『ラスト・ナイツ』 11月14日から、札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌、イオンシネマ旭川駅前で公開
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ハードボイルドな男の魅力を匂い立たせてきたクライヴ・オーウェンと、幾多の名作で知られ、アカデミー助演男優賞にも輝いたモーガン・フリーマン。この英米の大物俳優ふたりを日本人監督として初めて演出し、時代も場所も特定されない架空の封建国家を舞台に、日本人の心に深く染み渡った忠誠心、名誉、正義、尊厳といったテーマを、民族や宗教などの枠に囚われない設定のもとで追及し、世界中の観客に投げかけるという壮大な試みに紀里谷和明監督が5年の歳月をかけて挑んだ野心作。
STORY
戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に取って変わろうとしていた封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた非道な大臣への不正な賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は、反逆罪に問われ、最も残忍な処刑による死罪を勧告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首。絶対に出来ないと断るライデンに対しバルトーク卿は、武士の掟を全うし、自身亡き後の一族を守れと諭す。ライデンは震える手で主君の首を落とした。
一年後。気高い騎士達は、その日が来るまで刀を捨て、身分を隠していた。隊長であるライデンは酒浸りの日々を過ごし、宿敵の目を欺く。すべては、忠誠を誓った主君バルトーク卿の仇を討ち、堕落し、不正がはびこる権力への報復のために。死を覚悟し挑む、気高い騎士達の戦いが今、はじまる。
世界30か国で公開決定!現代の日本人が今だからこそ見届けるべき、権力に挑む武士の姿。
映画化のきっかけは、二人のカナダ人によって、あの『忠臣蔵』を題材に描かれた心震える騎士達のドラマだった。オリジナルの魂を忠実に受け継いでいた脚本を読んだ紀里谷監督は「内なる声がシンプルに呼びかける脚本でした。『これが正しいのか、それとも間違っているのか?』と。その答えは、民族や宗教、国籍や出自に関わらず、誰もが知っているものだと確信しました」と語る。
武器、戦術、武装、城、そして字幕。和と洋の融合が異空間を感じさせる本作。忠臣蔵討ち入りの日に生まれた私にとって、この映画が世界中の観客の目にどのように映るのか楽しみでならない。日本でも今は12時間時代劇を放映されていない。この紀里谷ワールド満載の斬新で独創的な時代劇映画『ラスト・ナイツ』は、勇敢な「最後の騎士」たちの快進撃である。心揺さぶる快作の全貌をぜひ目撃してほしい。
『ラスト・ナイツ』 11月14日から、札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌、イオンシネマ旭川駅前で公開
監督:紀里谷和明 キャスト:クライヴ・オーウェン/モーガン・フリーマン
©2015 Luka Productions
配給 GAGA
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Last Knights/Kazuaki Kiriya
Academy Award Nominee Clive Owen delivers an electrifying performance as a fallen warrior who rises against a corrupt and sadistic ruler to avenge his dishonored master (Academy Award winner Morgan Freeman) in this epic, sword-clashing adventure of loyalty, honor, and vengeance. 14 November 2015 (Japan)