史上最恐!! 新体感サバイバルホラーがついに日本解禁!!
本年4/6に全米で公開され、累計1億8000万ドル以上を稼ぎ出し、 シリーズ・続編を除くオリジナルの作品で2018年度No.1を記録。
全世界でも3億ドルを突破するなど、ホラー映画で類を見ない世界的 大ヒットを続けている『クワイエット・プレイス』。90分間緊張から抜け出せない、新体感サバイバルホラー!
音に反応し人間を襲う“何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した世界。そこでは、あるルールを守り、生き延びる一組の家族がいた。
「決して、音を立ててはいけない」その“何か”は呼吸の音も逃さない。
その“何か”に一瞬でも聞かれると即死する。手話を使い、裸足で歩き、 道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らす彼らだが、なんと母親は出産を目前に控えているのであった。
果たして彼らは、最後まで沈黙を守れるのか―――?
音を立てたら、即死。
音を立てると”何か”がやってくる。
そんな物騒なコピーが印象的な『クワイエット・プレイス』
近年の映画の中では低予算で製作されたと言われているものの、2018年 NO.1大ヒットホラーという呼び名の高い本作。
呼吸する事にすら恐怖を抱いている切迫した状況が画面から嫌と言う程に伝わり、劇場で観ている人さえも音を立てる事が憚られる緊張感のある作品となっている。
まず「音を出してはいけない」という斬新な設定が興味深い。
自分達以外から発生する周りの音に耳を傾けて生き続ける。
間違ってもそれ以上の音を出してはいけないのだ。
死と隣り合わせの荒廃した世界に取り残されながらも、いくつかのヒントを元にその”何か”と戦い続ける家族。
果たして彼等は子供達を守りながら生きていく事は出来るのか。
草稿を読んだジョン・クラシンスキーは興奮し、自らこの家族の父親 リーを演じる事となる。
そしてその興奮を目の当たりにしたエミリー・ブラントのアドバイスにより監督をする事になったというのも必然だったのかもしれない。
この映画でジョンとエミリーは大きく関わりのある役としては初めての共演となり、また、監督と主演としても初めて一緒に仕事をする事になった。
ジョンがインタビューで「二人の間には、何の疑いも不信感もなかった。」と言う通り、音の無い緊迫した状況の中で リーとエヴリン夫婦の束の間の安息感は実生活でも夫婦であるジョンとエミリーだからこそ出せた家族としての自然な姿だった。
いくつか観られるエヴリンの鬼気迫るシーンもまた、この二人だからこそ撮れたものだろう。
子役達の熱演も素晴らしい。
『ワンダーストラック』での優れた演技力も記憶に新しい ミリセント・シモンズ。
『ワンダー 君は太陽』にも出演し、更なる映画出演も決定している ノア・ジュプ。
最大限にそれぞれの役柄になりきった事で、ただのホラー映画という印象だけでなく深く家族を想う映画になった。
勿論ショッキングな映像も多々あるのだが、ホラーという枠を超えた家族愛や深さのあるストーリーには涙する人もいるのではないだろうか。
この映画を観てから思ったのだが、普段何も意識せず生活していると意外と常に何かしらの音が出ている事に気付いた。
音を出さずに生きて行くというのは細心の注意と相当な労力が必要だ。
季節が巡る前に、早い時点で”何か”が来てしまうような失態を犯しているとも思うが…
花粉症の自分にとっては、春は恐怖以外の何ものでもない。
守り守られながら皆で生き抜く決意をしている最中、くしゃみで死んでしまう事になるなど申し訳がたたない。
音を立てずに生きて行かなければならないような事態にならない事を切に願う。
監督・脚本・出演:ジョン・クラシンスキー
脚本:ブライアン・ウッズ、スコット・ベック
製作:マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、ブラッド・フラ-
キャスト:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュプ
上映時間:90分
公式サイト
原題: A QUIET PLACE
配給:東和ピクチャーズ
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.