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広瀬すず✕吉沢亮『一度死んでみた』 作品レビュー

作品紹介

朝ドラを経て今や国民的人気女優となった広瀬すずが、人生初のコメディ映画に挑戦!!そして吉沢亮、堤真一が一癖も二癖もあるキャラに扮するほか、リリー・フランキー、小澤征悦、嶋田久作、木村多江、松田翔太、妻夫木聡、佐藤健など豪華俳優陣が集結!
黒髪をピンクにカラーリングし、ハードなメタルファッションに身を包んだ姿は、広瀬すず史上最もパンチのきいた強烈キャラ。 “反抗期こじらせ中のデスメタル女子”はまさに新境地となり、コメディエンヌとしての新たな才能を見せつける。

国宝級の美しい顔面を持ちながら、そこにいることに誰も気付かない秘書を演じるのは吉沢亮。イケメンオーラを全力で封印し、潔いほど存在感のない“ゴースト社員”になりきってみせた。
誰もが認める実力派俳優=堤真一は、ピッチリ分けた七三&眼鏡というクセ強めの
“科学オタクの変人社長”。一人娘の七瀬に日々罵られ、しまいには途中で幽霊になってしまうという気の毒な父親を、圧倒的な演技力でコミカルに体現する。
さらにあり得ないほど贅沢な豪華キャスト陣が5分に1度の勢いで次々に登場し、スクリーンを賑やかに彩るのも見逃せない。
SoftBank「白戸家」シリーズなど数多くの国民的CMを世に送り出してきたCMプランナー/クリエイティブ・ディレクター澤本嘉光が脚本を手掛け、au「三太郎」シリーズなど大人気CMを手掛けるCMディレクター浜崎慎治が映画初監督を務めたオリジナルコメディ。
CM好感度ランキングを独占するトップクリエイター2人の強力タッグに加え、
人気音楽クリエイター=ヒャダインが劇中歌を担当していることも話題に。
随所に散りばめられた笑い笑い笑い笑い――の大洪水は、一見陽気なコメディ映画に見えるが、実は家族の深い絆や、淡いラブストーリー(?)もしっかりと描かれる。この冬、最高にハートウォーミングなSF(死んだ・ふり)コメディの誕生デス!

ストーリー

父親のことが大嫌い、いまだ反抗期を引きずっている女子大生の七瀬(広瀬すず)。売れないデスメタルバンドでボーカルをしている彼女は、ライブで「一度死んでくれ!」と父・計(堤真一)への不満をシャウトするのが日常だった。
そんなある日、計が本当に死んでしまったとの知らせが。実は計が経営する製薬会社で偶然発明された
「2日だけ死んじゃう薬」を飲んだためで、計は仮死状態にあるのだった。
ところが、計を亡き者にしようとするライバル会社の陰謀で、計は本当に火葬されてしまいそうに…!
大嫌いだったはずの父の、絶体絶命のピンチに直面した七瀬は、存在感が無さすぎて“ゴースト”と呼ばれている計の部下・松岡(吉沢亮)とともに、父を救うため立ち上がることを決意する。
火葬までのタイムリミットは2日間。はたして七瀬は無事、計を生き返らせることができるのか――!?

作品レビュー

広瀬すずがピンクの髪色に染めメタルファッションに身を包む。ライヴで歌う曲は大嫌いな父親に向かって叫ぶデスメタル。遅い反抗期真っ只中のこじらせ女子である。

憎まれ役の父親には堤真一。製薬会社の社長として目下若返りの薬を開発中だ。社長秘書は国宝級顔面を持つ吉沢亮。今回はそこにいるも誰も気付かないという存在感の薄い役。この設定から既にファンタジーを感じてしまう。朝ドラで結ばれなかった2人の関係は果たしてーーというほどキュンキュンするシーンは無いのであしからず。

そして主要以外にも超豪華キャストが大放出!これでもかと入れ代わり立ち代わり人気役者がスクリーンを華やかに彩ってくれる。

ライバル社からのスパイを暴くため堤真一演じる社長自らが新薬を服用し仮死状態となる。それを逆手に生き返る前に火葬してしまおうと目論むライバル社のワトソン製薬。一分一秒を争うピンチに娘の七瀬と秘書の松岡が奮闘するストーリー。

母親の死が誤解を招き父親を恨むようになるのだが、真実を知り改心する娘の七瀬。コメディ映画でありながら親子の絆とヤサグレ主人公の成長物語でもある。

話は単純なのだが、実は伏線が至る所に散りばめられ最終的にそれらが起死回生に役立つという演出が面白い。私は宇宙服のくだりが有り得ない設定ながらも実は深い意味を持っていて面白かった。宇宙ワードが出てきたら是非とも注意して欲しい。

そしてこの作品の肝でもある音楽を担当するのは人気音楽クリエイターのヒャダイン。

最後は聴くもの全てを魅了させる曲を熱唱する七瀬だが、私は最初に「デスデス」言ってる曲の方が気に入った。気付くと頭の中で連呼して鳴り止まなくなる中毒性がある。

終始明るい映画なので落ち込んでたり気分が滅入ってるときに何も考えずに観て欲しいと思う。

『一度死んでみた』予告

『一度死んでみた』

出演:広瀬すず 吉沢亮 堤真一
リリー・フランキー 小澤征悦 嶋田久作 木村多江 松田翔太 
加藤諒 でんでん/柄本時生 前野朋哉 清水伸 西野七瀬 
城田優 原日出子 真壁刀義 本間朋晃/野口聡一(JAXA宇宙飛行士)
佐藤健/池田エライザ 志尊淳/古田新太 大友康平 竹中直人 妻夫木聡
脚本:澤本嘉光
監督:浜崎慎治 
音楽:ヒャダイン
配給:松竹 
製作:松竹 フジテレビ
上映時間: 93分
©2020 松竹 フジテレビジョン

投稿者プロフィール

坂本早苗
札幌市内で働くOL。
ストレス発散はテニスで体を動かすことと大好きなパンを求め全国のパン屋さんの情報収集。着る服は骨格診断を意識しています。
映画は年齢と共にミニシアター系が好みに。
沢山の映画と出会い、観て聴いて考えてお気に入りを探していきたいです。
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