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ハッピーエンドの選び方 人生の最期の選び方とは… 鑑賞後の感想・あらすじ ・予告動画

幸せな最期を選ぶために、幸せに生きる。大切な絆、人生の輝きが見えてくる、笑いと涙に包まれた感動の物語。

「ハッピーエンドの選び方』タイトルロゴ

ハッピーエンドの選び方』 11月、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー/12月19日(土)札幌シアターキノで公開!

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<ストーリー>

エルサレムの老人ホームに暮らすヨヘスケルは、ユニークなアイディアでみんなの生活を少しだけ楽にするような発明が趣味。
ある日、彼は望まぬ延命治療に苦しむ親友マックスから、発明で安らかに死なせてほしいと頼まれる。
妻レバ―ナは猛反対するがお人よしのヨヘスケルは親友を助けたい一心で、自らスイッチを押して苦しまずに最期を迎える装置を発明する。
同じホームの仲間たちの助けも借りて計画を準備し、数々の困難を乗り越え、彼は自らの意思で安らかに旅立つマックスを見送る。
しかし、秘密だったはずのその発明の評判は瞬く間に広がり、彼らのもとに依頼が殺到してしまい!?
そんななか、愛するレバーナに認知症の兆候があらわれ始めて・・・。
残された時間と向き合って見えてくる、人とのつながり、人生の輝き。
ヨヘスケルとレバ―ナの選択とは―?

人は自分らしい最期を選ぶ自由はないのだろうか――?

人生の最期の選び方というテーマを選びながら、
世界中の映画祭の上映会場がたびたび笑いに包まれるほどにユーモラスそして感動的な作品として大きな話題を呼んだ『ハッピーエンドの選び方』。
ユーモアを忘れず、仲間の為に奮闘するヨヘスケルたちの姿は、前向きに生きることの大切さを教えてくれる。
そして、レバーナの認知症と言う問題に直面した夫婦の絆の深さが胸を打つ。
それぞれが自分らしく自ら選び取った旅立ちを目にしたときに見えてくる人とのつながり、想い―
それは私たちの時間をもかえてくれるような輝きを放つ。
ヴェネチア国際映画祭(ヴェネチア・デイズ)観客賞、ロッテルダム国際映画祭観客賞ノミネートほか高く評価された傑作が、いよいよ日本公開!

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出演:ゼーブ・リバシュ、レバーナ・フィンケルシュタイン、アリサ・ローゼン、イラン・ダール、ラファエル・タボール

脚本・監督:シャロン・マイモン、タル・グラニット

イスラエルでイメージするのが三大宗教の聖地、パレスチナ紛争。宗教や民族間での争いの常にあるところ・・・日本人の私が思うのは「なんだか物騒な国」なのである。しかし舞台の老人ホームはデザイナーズマンションのようなお部屋に温水プール、温室、カフェテラスと、なんとも優雅!

そんな明るい終の棲家の中でキュートなおじいちゃん、おばあちゃんが奮闘する。シリアスな題材をコミカルでハートフルに演じている。夫婦、兄弟、親子、愛する者が死に対する恐怖や痛み、不安に直面した場合、自分はどうしたらよいのか?もしくはどうしてもらいたいのか?深く考えさせられた。

「メメントモリ」(必ず死が訪れる事を忘れるな)(常に死を意識して生きろ)不吉なイメージで使われるラテン語の宗教用語だ。お正月に髑髏の杖で歩いた一休和尚も、死は常に隣にあると説いている。アンチエイジングという言葉がすっかり定着し、老化に対する被害妄想で溢れる昨今、どんなにお金と時間を費やしても平等に死は訪れる。

「安楽死」に対する見解は、私の中では消化できてはいないが、人生の終わらせ方を選択できる日がくるかもしれない。願わくばこの映画の登場人物達のように、愛と思いやりにあふれた人達に囲まれて人生を終えたい。

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ハッピーエンドの選び方』 12月19日(土)札幌シアターキノで公開!

©2014 PIE FILMS/2-TEAM PRODUCTIONS/PALLAS FILM/TWENTY TWENTY VISION.

投稿者プロフィール

まっき
多感な乙女の時期にヌーヴェルバーグ、イタリアチネッチタ、ブリティッシュニューウェーブと、西欧にどっぷりはまる。カルトB級大好物の歴史を経て、今に至る。現在は好き嫌い無しの、雑食系に推移しております。
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