• 道内最大級の映画レビューサイト

海中バトルエンターテイメント「アクアマン」作品レビュー

作品紹介

「ワイルド・スピード SKY MISSION」監督最新作。
今度は、海だ! その日人類は、海底からの未知の脅威に襲われる――人類を超えるテクノロジーと巨大モンスター軍で地上征服を狙う、アトランティス帝国。
海の生物すべてを味方にする力を持つ男、アクアマンがやむなく立ち上がるが……圧倒的な脅威に、彼は一体どう立ち向かうのか!? 予測不能の海中バトル・エンタ-テイメント!

ストーリー

その日人類は、海底からの未知の脅威に襲われる――地上を超えるテクノロジーと巨人モンスター軍で地球征服を狙う、アトランティス帝国。
海の生物すべてを味方につける力を持つ男、アクアマンがやむなく立ち上がるが・・・圧倒的な脅威に、彼は一体どう立ち向かうのか!?

感想

「ワイルド・スピード SKY MISSION」や「死霊館」シリーズのジェームズ・ワン監督がメガホンを取った、初のスーパーヒーロー映画でDCエクステンデッド・ユニバース最新作「アクアマン」だ。

物語の冒頭は、アクアマンの生い立ちが詳しく登場し、両親の馴れ初めから超人能力を発動するまでの幼少期や、格闘技を身につける思春期などが丁寧に描かれている。

海中にあるアトランティス帝国の王女で、アクアマンの母親・アトランナを演じているのがニコール・キッドマンで、顔がまるで若かりし頃の彼女そのものだが、どうやら若返り特殊メイクのようだ。
同じくアトランティス帝国の参謀バルコ役のウィリアム・デフォーの回想シーンの若返りメイクにも驚いた。細かい設定はジェームズ・ワン監督の為せる技である。

物語はダイナミックな水中版「スター・ウォーズ」のようだ。
人類を超えるテクノロジーを持ったアトランティス帝国の兵士たちは、ストームトルーパーみたいで、奴らが動く度に発する機械音は「トランスフォーマー」や「ロボコップ」の特殊音に似ている。


極めつけは「パシフィック・リム」っぽい怪獣が登場したり「ジュラシック・ワールド」のような雰囲気もあり「インディー・ジョーンズ」っぽいトレジャーハンティングや、海の中はディズニー映画の美しい海中シーンを連想させる。

これまでに大ヒットしたハリウッド作品の良いところを少しずつ融合させた感じは否めないが、挿入歌は「ワイルド・スピード」っぽいノリで若い世代ウケを狙っている。

主役のアクアマンを演じたジェイソン・モモアは、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でアクアマンとして初登場し、「ジャスティス・リーグ」で再登場。

本作が初のアクアマン主演作品だが、当初はむさくるしい大男というイメージで、スーパーマン役のヘンリー・カヴィルやフラッシュ役のエズラ・ミラーという神レベルのイケメンの中では、目立つ存在ではなかった。

しかし本作でその脇キャラのイメージを払拭し、193cmの高身長と鋼のように割れた腹筋と鍛えられた身体と、ロン毛に濃い顔という異色な海のヒーローは、ただカッコよいだけではなく、野性味と人情味が溢れるおおらかなヒーローの誕生だ。


ストーリーは地上と海中、2つの世界を巻き込んだ壮絶な兄弟喧嘩で、アクアマンの母親・アトランナの死因にトラウマを持つ異父兄弟の世界を賭けた闘いがメインだが、物語に付随したトレジャー・ハンティングや、アクアマンに恨みを持つ者の復讐劇も絡み、上映時間の143分をよりドラマティックに盛り上げる。

家族の愛や男女の恋愛など様々な愛と憎悪が混在しながら、ド派手な映像とカンフー映画張りのアクションシーンに、アクアマンのユーモアを交えて、流石のジェームズ・ワン監督見せてくれるな~!と大満足の面白さ!!

アクアマンを支える王女メラの美しさにも注目で、まるで人魚姫のような輝きを放っている。

美しい海底と超絶アクションや予想外のサプライズもあり、年の幕開けに相応しい海中バトル・エンターテイメントだ。

ぜひ IMAX® 3D/4DXで鑑賞しアミューズメント映画として楽しんでほしい!!

予告動画

「アクアマン」

【監督】ジェームズ・ワン(「ワイルド・スピード SKY MISSION」「死霊館」「ソウ」シリーズ)
【脚本】ウィル・ビオール
【出演】ジェイソン・モモア(ゲーム・オブ・スローンズ)、アンバー・ハード(ジャスティス・リーグ)、パトリック・ウィルソン(ウォッチメン)、ウィリアム・デフォー(スパイダーマン)、ニコール・キッドマン(ムーラン・ルージュ)、ドルフ・ラングレン(エクスペンダブルズ)
上映時間: 143分
公式サイト
配給:ワーナー・ブラザース
原題: AQUAMAN

© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
error: Content is protected !!