全世界待望の続編!
互いの生と正義を賭けた、喰種VS喰種のバトルアクションエンタテインメント開幕!!
2011年より週刊ヤングジャンプにて連載が開始された『東京喰種トーキョーグール』と2014年からは『東京喰種トウキョーグール.re』は、全世界発行部数累計4400万超え、アニメ・ゲーム・舞台と、2018年7月連載終了後も様々なコンテンツで熱狂的な人気を誇る。2017年7月の前作『東京喰種トウキョーグール』は大ヒットを記録し、400万人を超える人達が視聴する結果となった。そして2019年7月。全世界待望の続編がいよいよ公開。
不慮の事故により、人を喰らわないと生きられない【喰種】と人間のハーフになってしまった金木研(カネキ ケン/窪田正孝)が、悩み葛藤しながらも人間と喰種の「共存」に向けて闘う姿を描いた本作。カネキの最大の宿敵である喰種・月山習(ツキヤマ シュウ)役に松田翔太、ヒロインの霧嶋董香(キリシマ トーカ)役に山本舞香をはじめ、鈴木伸之、小笠原海、白石隼也、木竜麻生、桜田ひより、森七菜、坂東巳之助、知英など注目の実力派俳優が続々集結。カネキVS月山、互いの生と正義をかけた手に汗握る極上のバトルアクションに、ぜひご期待ください!
不慮の事故により、人を喰らわないと生きられない【喰種】と人間のハーフになってしまったカネキ(窪田正孝)。葛藤を抱えながらも、トーカ(山本舞香)や喰種たちが集う喫茶店あんていくの仲間たちと、ささやかながらも幸せな毎日を送っていた。そんなある日突然現れた男・月山習(松田翔太)により、【喰種レストラン】に招待されるのだが、彼は美食家〈グルメ〉と呼ばれる、史上最悪の喰種だった―。カネキの香りにただならぬ執着を見せ、喰らうためにはどんなことも厭わない月山。その魔の手は、次第に周りにも及び始め・・・。果たして、大切な仲間たちを守り抜くことができるのか!?
前作の公開が2年前の2017年7月、ファン待望の続編がいよいよ公開となる。本作『東京喰種 トーキョーグール【S】』では、美食屋(グルメ)として有名な喰種の月山(松田翔太)と、カネキ(窪田正孝)との出会いと闘いがメインとなる。実写版では一部カットはあるが漫画原作に忠実で、その台詞までがそのまま表現され、原作ファンの期待を決して裏切らない。
冒頭でモデルのマーガレットが、月山の餌食にされるグロいシーンからスタートする。このシーンに関しては原作と設定が異なるオリジナル映像だ。
そして、月山を演じるのは松田翔太。原作では美形のナルシストでキワモノキャラだが、実写の月山は見た目が麗しく更に美形な雰囲気と【習サマ】と呼ばれるに相応しい気品がある。
原作と異なるのは、月山の仮面のデザイン。原作は月のようなデザインだが実写版では、フルフェイスのユニークな形となっている。
月山といえぱ、原作者のお気に入りキャラクターであり、今回の月山VS主人公カネキのバトル編だけではなく、今後の作品にも登場する重要人物となる。
主人公のカネキは人間と喰種が事故によって人工的に作られた半喰種で、隻眼の持ち主という、絶対に生まれないはずの希少な喰種。だからこそカネキを食したいと美食屋喰種・月山の強い欲求により、周囲の人間と喰種を巻き込んだ壮絶なバトルを繰り広げる。
トーカ役は山本舞香が演じており、彼女の大きな目や可愛らしい表情に反したキレのあるアクションは、魅力的で存在感がある。
原作ではアオギリと呼ばれる喰種に誘拐されたカネキが髪の毛が白くなり、白鳩(ハト)と呼ばれる対喰種警察組織との抗争で、喰種を守る存在となるカネキが強くなってからが面白くなるのだが、本作でのカネキはまだトーカに鍛えられ特訓中と喰種としては発展途上中で強くはない。よって本作以降の続編からが、ますます面白くなっていくはずだ。
原作を全く知らない観客にとっては、ホラー映画のような殺戮シーンと、人喰いの映像は身の毛がよだつほどの恐怖を感じるだろうが、原作ファンにとっては、月山VSカネキのバトルは、彼らが友情を確立する前の前哨戦として、微笑ましく思えるかもしれない。原作のファンとして満足感ある仕上がりとなっている。
出演:窪田正孝 山本舞香 鈴木伸之 小笠原海 白石隼也 木竜麻生 森七菜 桜田ひより 村井國夫/知英 マギー ダンカン 柳俊太郎 坂東巳之助/松田翔太 他
監督:川崎拓也 平牧和彦
原作:石田スイ「東京喰種トーキョーグール」 (集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
配給:松竹 <R15+>
上映時間: 97分
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©石田スイ/集英社 ©2019「東京喰種【S】」製作委員会