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期待の続編『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』作品レビュー

作品紹介

今年も色々あったけど、最後は「ボスベビ」で笑い飛ばそ!ドリームワークス・アニメーション史上、日本歴代No.1『ボス・ベイビー』待望の続編が、パワーアップして日本上陸!!

2018年に公開され、世界一キュートな“おっさん赤ちゃん”で超ド級の大ヒットを記録した『ボス・ベイビー』。第90回アカデミー賞の長編アニメーション映画賞にもノミネートされ、世界中で600億円を超える興行収入を稼ぎだした。 

日本においても、ムロツヨシの吹き替え版も話題を呼び、興行収入が34億円を超えるなど、子どもから大人まで幅広い層に愛され一大ブームに。ドリームワークス・アニメーション史上、日本歴代No.1の記録を打ち立てた大ヒット作だ。そんな前作から4年近くを経て、遂にその続編となる待望の『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』が日本上陸!

ストーリー

物語の舞台は、前作から25年後の世界。見た目は赤ちゃん、中身はおっさんだったボス・ベイビーも大人になり、見た目も中身も正真正銘のおっさんに。世界中を飛び回るエリートビジネスマンとして大成功していたが、兄ティムと繰り広げた大冒険の記憶も、ベイビー社の記憶もなくしていた。一方ティムは、タビサとティナという娘を持つ幸せな専業主夫に。成長した兄弟2人はすっかり疎遠になっていた。

そんなある日、ベイビー社にある情報が入る。長女タビサが通う学校の校長アームストロング博士が、世界征服を企んでいるというのだ。世界を救うためには〈ボス・ベイビー〉の協力が不可欠と、彼らの元に〈ボス・レディ〉が派遣されるが、なんとそれはティムの次女ティナだった!

「わたし、ボス・レディ。新たな任務を伝えに来たわ」

ボス・ベイビーとティムはスーパーミルクで赤ちゃん返りし、ふたたびコンビを組むことに。学校への潜入捜査に向かうが――2人は、史上最大のミッションをクリアし、世界と家族を救うことができるのか!?

作品レビュー

出来るか出来ないかを決めるのは自分だー

笑えて感動も出来る映画な上に名言も多数!

人生の指針ともなる沢山の言葉をくれたあのボス・ベイビーが帰ってくる!

見た目は赤ちゃん、知能は大人。

ベイビー株式会社からやってきたボス・ベイビーと兄となったティム・テンプルトンが協力し合い大好きな両親を救ったあの出来事から25年。

ボス・ベイビーは当時の記憶はないながらも、天才的な知能と経営の才能で今や正真正銘のエリート社長になっていた。

一方のティムは2人の娘を育てる専業主夫となり、持ち前の想像力で家族を楽しませる日々。

前作では「ボス・ベイビー」の出現により両親の愛情を一身に受けられなくなった事に不満を抱いていたティム。

今まで存分に愛されてきたのに、朝から晩までボス・ベイビーにかかりっきりの両親から、寝る前の子守唄もハグもしてもらえず面白くない毎日を過ごしていた。

そんな彼の様子は、世の長男・長女にとって共感出来る事ばかりだったに違いない。

両親の為、そしてベイビー株式会社の為に仕方なく同盟を結んだティムはいつしか”弟への愛”と”兄としての自覚”を目覚めさせたわけだが、いくつかの些細なすれ違いをきっかけに兄弟はすっかり疎遠になっていた。

そんなある日、ベイビー株式会社に悪の天才博士が世界征服を企んでいるという情報が入る。

再びボス・ベイビーとティムの力が必要となるわけだが、その任務を伝える為に現れたのは、新たに「ボス・レディ」に任命されたティムの娘ティナだった!?

ボス・ベイビーの吹替はムロツヨシ。前作では声優初挑戦とは思えない程にこの役がしっくりきていた彼が、今作でも非常にハイレベルな演技を見せてくれていた。

子供の頃のティムを演じていた芳根京子は、今作ではティムの8歳の娘・タビサ役に。

以前のティムの声も少年らしくてとても良かったのだが、少し大人びた女の子タビサの声もこれまたマッチしていたので彼女は本当に凄い俳優だと改めて感じる事となった。

前作の終盤で大人になったティムを演じた宮野真守が本作では大人のティムと赤ちゃん返りしたティムを演じ、喜怒哀楽の感情表現たっぷりの実にティムらしい様子をみせてくれている。

監督は引き続きトム・マクグラスが務め、子離れ・親離れの少しの寂しさとそれぞれの心の成長を描く。

目が離せないドタバタやワクワクするような近未来的な学校の様子を楽しみながら、年頃の娘と父親との距離感までをも表現したハートフルでキュートな作品を堪能して欲しい。

予告動画

『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』

キャスト
ボス・ベイビー   アレック・ボールドウィン / ムロツヨシ
ティム       ジェームズ・マースデン / 宮野真守
ボス・レディ    エイミー・セダリス / 多部未華子
タビサ       アリアナ・グリーンブラット / 芳根京子
ジャニス      リサ・クドロー / 乙葉
テッド・シニア   ジミー・キンメル / 石田明(NON STYLE)
キャロル      エヴァ・ロンゴリア
ウィジー      ジェームズ・マクグラス
アームストロング博士  ジェフ・ゴールドブラム
スタッフ
監督  トム・マクグラス
原作  マーラ・フレイジー
音楽  ハンス・ジマー、スティーヴ・マッツァーロ
配給:東宝東和、ギャガ
原題:BOSS BABY FAMILY BUSINESS/スコープサイズ/5.1chデジタル/カラー作品/アメリカ映画/上映時間:1時間47分/字幕翻訳:山下 桂/吹替版翻訳:中村久世
公式サイト
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投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
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