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篠原涼子×広瀬すず W主演 青春音楽映画【SUNNY 強い気持ち・強い愛】あらすじ 感想

作品紹介

珠玉の90年代J-POPと超豪華キャスト陣の競演で贈る
最強の“笑って泣ける青春音楽映画”が誕生!!


常に新しい映像表現と音楽センスで話題をさらう『モテキ』の大根仁が、映画化を熱望し続けた『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。

原作となった映画『サニー 永遠の仲間たち』に心掴まれたファンのひとりでもある大根仁が、物語の舞台を日本に移し、90年代に流行した音楽やファッションをきらびやかに散りばめて再構築し、監督・脚本を一手に担います。

企画・プロデュースは、『告白』『モテキ』『君の名は。』など数々のヒット作を世に放ち続ける川村元気。
そして音楽は“TKサウンド”で90年代の音楽シーンを席巻した小室哲哉が担当。自身最後の映画音楽となる劇伴24曲を完全オリジナルで制作し、音で映画の世界を彩ります!

稀代のヒットメーカー3人の才能が一堂に会することで、『モテキ』を上回る、90年代の珠玉のJ-POPヒットソングをふんだんに使った圧倒的な音楽的仕掛けと、現在・過去を演じる超豪華キャスト陣の競演に彩られた、最強の“笑って泣ける青春音楽映画”がこの夏、スクリーンに誕生します!!

ストーリー

日本中の女子高生がルーズソックスを履き、空前のコギャルブームに沸いた90年代、
そんな時代に青春を謳歌した女子高校生の仲良しグループ「サニー」のメンバー6人は、22年の時を経てそれぞれ問題を抱える大人になっていた。
専業主婦の奈美は、ある日、久しぶりにかつての親友・芹香と再会するが、彼女は末期ガンに冒されていた…。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」。

芹香の願いを叶えるため、奈美が動き出す。裕子、心、梅、そして奈々…、かつての仲間は無事、芹香の前に再集結できるのか?
夢と刺激で溢れていた高校時代と、かつての輝きを失った現在の二つの時代が交差して紡がれる物語は、ラスト、“強い気持ち”と“強い愛”によって、予想もしていなかった感動を巻き起こす!!

 

試写の感想

2012年に日本公開の韓国映画【サニー 永遠の仲間たち】のリメイクとなる本作。
映画『モテキ』の大根仁監督が絶賛した、オリジナル版のサニーは私も泣きながら鑑賞した大好きな作品。

1980年代後半に高校生だった私は、ピンポイントで同じ世代のオリジナル版に共感した。

日本リメイク版となる本作【SUNNY 強い気持ち・強い愛】は、コギャル・ガングロ女子高生、ルーズソックス、ポケベル通信など、強烈なサブカルチャーは日本の分岐点として印象が強い。

昨今のスマホがあれば満足なSNS主体の女子高生とは異なり、当時のコギャルたちはアクティブで自己主張が強かった。

茶髪、ガングロ肌とギャル語、援助交際やブルセラショップで下着を売るのも、この時代のコギャルたちが発信していた。

バブルが弾け、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件があり、世紀末への不安感。ある意味カオスだった90年代の女子高生たち。

【SUNNY 強い気持ち・強い愛】では、篠原涼子演じる奈美が、ひょんなことから末期がんで闘病中の芹香と病院で再会する。芹香はかつて仲良しグループ・サニーのリーダーだった。芹香にグループのメンバー探しを頼まれ奔走する奈美。
母校へと歩きながら女子高生時代を回想する。

女子高生回想パート、奈美の女子高生時代を広瀬すずが演じる。
定番の美少女系の役柄よりも、ダサめでコンプレックスでいっぱいの奈美。可愛いルックスが台無しなほど、広瀬すずが変顔で怪演している様子が微笑ましい。

奈美の初恋の相手、大学生DJの渉役に三浦春馬。
ロン毛でイケメン、当時のファッションアイコン的ルックスには誰もが恋をしてしまう。

音楽シーンは90年代を代表する、音楽プロデューサーの小室哲哉が担当。

映画冒頭では、久保田利伸のLA・LA・LA LOVE SONGとコギャルたちのダンスシーンで、主婦の奈美から女子高生の奈美にシーンが入れ替わる。

安室奈美恵のSWEET 19 BLEUS、TRFの名曲など90年代を代表する曲と映像の融合。

サニーズ女子校生チームを演じたキャストたちは、実際のコギャルを知らないため、コギャル講義をしたという大根監督。スマホがまだ無い時代の女子高生たちが、どのように会話していたのかを今の世代に伝えるのは大変だったとのこと。

アラフォー世代以上の女性には共感度が高いだろう、また安室奈美恵や小室ファミリーのファンも楽しめる。

笑って泣けて、初めての恋に胸がキュンとして…珠玉の90年代J-POPと現在・過去を演じる豪華キャストの競演も見どころ。

エンディングのダンスシーンは過去と現在のキャストが同じフレームで踊る楽しいシーンに感動!小沢健二の強い気持ち・強い愛を一緒に口ずさんでしまう。
もちろん鑑賞後はカラオケボックスで90年代ソングを熱唱したくなる。明るい!笑える!元気になれる!歌いたくなる!!この秋イチオシの映画。

 

予告動画

【SUNNY 強い気持ち・強い愛】

【キャスト・スタッフ】
篠原涼子 広瀬すず
小池栄子 ともさかりえ 渡辺直美
池田エライザ 山本舞香 野田美桜 田辺桃子 富田望生
三浦春馬 リリー・フランキー / 板谷由夏

原作:「Sunny」CJ E&M CORPORATION
監督・脚本:大根 仁
音楽:小室哲哉
上映時間: 119分
配給:東宝
PG12指定

公式サイト

(C)2018「SUNNY」製作委員会

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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