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ジョディ・フォスター監督『マネーモンスター』すべては「生中継」で暴かれる!鑑賞後の感想

無題

全米高視聴率財テク番組「マネーモンスター」がジャックされた!!

すべては「生中継」で暴かれるリアルタイム・サスペンス

全米で高視聴率を誇る財テクバラエティ番組「マネーモンスター」がジャックされた。番組視聴者同様、観客は緊迫した事件とその裏側に潜む真実を目撃することになる。

主演ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、監督ジョディ・フォスターという超豪華スターが競演するリアルタイム・サスペンス大作。

史上空前の犯罪事件の生放送。そこで暴かれる真実とは――

ジャックされた生番組、緊迫するコントロール・ルーム、刻々と変わるシチュエーション、そして仕組まれた罠。全視聴者の目の前で暴かれる、衝撃の真実とは――?
最悪の事態を避けようとするコントロール・ルームと犯人との攻防、そこに警察が介入しさらに複雑になっていくシチュエーションの中で生まれるリアルなスリル。それは、やがて訪れるクライマックスまで劇中の視聴者と同様、観客の目を釘づけにする。
さらにハリウッドの才女ジョディ・フォスターらしく金融の闇、格差社会などの社会的メッセージも込められ、エンタテインメントと知的興奮が融合された超一級のハリウッドパワーが結集。前代未聞、未体験のスリルの行方に注目せよ!

あらすじ

司会者リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)の軽快なトークと財テク情報で高視聴率を稼いでいるTV番組「マネーモンスター」。番組ディレクターであるパティ(ジュリア・ロバーツ)はセットの陰に潜む不審者に気がつく。突然鳴り響く銃声。犯人(ジャック・オコンネル)が銃を手にリーを人質にとり、番組がジャックされた。

株の情報操作が意図的に行われ、全財産を失くしたとTVを通じて視聴者に訴える犯人。その原因は、数日前のO.Aでリーが発した情報だった。犯人の主張の中で、リーは自分自身も誤情報を無自覚にタレ流していたことに気づく。一体何が起きているのか―。

ウォール街の闇に封じ込まれた情報操作を暴くため、リーは人質から”共犯”へと立場を逆転させる。一方で警察の銃口は彼らに狙いを定めていた。事件の中継を通じて、徐々に見えてくる”真実”。その核心が暴かれようとしたとき、彼らと全米の視聴者が直面する、知ってはならない「結末」とは―。

©Copyright 2016 Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc. All Rights Reserved.

鑑賞後の感想

ジョディ・フォスター監督らしい、社会問題に鋭く切り込む本作は本年度アカデミー賞に名を上げた『マネーショート 華麗なる大逆転』同様、ウォール街の不正を露見した作品となっており、金融取引の闇と社会格差を明るみにし、ウォール街へ問題提起をしている。

財テク番組の司会者リーはワンマンなタイプ。ディレクター・パティの指示を無視し、派手なパフォーマンスで生放送を盛り上げる。パティはそんなリーにやきもきしストレスを感じていた。

いつもの生放送がスタート後、番組が不審者に乗っ取られ人質に取られパニックになるリーだが、犯人の犯行理由は番組の自分の誤情報によるものと知る。

番組を編成するスタッフは命の危険を感じながらも、犯人の要求どおりに生放送を敢行する。犯人の目的とは一体―?モニターとヘッドセットでリーと交信するパティは事件の裏側に迫っていくが、警察が犯人逮捕のためにある作戦に出る。

緊迫した中にコミカルなシーンもあり、それに反してヒヤヒヤとジリジリ感が更に増していくようだった。

ジョディ・フォスター監督は 『マネーモンスター』の5月13日の全米公開直前に、ハリウッド殿堂入りという快挙を成し遂げ、女優・監督というマルチな才能には感服する。

監督:ジョディ・フォスター  製作:ジョージ・クルーニー
キャスト:ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、ジャック・オコンネル
原題:Money Monster  公式サイトMoneyMonster.jp

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公開日 6月10日

劇場 TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ日本橋他でロードショー

道内公開劇場

・札幌シネマフロンティア

・ディノスシネマズ旭川

・ディノスシネマズ苫小牧

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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