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ギレルモ・デル・トロ監督の最新作ゴシック・ホラー『クリムゾン・ピーク』鑑賞後の感想・あらすじ ・予告動画

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クリムゾン・ピーク』 1月8日 ディノスシネマズ札幌で公開

【あらすじ】
主人公・イーディスはトーマスと恋に落ち、結婚、トーマスの姉・ルシールと共に3人で屋敷で暮らすことに。しかし、イーディスのまわりで不気味な音、不穏な影、不可解な出来事が起こり始める…。

Crimson Peak

疑問を持ち始めたイーディスを前に、「屋敷には危険な場所もあるの」、「地下室には行くな」と何かを隠しているかのように口を揃える2人。次第に、イーディスの前に現れる深紅の亡霊たちが、彼女に警告する-「クリムゾン・ピークに気をつけろ。」果たして、その言葉の意味とは、彼女が知ってしまったこととは、一体何なのか。深紅に染まる山頂にそびえ立つ屋敷<クリムゾン・ピーク>の、怖ろしくも美しい【秘密】とは…?

Crimson Peak

ロボットと怪獣の攻防を描いた映画『パシフィック・リム』を手掛けたギレルモ・デル・トロ監督の新作はゴシックホラー映画。

冬は露出した赤粘土が雪を赤く染めることから「クリムゾン・ピーク」と名付けられた山頂にある広大だが、古めかしく不気味な屋敷を舞台にしたサスペンスタッチのミステリーホラー。

主人公のイーディスには『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ。イーディスの恋人・トーマス役に『アベンジャーズ』のロキを演じたトム・ヒドルストン、そしてトーマスの姉・ルシールを『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインが演じている。

 

「クリムゾン・ピーク」は苦手なホラー映画と思って観たが、ホラー要素は少なめでミステリーとサスペンスの展開で繰り広げられていく。

本作は衣装に力を入れており、ヴィクトリア朝の豪華絢爛なドレスを着てのパーティーでの綺羅びやかなダンスシーンや、美しい羽のようなドレスに魅入られながらも、真っ白なドレスが真紅に染まっていくのは不気味。

3人が移り住む古めかしい屋敷の屋根裏には、黒い蝶が冬場でも登場し、蝶や昆虫が苦手な私にはこのシチュエーションだけで引いてしまう。いくら恋愛のためとはいえ屋根には穴が空き、雪が舞い込み寒く不便な屋敷に移り住む、主人公イーディスの気持ちは理解できず…屋敷に住む亡霊やホラー現象よりも、本当に怖いのは残酷な生きている人間なのでしょう。

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クリムゾン・ピーク』 1月8日 ディノスシネマズ札幌で公開
監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ギレルモ・デル・トロ/マシュー・ロビンス
出演:ミア・ワシコウスカ 『アリス・イン・ワンダーランド』、トム・ヒドルストン 『アベンジャーズ』、ジェシカ・チャステイン 『インターステラ―』、チャーリー・ハナム 『パシフィック・リム』
R15+
(C) Universal Pictures.

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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