「超」劇場版、始まる――。
1984年から週刊「少年ジャンプ」で10年半に及ぶ連載を経て、テレビアニメ、ゲーム、カード等、日本のみならず全世界で桁外れの人気を誇る伝説的コミック「ドラゴンボール」。その人気は留まるところを知らず、2013年には17年ぶりに劇場版シリーズが復活し、『ドラゴンボールZ 神と神』、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』と、立て続けに大ヒットを記録。
そして2015年、原作者・鳥山明の原案による、新たなTVシリーズ「ドラゴンボール超」がスタート。
魔人ブウとの闘いの後の悟空たちを描いた超スケールアップ&超型破りな展開は、かつて夢中で連載を追いかけた大人から、初めて「ドラゴンボール」に触れる子どもたちまで、幅広いファンの心を鷲掴みにした。そして、悟空とフリーザの共闘という誰も予想しなかったクライマックスを経て、大熱狂の中で惜しまれながらも幕を閉じた「ドラゴンボール超」が、この冬、シリーズ初となる劇場版で帰ってくる!
劇場版20作品目のメモリアルを迎える本作では、再び鳥山明が脚本を手掛け、大団円を迎えた「超」のその先の物語が紡ぎ出される。
終わらない伝説、「ドラゴンボール」の新たな物語が始まる――。
これは、新たな“サイヤ人”の物語。
「力の大会」後の平和な地球。宇宙にはまだまだ見た事のない強者がいると分かった悟空は、更なる高みを目指して修業に明け暮れていた。そんなある日、悟空とベジータの前に現れたのは、見たことがないサイヤ人“ブロリー”。惑星ベジータ消滅とともにほぼ全滅したはずの“サイヤ人”がなぜ地球に?再び地獄から舞い戻ったフリーザも巻き込み、全く違う運命をたどってきた3人のサイヤ人の出会いは、壮絶な闘いへ――。
ドラゴンボールが好きだ。
コミックスも購入し帯の繋がりを楽しみながら読んでいたし、アニメも動く悟空にドキドキしながら毎週観ていた。
大人になってからはタイミングが合った時に観る程度ではあったが、やはりいつでもワクワクさせられた。
そんなドラゴンボール。
気付けば悟飯やトランクスが相当強くなり活躍していたりもしたが、自分は悟空・ベジータ史上主義なのでやはりまだまだ強い2人が観たいしそれに期待してしまう。
今作はそんな2人が中心のストーリーという事で観ていて熱くなる。
原作者は鳥山明。
今回キーとなるサイヤ人 ブロリーが以前アニメ映画に登場した際 鳥山明氏はデザインのみで内容的にはほぼノータッチだったようだが、この映画は原作・脚本・キャラクターデザインを担当している。
その為、今まで以上に3人のサイヤ人の魅力を十分に伝えてくれるものになっているように思う。
「ドラゴンボール超」のシリーズ初となる劇場版はTVアニメシリーズディレクターの長峯達也氏が監督を務める。
サイヤ人 VS サイヤ人という「超」対戦にフリーザ軍の思惑のあれこれも加わり、壮大なスケール かつ ドラマティックな内容となった。
声優陣も「超」豪華!
孫悟空・悟天・バーダック役が野沢雅子なのは勿論だが、フリーザ軍の一員 チライを水樹奈々、レモを杉田智和が熱演。
どちらも憎めないキャラクターだ。
その他、個人的に印象に残ったのがバトルシーンの音楽である。
サッカーや野球の応援チャントを思わせる一体感のある楽曲。
これは敢えて狙っているのだろう。
最初は何事だ?!と思っていたのに聴いているうちにクセになってくる。
主題歌の三浦大知『Blizzard』も格好良かったのだが、バトルシーンの音楽が妙にツボにはまってしまった。
本題に戻るが、年齢を問わずに楽しめるアニメ映画の1つとしてドラゴンボールは間違いないと言える。
子供を連れて観に行くお父さん・お母さんも思わず見入ってしまうのではないだろうか。
親子で映画館に足を運び、サイヤ人のバトルに手に汗握り 親子の絆や友情をしっかり感じて欲しい。
「ドラゴンボール超 ブロリー」2018年12月14日 札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌 他で公開
原題・英題
DRAGON BALL SUPER:- BROLY –
原作・脚本・キャラクターデザイン:鳥山明
監督:長峯達也 作画監督:新谷直大 音楽:住友紀人
声の出演:
野沢雅子 堀川りょう 中尾隆聖 島田敏
久川綾 古川登志夫 草尾毅 山寺宏一 森田成一
宝亀克寿 水樹奈々 杉田智和
製作:「2018 ドラゴンボール超」製作委員会 配給:東映 配給協力:20世紀フォックス映画
上映時間:100分
(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会