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映画『イチケイのカラス』1月13日公開 作品レビュー

作品紹介

竹野内豊・主演!超ユニークな裁判官を描き、高視聴率を記録したドラマ
あの“イチケイ”が映画になって帰ってくる――!!

日本の民放連続ドラマ史上初めて≪刑事裁判官≫を主人公にし、 放送当時の最高視聴率は13.9%を記録! 竹野内豊が演じる、自由奔放で型破りなクセ者裁判官・入間みちおと、黒木華が演じる、上昇志向が強い超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴の“ちぐはぐコンビ”のコミカルな掛け合いや、迷い葛藤しながらも<真実>のみを追求し、社会の闇を暴いていくイチケイメンバーの物語が視聴者を魅了。内容面でも高い評価を受け、大きな話題となりました。そして、この度そんな“イチケイ”が映画になって帰ってきます!

映画で描かれるのはドラマから2年後。今回みちおが挑むのは「職権発動」が通用しない国家機密。一方、坂間は裁判官の“他職経験制度”で弁護士に期間限定で転職し、法廷でみちおとまさかの対決―!?そして、みちおと坂間が事件の真実に近づいた時、 より深く大きな
”闇“が2人の前に立ちはだかる―!?

本作のメガホンをとるのは『コンフィデンスマンJP』はじめ、数々の大ヒットドラマを手掛ける田中亮監督。ドラマから更にスケールアップしたストーリーと、魅力的なキャラクター達。

この冬、新たなリーガル・エンターテインメント超大作が
あなたをスクリーンで待ち受けます!!

ストーリー

入間みちおが、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を去って 2 年。
異動先の熊本で多くの「みちおの犠牲者」を出したみちおは、岡山県瀬戸内の長閑な町に再び異動になっていた。

異動早々、みちおが担当することになったのは、平凡な主婦が史上最年少防衛大臣に包丁を突きつけたという傷害事件。事件の背景には、近海で起きたイージス艦と貨物船の衝突事故が関係していた。不審点だらけの衝突事故。みちおはもう一度調べようと動き出す。だが、イージス艦の航海内容は全て国家機密。みちおの伝家の宝刀「職権発動」が通用しない難敵であり、さらに最年少防衛大臣・鵜城英二が立ちはだかる…!!

一方、坂間千鶴は、「裁判官は必ず他職を 2 年経験しなくてはいけない」 という慣習から、弁護士として活動を始めていた。配属先は…奇しくもみちおの隣町…!
そこで出会った人権派弁護士・月本信吾と新たにバディを組み、小さな事件にも全力投球していく。そして、人々の悩みに寄り添う月本の姿に、次第に心惹かれていく…。
そんな中、町を支える地元大企業のある疑惑が浮かび上がる―。

2つの事件に隠された、衝撃の真実。
それは決して開けてはならないパンドラの箱だった――!?どうする、みちお・・・!!!?

作品レビュー

昨年の春に話題だったドラマがスクリーンで再登場!

裁判所を舞台としたリーガルドラマ。弁護士が主人公のドラマは数多く存在するが、裁判官が主役という異色作はとても注目されていた。

最終学歴は中卒で風変り。いつも周りの人間を巻き込み、趣味はふるさと納税で事務所にはそれら戦利品(?)で溢れかえっている。同じテレビ局の人気ドラマをどうしても連想させられたが、主人公演じる竹野内豊の柔らかい美声は心地よかった。

主人公、入間みちおは常にマイペース。「職権を発動します」がお決まりのセリフで、裁判官が自ら現場へ出向き検事や弁護士らと共に捜査を始める。裁判官は次から次へと飛び込んでくる多くの裁判数をこなさなければならないが、案件ひとつひとつを丁寧に確実に判決へ導いていく。いや本来全てそうあってほしいと願うが実際はパターン化されているのが実情なのではと想像してしまう。

そんな主人公に振り回されていた同じ裁判官が松たか子、ではなく黒木華である。坂間千鶴という東大法学部卒という高学歴で超が付くほどの堅物真面目人間。だが映画では他職経験制度に則り弁護士役で登場。そして舞台は東京から閉鎖的な田舎町に移っている。

弁護士vs検事、ではないため2人が対立するわけではないが、ドラマからの関係上、坂間は入間を敵視している。このあたりはドラマを見ていない人にとってはわかりにくいだろう。

メイン2人以外のキャストにも注目してもらいたい。エリート防衛大臣に向井理。坂間とバディを組むことになる弁護士役に斎藤工。地元の産業医に吉田羊にその夫である役場職員、宮藤官九郎。重要被告人には田中みな実と豪華てんこ盛りである。

特に斎藤工の役どころには考えさせられるものがあり、「正義」にやるせなさを感じずにはいられなかった。比較的ライトなドラマだっただけにまさかの容赦ない展開にドラマファンはたじろぐかもしれない。でももしかしたら本筋より訴えたかった部分なのではと思う。

ドラマでは基本一話完結だったが、映画では幾層にも折り重なった大小の点と点が線になり真実に繋がっていく様はお見事と言えるだろう。

多少の分かりづらさは否めないが、劇場版にふさわしい展開となっている。刑事ドラマ然り、往々にして黒幕が政治に繋がる作品は多いが、本作のような汚職以外の問題について意見は分かれるだろう。序盤の細かい事柄が実は伏線だったりするので目を離さず頭をフル回転させて楽しんでもらいたい。

また、意外なスペシャルゲストも登場するのでお見逃しなく!!

映画『イチケイのカラス』1月13日公開

キャスト: 竹野内豊 黒木華
斎藤工 山崎育三郎  柄本時生  西野七瀬 田中みな実
桜井ユキ 水谷果穂 / 平山祐介 津田健次郎 八木勇征
尾上菊之助 宮藤官九郎
吉田羊 向井理 小日向文世
原作:浅見理都「イチケイのカラス」(講談社モーニングKC刊)
監督:田中亮(『コンフィデンスマンJP』他)
脚本:浜田秀哉
公式サイト
上映時間:119分

©浅見理都/講談社
©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社

投稿者プロフィール

坂本早苗
札幌市内で働くOL。
ストレス発散はテニスで体を動かすことと大好きなパンを求め全国のパン屋さんの情報収集。着る服は骨格診断を意識しています。
映画は年齢と共にミニシアター系が好みに。
沢山の映画と出会い、観て聴いて考えてお気に入りを探していきたいです。
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