北海道は久しぶりという行定勲監督(以下:監督)、ドラマのロケ以来という有村架純さん(以下:有)、CM撮影のあった6月くらいぶりという松本潤さん(以下:松)。
3人揃っての豪華な舞台挨拶はものすごい倍率だったようで、見事当選された強運の方々の歓声に包まれながらの開催となりました。
司会:北海道ならではの美味しいものとか「これ絶対食べたい!」というようなものはあるんですか?
有:やっぱり海鮮は絶品ですよね。お寿司なら最近、鯖が好きなんです!
司会:大人になった感じですね!?
松:俺、鯖は幼稚園の頃からよく食べてたけど…(笑)
司会:子供の頃から大人、松本潤(笑)
司会:監督、構想12年間作品を温めていたという事なんですけど温めていた中には何があったのでしょうか?
監督:12年前から考えると、『世界の中心で、愛をさけぶ』の直後にこの企画をしようとしてそこで葉山先生が見つからなかった。僕の想像する葉山先生がどういう人かわからなかった。
女優さんはその時代その時代の20歳から22歳くらいのキャスティングでしか出来ない。皆、1つの覚悟がいるこの役はハードルが高いのか受けてくれなかったですね。
そして今、この時代だと有村架純だ!と思ってお願いしたらやって頂けた。
何より、葉山先生が全く分からなかった。プロデューサーが松本潤はどうかな?と。
絶対に今まで見せてない松潤がいるだろうと。
この2人がやってくれるという事で動き出しました。
司会:松本さんは脚本を読んでどう感じられました。
松:最初、難しいなぁと思いましたね。脚本に描かれてる葉山だけではどういう事をやろうと思っているのかあまり伝わってこなかったので…
監督とプロデューサーに1回話を伺いたいなと思って話を聞いた時に なるほど、と。
これは昨今ない挑戦になるだろうと思って是非やらせて下さいという話をしました。
司会:有村さん、大変なシーンも沢山あったと思うんですけど如何でしたか。
有:すごく難しい役をやらせて頂いて、自分としては新しい自分の引き出し・発見があったらいいなと思いながらやらせて頂いたので充実した気持ちの良い疲れが残るような日々でした。
司会:最後に一言ずつメッセージを頂きたいと思います。
監督:多分2・3日するとまた観たくなる映画だと思うので、是非ともまた足を運んで下さい。
色々な人たちと語り合ったら面白いかなと。
恋愛の経験は観ている人それぞれ違うと思うので、この映画が人によってどのように見えるのかという話を聞くのが面白いと思います。
有:この映画は私も何年経っても観たいなと思う作品になったので、どうか皆さんの中にもそのような作品として残って頂けると嬉しいです。
松:葉山という人物があまり描かれていないので、今日は皆さんが想像を膨らませながら観て頂いたと思いますが…
言っている台詞を全く逆の意味で捉えてみていくと全然違うキャラクターになったり、印象が変わる役になっています。
沢山の人の心に残って頂けたらと思います。