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『007 スペクター』レビュー『007』シリーズの頂点を、いま世界が目撃する―

絶対最強の宿敵“スペクター“ ジェームズ・ボンドが最後の死闘に挑むー

ファン待望のシリーズ最新作 「007 スペクター

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1962 年の誕生から半世紀以上にわたり、愛され続ける史上最長のシリーズ「007」

ファン待望のシリーズ最新作 「007 スペクター」

SPECTRE

ストーリー

少年時代を過ごした ”スカイフォール” で焼け残った写真を受け取ったボンド (ダニエル・クレイグ)。その写真に隠された謎に迫るべく、M (レイフ・ファインズ) の制止を振り切り単独でメキシコ、ローマへと赴く。そこでボンドは殺害された悪名高い犯罪者の元妻であるルチア・スキアラ (モニカ・ベルッチ) と出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。

その頃、ロンドンでは国家安全保障局の新しいトップ、マックス・デンビ (アンドリュー・スコット) がボンドの行動に疑問を抱き、Mが率いるMI6の存在意義を問い始めていた。ボンドは秘かにマネーペニー (ナオミ・ハリス) やQ(ベン・ウィショー)の協力を得つつ、スペクター解明のてがかりとなるかもしれないボンドの旧敵、Mr. ホワイト (イェスパー・クリステンセン) の娘マドレーヌ・スワン (レア・セドゥ) を追う。

死闘を繰り広げながらスペクターの核心部分へと迫る中、ボンドは追い求めてきた敵と自分自身の恐るべき関係を知ることになる-。

 

今回のジェームズ・ボンドは、MI6のミッションから離れ単独行動する。

ボンドが自分の過去の謎を追い求めながら、悪の組織スペクターの野望を阻止しようと試みるが、 ボンドの過去に関わる意外な人物が、最大級の敵となる!

ダニエル・クレイグ演じるボンドは、ピタッとしたとトム・フォードデザインのスーツが戦闘服、鮮やかな肉体のキレは文句なしにカッコいい。

華麗で冷静、リカバリー能力が優れているボンドが、最悪のピンチをどう乗り切るのだろうか―?緊迫感あるストーリーに観客は飲み込まれていくだろう。

メキシコ、イタリア、オーストリア、モロッコとイギリスで行われた、各国のロケ―ションの中で、今回注目すべきは、ギネス認定となったモロッコでの最大の爆破シーンがある。 またメキシコシティでは、ヘリコプターの横回転『バレルロール』が実写で撮影され、アクション映画ファンの度肝を抜く映像が収められた。 サム・メンデス監督は「ボンド映画はリアリティを追求します。スタント、アクション、爆発にCGは使いません」とアクションシーンについて語っている。

 

本作で4作目となるダニエル・クレイグは、体当たりのアクションから、過去の自分との葛藤、激しい恋の高まりまで、役との奇跡の一体化を見せる。

新たな007を彩る二人のボンドガール、レア・セドゥと、シリーズ最高齢のボンドガール、モニカ・ベルッチ(51歳) 二人ともミステリアスで、知的そして深みのあるボンドガールだ。

過去の苦悩を乗り越え、ついに完全となる「007」となったダニエル=ボンド

東西冷戦時代の初期から、半世紀以上続いた「007」が最高地点での合体を果たすのである。

 

監督:サム・メンデス
キャスト:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レイフ・ファインズ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス

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SPECTRE (C) 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.

SPECTRE (C) 2015 Danjaq, MGM, CPII.  SPECTRE, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq.  All Rights Reserved.

投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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