すでに公開されている「猫は抱くもの」舞台挨拶が2018年6月27日札幌シネマフロンティアにて行われた。
MC役のプロデューサーに「北海道のスター」と紹介されて登場した「水曜どうでしょう」でお馴染み藤村Dこと藤村忠寿さんが登場。
猫のサビ役とスナック客で出演されている。
また、この日は水曜日。
北海道では言わずもがな、ミスターこと鈴井貴之さんと嬉野雅道さんも一緒に登壇された。
藤村さん「本来であれば沢尻さんや犬堂さん、吉沢亮さんであるはずが札幌ではなぜか私」の一言に会場は笑い声が漏れる。
鈴井さん嬉野さんも「いつもの3人で今残念に思いながら登壇している」と、このメンバーならではのユルいトークショーが始まる。
まず今回なぜ藤村さんが出演されることになったのか、その経緯について犬堂監督から直々に電話でオファーがあったことが明かされる。
そしてこの映画ならではの舞台演出があるため10日間の稽古があったことを説明すると「それは緊張するでしょう!?」とミスターからの質問にあっさり「それが全く緊張しなかった」と大物的発言の藤村さん。
更に劇中のヤジを飛ばすシーンでは藤村さんだけの声が拾われ他の出演者は別録りされた武勇伝(?)的エピソードも披露。
確かに藤村さんの声は低音ながらも通る声で「水曜どうでしょう」でも本人の画がないにも関わらず存在感が発揮されている。(もちろんセリフがピンポイントで面白いこともありますが)
他には犬童監督の細かさと、そうじゃない部分のギャップを披露したりと映画の裏話も笑いを交えながらコメント。
MCから「今後はやはり映画俳優として(やっていく予定)?」の質問に「まぁそうですね」と余裕の回答をしながらも「自分の世代はギャラが高い面々が多いのでその隙間を狙いつつ、作り手サイドでもあるので使いやすいはず」と自らの売り込みも忘れない藤村さんでした。
映画「猫は抱くもの」は「ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』などで知られる犬童一心監督と6年振りの主演となった沢尻エリカが「人間の内面」と「猫の視点」をあらゆる演出を使いながら描かれた作品である。