• 道内最大級の映画レビューサイト

未曾有の巨大山火事事件の実話を映画化!「オンリー・ザ・ブレイブ」作品レビュー

 

『バックドラフト』を凌ぐ迫力と感動!号泣必至の胸アツ実話!!

作品紹介

2013年アリゾナ。未曾有の巨大山火事に、たった20人で立ち向かった男たちがいた――。

ストーリー

堕落した日々を過ごしていたブレンダン(マイルズ・テラー)は、恋人が妊娠したことをきっかけに、生まれ変わる決意をし地元の森林消防団に入隊。地獄のような訓練の毎日を過ごしながらも、仲間と絆を深め、チームを率いるマーシュ(ジョシュ・ブローリン)との信頼を築き、彼らの支えの中で少しずつ成長していくブレンダン。しかしそんな彼を待ち受けていたのは、山を丸ごと飲み込むような巨大山火事だった――。
圧倒的迫力、炎のように燃えたぎる友情、あなたの心を熱くする感動の実話!

作品レビュー

山林火災の恐怖を映画の中で知る。
火災の映画は過去にもあったが、ホットショット消防隊に焦点を当てたのは、この映画が初めてである。

ホットショットとは国のエリート森林火災消防隊。
消防の世界のネイビーシールズとも言われ過酷な訓練を経て、与えられたホットショットの称号。

彼らの消火は水を使わない。溝を掘り木を切って、地面に境界線を引き防火帯を掘り、向え火を使って火災を食い止めるという、考えられない消火方法を用いる。燃えぐさを断たれた火はやがて鎮火する。

森林防災は危険が伴う仕事で、消防隊員は死を覚悟して火に挑む。しかし誰かが消火しなければ、街が火の中に飲み込まれてしまう。
隊員は多きなストレスと不安を感じるが、愛する人と地球環境を守るため、訓練を重ね火と闘う。

撮影隊はグラニット・マウンテン・ホットショットが消火活動を行った場所の山岳で4週間の撮影をした。

グラニット・マウンテン・ホットショットのリーダー・エリックを演じたのは、ジョシュ・ブローリン。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で無敵の闇の帝王サノスを演じたのは記憶に新しい。ボランティアで3年間消防隊の経験を持つ、ジョシュ・ブローリンは18キロの減量をし、本作の撮影をした。
エリックは隊員たちに慕われる兄貴的なリーダーで、隊員たちをボーイズと呼ぶ。隊員たちは、自分の仲間をBro(ブラザー)と呼び、家族のように親密に付き合い信頼関係を高める。

観客は前半から中盤にかけて、彼らの訓練と隊員がお互いを慕う様子や愛する家族とのシーンを微笑ましく観る。

新人隊員のブレンダン・マクドナウ(マイルズ・テラー)が薬物中毒から、一人前の消防隊員に成長するが、時々嫌な予感の伏線を感じる。

この映画はあくまでも実話だ。

山林大火災で彼ら20名がどのような消火活動をし、結果どうなってしまうのか?まるで幸せの絶頂から滝壺に落ちるがごとくの残酷なストーリーを観た。

勇気を持って誰かがやらなければならない。しかし常に死と隣合わせの職業である。観る側に様々な疑問を投げかけてくる映画だ。

予告動画

 

監督:ジョセフ・コシンスキー『オブリビオン』『トロン:レガシー』
キャスト: ジョシュ・ブローリン/マイルズ・テラー/ジェフ・ブリッジス/テイラー・キッチュ/ジェニファー・コネリー
上映時間:134分
原題:Only the Brave
製作国:アメリカ
配給会社:ギャガ
日本版テーマソング: EXILE「My Star」
公式サイト

© 2017 NO EXIT FILM, LLC

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
error: Content is protected !!