4月から放送開始する連続テレビ小説「らんまん」(NHK)主演も決定。芸歴27年のキャリアと確かな実力を持ち、今もなお注目を集め続ける国民的俳優・神木隆之介。いきなり若殿(プリンス)になったと思ったら100億もの借金を背負わされるという、“巻き込まれ系プリンス”をコミカルに演じる。その他にも杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、小日向文世、宮崎あおい、浅野忠信、佐藤浩市と日本映画界を代表する豪華キャストが集結。
監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』など、今最も注目を集める前田哲。脚本は、映画『七つの会議』やドラマ「半沢直樹」の丑尾健太郎と、ドラマ「特捜9 season2~4」「下町ロケット」の稲葉一広の共同脚本。
いつの時代も我々の生活に縁深い“お金”をテーマに、巻き込まれ系プリンスと仲間たちが贈る愉快痛快!人生逆転エンターテインメントが誕生!!
越後・丹生山藩の鮭役人の子、間垣小四郎(神木隆之介)は、お人よし過ぎて商売上手とは言えないが、皆に愛され平和に暮らしていた。そんなある日、大勢の役人たちが家にやってくる。驚く小四郎に父・作兵衛(小日向文世)が衝撃の事実を告げる。
なんと彼は、<松平>小四郎―徳川家康の血を引く、丹生山藩主の跡継ぎだったのだ!さらに、実の父・一狐斎(佐藤浩市)は小四郎に国を任せ、さっさと隠居。庶民から殿様へと突然、幸運を手にしたかのように見えた…のもつかの間、実は丹生山藩は25万両(およそ100億円)もの借金を抱えるワケあり藩!困り果てる小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。
返済日に藩の倒産を宣言し、借金を踏み倒せば皆助かるというのだ。しかし・・・実は一狐斎は、息子に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった!小四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ!人生最大のトラブルに巻き込まれた若きプリンス、一体どうする――!?
浅田次郎の小説を前田哲監督が映画化した『大名倒産』
江戸時代。ある日突然、越後・丹生山藩の藩主となった青年・松平小四郎(とその仲間たち)の人生逆転エンタテインメント!
お殿様である藩主が一体何からの逆転を?といったところだが、なんと藩は藩でも丹生山藩は財政難の貧乏藩。
25万両(現在の価値で100億円)もの借金を抱えた丹生山の藩主となった小四郎が、借金返済のため奮闘するさまが描かれている。
小さな節約から大きな改革まで、小四郎たちの切り詰め生活は現代社会にも通じるものばかりで面白い。
100億とは比べものにならないが、私たち現代人も月々のカード払いやスマホの分割代金、車や家のローンなどに追われ…更には物価の高騰により節約を迫られる暮らしをしている人が大半だ。
映画の鑑賞料金さえも値上げとなった今、この作品での節約術は参考にもなった。
なんせ、大変な状況にも関わらず皆楽しそうなのだ。
無駄を省いてケチケチするだけでは気が滅入ってしまうし視野も狭くなってしまう。
同じ目標に向かって皆で工夫し努力する姿は、それを近くで見ている人の心を変える力もあると思えた。
神木隆之介が主演を務め、意外にもキャリア初だという”ちょんまげ姿”にも挑戦。小四郎の幼なじみ・さよを杉咲花、小四郎の兄・新次郎を松山ケンイチ、実の父・一狐斎を佐藤浩市が演じる。
公開を記念して、6/23から玉光堂四丁目店・玉光堂イオン千歳店ではパネル展も開催予定。
それらも併せて楽しんで欲しい。
原作 :浅田次郎「大名倒産」(文春文庫刊)
主演 :神木隆之介
出演 :杉咲花 松⼭ケンイチ
⼩日向⽂世 / ⼩手伸也 桜田通 / 宮崎あおい
キムラ緑子 梶原善 / 勝村政信 石橋蓮司
高田延彦 藤間爽子 カトウシンスケ 秋谷郁甫 ヒコロヒー
浅野忠信 / 佐藤浩市
監督 :前田哲
脚本 :丑尾健太郎、稲葉一広
製作 :『大名倒産』製作委員会
配給 :松竹
上映時間:120分
公式サイト
©2023映画『大名倒産』製作委員会