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佐々部清監督の遺作『大綱引の恋』5月7日公開 作品レビュー

作品紹介

佐々部清監督、渾身のラストストーリー
鹿児島県薩摩川内市に420年近く続く勇壮な“川内大綱引”に青春をかける鳶の跡取りと、甑島に勤務する韓国人女性研修医の切ない恋、そしてその二人を取り巻く家族模様を描く。主人公・武志役を『RAILWAY 49歳で電車の運転士になった男の物語』で日本アカデミー賞第34回新人俳優賞を受賞するなど、演技力の評価が高い三浦貴大。相手役を、女優だけではなく岩井俊二監督の指導を受け監督もこなす知英。またNHK連続テレビ小説でヒロインを演じるなど、出演作が目白押しの比嘉愛未。その他、石野真子、松本若菜、西田聖志郎、朝加真由美、升毅など実力派が多数出演。なお本作は、数々の家族愛をテーマにした名作を世に送り出してきた佐々部清監督の遺作となる―。

ストーリー

これは、それぞれの愛の物語
有馬武志(三浦貴大)は35歳にして奥手の独身。鳶の親方であり“大綱引”の師匠でもある父・寛志(西田聖志郎)から常々「早う嫁を貰うて、しっかりとした跡継ぎになれ」とうるさく言われている。とある日、ふとした事件から韓国人女性研修医ジヒョン(知英)と出会い、次第に心を通わせるようになる。

その頃有馬家では、母・文子(石野真子)が定年退職を宣言し女将も家事も放棄したため、妹・敦子(比嘉愛未)も含め家族の皆が四苦八苦する。一方、年に一度の一大行事“大綱引”が迫るなか、武志はジヒョンから「あと2週間で帰国するの」と告げられる。「出会いとは?」「結婚とは?」「家族とは?」「覚悟とは?」―二人の恋を通して描かれる様々な愛の物語。

作品レビュー

私たちの周囲にもある、出会い、恋愛、結婚、家族の問題という日常と年に一度だけの大綱引きのイベントという非日常が交差した物語。
主人公の武志は心優しいが奥手男子。ある日偶然出会う韓国人研修医のジヒョンに出会い彼女に惹かれていく。そして武志の妹・敦子も、少し影のあるシェフ・弦太郎との距離を縮ませる。
有馬家では母の文子が定年退職をし、家業の女将と主婦業を引退し母親が家事を放棄したため、家の中はてんてこ舞いの状態に。


やがて年に一度、鹿児島県薩摩川内の大イベント”川内大綱引”のため、準備を始める川内市の人々。恋愛や家族トラブルで忙しい武志だが、思いもよらぬ方向で大綱引と関わることになる。

川内市では毎年3000人の男たちが大綱引に参加するという。かなり緊迫感のある大綱引で上方と下方に分かれて綱を引き合う。映画は前半恋愛と家族編。後半は郷土の祭り編。大綱引の迫力あるドキュメンタリー映像と恋愛ドラマが融合した作品。

正直映像では綱引きのルールと勝敗が解りにくいが、たくさんの人々が総出で作り上げる川内大綱引の魅力や、勇ましい男たちの姿が印象的。恋愛もしっかりと盛り込まれているので、甘いラブストーリーが好きな方にオススメしたい。

予告動画

『大綱引の恋』5月7日 サツゲキ 他 全国公開

キャスト: 三浦貴大、知英、比嘉愛未、升毅、石野真子
監督/佐々部清
配給/ショウゲート
上映時間:108分
ohzuna-movie.jp 

©︎2020映画「大綱引の恋」フィルムパートナーズ

投稿者プロフィール

佐藤 友美
佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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