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『ぼくのおじさん』松田龍平主演 あらすじ 感想

  • 2016年10月15日

ぼくのおじさん_logo

作品紹介

映画界に愛すべき新キャラ“ぼくのおじさん”が誕生しました!

作文コンクールの課題は「周りにいる大人について」。ぼくは、お小遣いはくれないし、勉強も教えてくれない。スポーツも全然ダメで、何かにつけて屁理屈ばかり…ぼくは、居候の“おじさん”について書いてみることにした。
芥川賞作家・北杜夫が持ち前のユーモアを存分に発揮した同名小説が、待望の映画化。独特なテンポと笑いで多くの映画ファンを魅了する山下敦弘監督が、松田龍平演じる“おじさん”をチャーミングに描きます。度重なる選考を勝ち抜いた甥っ子役・大西利空、マドンナ役・真木よう子を始め、実力派豪華キャストが集結。困った大人だけどどこか憎めない“おじさん”と子どもとは思えないしっかり者の少年、可愛らしい凸凹コンビが織りなす冒険物語の始まりです!

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ストーリー

学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。「自分のまわりにいる大人について」というのがテーマ。公務員の父(宮藤官九郎)と専業主婦の母(寺島しのぶ)では面白いものが書けそうにない。居候しているぼくの“おじさん”(松田龍平)は、大人のくせに万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある大人。雪男は、そんなおじさんを題材に作文を書くことにする。
そんなある日、おじさんにお見合い話が持ち上がった。乗り気でないおじさんだったが、目の前に現れたお見合い相手はハワイの日系四世で絶世の美女・稲葉エリー(真木よう子)。ぼくの心配をよそにおじさんはエリーに一目惚れ!だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手、この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗。…だが、奇跡が訪れ、ハワイに行けることに。おじさんと雪男はエリーを追いかけてハワイへ行くが、なぜか和菓子屋の御曹司、青木(戸次重幸)もやってきた!
どうなるおじさんの恋?

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試写の感想

だめだめなおじさんって、模範的おとなでもなければ、魅力もない。だめすぎてイライラもしない。それでも、悪い人じゃないから付き合ってあげる・・・と、こどもに心配されるおとな。

へんなウンチクで子供を納得させようと必死のおじさんを、ちょっと応援したくなります。子供からどんな視線を送られたって気にしないおじさんに、最初から最後までクスクスと笑い声がたえないハートフルムービー!

でも、ハワイはそんなおじさんのダメっぷりを優しく包み込んでくれています。映画でハワイの空気を感じると、お正月にいきたくなるかもしれません。自慢の叔父じゃないけど、憎めない叔父。このおじさん、迷惑だけどいなきゃ寂しい。たまにいる、こまったさんです。

しかし、松田龍平はもう「おじさん」なんですね。

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原作:北 杜夫「ぼくのおじさん」(新潮文庫刊『ぼくのおじさん』所収)
監督:山下敦弘 脚本:春山ユキオ 音楽:きだ しゅんすけ

【出演】
松田龍平 真木よう子 大西利空(子役) 戸次重幸
寺島しのぶ 宮藤官九郎 キムラ緑子 銀粉蝶 戸田恵梨香

公式サイト : http://www.bokuno-ojisan.jp/

(C)1972 北杜夫/新潮社
(C)2016「ぼくのおじさん」製作委員会

 

投稿者プロフィール

Kieko
「E.T.」を観て、自転車は爆走すると空を飛ぶと信じ、「グーニーズ」を観て、海には大冒険が待っていると信じていました。そんな私が今注目しているのはインド映画界ボリウッド。踊って歌って笑ってる・・・だけじゃない魅力もあるんです♪
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