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ロバート・ダウニーJr.主演『ドクター・ドリトル』作品レビュー

作品紹介

「アリス・イン・ワンダーランド」「マレフィセント」のスタッフと、アカデミー賞®に輝くスティーヴン・ギャガン監督、そして豪華キャストが集結。100年間も愛され続けてきた世界的ベストセラーに基づく、誰も見たことのない「ドクター・ドリトル」が全世界を魅了する!

ストーリー

動物と話せるドリトル先生は、名医だが変わり者。世間から遠ざかり、様々な 動物たちとひっそりと暮らしていた。しかし、若き女王が重い病に倒れたと聞き、 ドリトル先生は女王を救える唯一の治療法を求めて伝説の島へと冒険の旅に出発する。一緒に行く仲間は助手のスタビンズ少年と、ドリトル先生が最も信 頼する親友である頑固なオウム、臆病なゴリラ、とぼけたアヒル、陽気なシロクマ、 皮肉屋のダチョウなど個性豊かな動物たち。ほかにもメガネをかけた忠実な犬や、 おしゃべりなキリン、賢くて勇敢なキツネ、昆虫など数多くの生き物が登場! 旅の中で明らかとなっていく、ドリトル先生の過去、国を揺るがす陰謀…… 物語はめまぐるしく動き出す。

作品レビュー

動物の言葉が話せる変わり者の医者と、個性溢れる動物たちが紡ぐアドベンチャーストーリー。と、一言で片付けてしまうには勿体無い壮大な冒険だ。女王を助けるために旅へ出航する一族なのだが、途中何度も目的を見失うほど予想を遙かに超えるアクシデントに遭遇する。

20年ほど前に公開されたエディ・マーフィー主演のコメディ映画をイメージしていた私としては拍子抜けだったが、次から次へと忙しく展開されるシーンに息をつく暇もなかった。

主演は「アイアンマン」シリーズや「シャーロック・ホームズ」シリーズでお馴染みのロバート・ダウニー・Jr。私は今回のドリトル先生は「風変わり」という共通項からシャーロックの延長線上に存在しているように思えた。色気のある魅力的な俳優の一人だ。個人的には次回作で大人の恋愛映画を希望する。

妻を亡くし悲観に暮れるドリトル先生。元々変わり者だったが更に人間との接触を避け森の中で動物たちとひっそり生活を送っていた。そこへ狩猟中に誤って撃ってしまったリスを助けるためやってくるスタビンズ少年。常日頃から狩猟に抵抗を持っていたスタビンズ少年は様々な動物と会話しリスの命を救ってくれたドリトル先生にたちまち魅せられる。自ら助手を志願し旅へ同行することとなったスタビンズ少年。唯一(?)まともなこの少年から見える世界こそが我々観客目線なのではないかと思う。スタビンズ少年演じるハリー・コレットもユニークな動物たちに負けず劣らず可愛いので癒しポイントでもある。

C Gと生身の人間との融合を駆使し撮影されている本作だが、常に色彩豊かな視覚効果を与えてくれる。色鮮やかな景色とユニークな動物たち、それだけでもワクワクが止まらないだろう。

私のお気に入りは臆病なゴリラだったが、きっと人間がイメージしている性格と異なる動物もたくさん沢山いるのではないかと想像する。人見知りのライオンなんていたら可愛すぎる。毎日動物の動画を見ては癒されているが、それに言葉が理解できたらどんなに楽しいだろう。まさに私もドリトル先生に憧れるスタビンズ少年だった。

邦画でも豪華キャストが動物たちの声として息を吹き込んでくれる。

大人と子供、家族で楽しんでもらいたい映画である。

予告動画

『ドクター・ドリトル』

出演:ロバート・ダウニーJr.、アントニオ・バンデラス、マイケル・シーン、ジム・ブロードベントほか
動物の声の出演:エマ・トンプソン、ラミ・マレック、トム・ホランドほか
監督: スティーヴン・ギャガン
製作 ジョー・ロス、ジェフ・キルシェンバウム、スーザン・ダウニー
配給:東宝東和
上映時間: 101分

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投稿者プロフィール

坂本早苗
札幌市内で働くOL。
ストレス発散はテニスで体を動かすことと大好きなパンを求め全国のパン屋さんの情報収集。着る服は骨格診断を意識しています。
映画は年齢と共にミニシアター系が好みに。
沢山の映画と出会い、観て聴いて考えてお気に入りを探していきたいです。
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