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史上最も不可能な救出ミッション『ザ・ブリザード』鑑賞後の感想・あらすじ ・予告動画

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ザ・ブリザード」 2月27日(土) 札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌 他道内劇場にて公開

アメリカ沿岸警備隊(コーストガード)史上、この救出劇が最も不可能と言われる理由は… タンカーの生存者32人+救助に出たコーストガード4人=36人。

小型救助艇の定員12人。それでは小型救助艇の定員オーバーとなってしまう残り24人の救出方法は?

アメリカ沿岸警備隊(コーストガード)史上最も偉大で最も不可能な救出ミッションとして語り継がれている、驚くべき真実の物語[SSペンドルトン号の救出劇]を描いた感動の映画『ザ・ブリザード』。

荒れ狂う真冬のブリザードに翻弄され二つに裂けた巨大タンカーに残された生存者32人の救出に“沿岸警備隊はたった4人・定員12人の木製の小型救助艇”で挑んだ奇跡の実話!

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荒れ狂う冬の大西洋で起こった巨大タンカーの遭難事故。吹き荒れるブリザードと漆黒の海。沈没寸前のタンカーの命運は尽き果てようとしていた。真っ二つになった船をなんとか維持しようとするタンカーの船員たち。そんな過酷な状況の中、若き沿岸警備隊隊員バーニーと3人の仲間たちは、木製の小型救助艇で命懸けの救助活動を敢行する。タンカーの生存者は32人、だが、小型救助艇の定員は12人・・・。さらに、救助艇のコンパスは壊れ、荒れる海で帰る方向を探し出す術もなくなっていた。
そんなバーニーたちには、1年前同じ海で8人の命を救えなかったトラウマがあった。
「もう誰も死なせはしない!」
北米のこの海域を襲った最大級のブリザード。強大なハリケーンに匹敵する風速40mの雨と雪交じりの強風、最大20mを超える高波が行く手を阻む。操舵を操る手足はかじかみ、服は冷たく凍りつく。さらにコンパスを失った救助艇は、漆黒の海の中で、視界ナシ、方角不明の状況で、救助をすること自体が自殺行為とも言える。救助に向かう男たち、懸命にタンカーの沈没を食い止め救助を待つ男たち。基地や港で生存を信じて待ち続ける家族や恋人たち。様々な思いが交じり合いながら、運命の時間は刻々と迫っていく・・・。

アメリカで真冬に起きた海難事故の実話。寒い・吹雪・辛い・波が高すぎる。次々と直面する困難に耐えながらも、若き沿岸警備隊隊員バーニー(クリス・バイン)は人命救助を優先する。

「エージェント・ライアン」のライアンや「スタートレック」のカーク船長と、ヒーローのイメージが強いクリス・バインが、地味な雰囲気だが芯は強い沿岸警備隊隊員を演じている。

荒れ狂う海と真ん中から割れる巨大タンカーの映像には圧巻。ディズニー映画らしくないシリアスな実話ストーリーである。

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ザ・ブリザード」 2月27日(土) 札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌 他道内劇場にて公開

監督:クレイグ・ギレスピー  脚本:スコット・シルヴァー、エリック・ジョンソン、ポール・タマシー

原作:ケイシー・シャーマン、マイケル・J.トーギアス

出演:クリス・パイン、エリック・バナ、ケイシー・アフレック、ベン・フォスター、ホリデー・グレンジャー

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

©2016 Disney Enterprises, Inc

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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