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痛快”詐欺”エンターテイメント映画版『コンフィデンスマンJP』 作品レビュー

 

作品紹介

“目に見えるものが真実とは限らない。何が本当で、何が嘘か?”
「人に欺かれるのではない。自分が己を欺くのである。」(ゲーテ)
騙されるのは敵か味方か? ウソをついているのは誰なのか?
そして最後に笑うのは?

『コンフィデンスマンJP』は“欲望”や“金”をテーマに、一見平凡で善良そうな姿をした3人の信用詐欺師達(=コンフィデンスマン)が、金融業界、不動産業界、芸能界など、様々な業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る、痛快エンターテインメントコメディー作品です。

天才的な知能と抜群の集中力を持ち合わせながら、いい加減で詰めが甘く、その不完全さ故にどこか憎めない主人公ダー子役に長澤まさみ。
真っ当に生きていきたいと思うものの、小心者でいつもダー子に振り回されてばかり。騙すことも得意だが、お人好しゆえに騙されることもあるボクちゃん役に東出昌大。百戦錬磨のベテランコンフィデンスマン。
変装や言葉遣い、根っからの品の良さを活かし、どんな世界の人間にも見える特技を持つリチャード役に、小日向文世。

そしてドラマに引き続き本作の脚本を担当するのは、第29回日本アカデミー賞にて最優秀脚本賞を受賞した『ALWAYS 三丁目の夕日』をはじめ、偏屈で毒舌な弁護士による法廷劇を描いた人気ドラマ『リーガル・ハイ』や卓球の混合ダブルスを組んだ男女の“新感覚ロマンティックコメディー”として昨年大ヒットした『ミックス。』を手がけた古沢良太。
二転三転する壮絶な騙しあい、ド肝を抜くトリックの連続で見るものに息をつかせないストーリーを展開していきます。

ストーリー

舞台は香港。狙うは世界最高のダイヤ!

華麗に大胆に人を騙し続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)
ダー子、ボクちゃん、リチャード。
次なるオサカナ(=ターゲット)は、
香港マフィアの女帝で、その冷酷さから<氷姫>という異名をもつラン・リウ。
彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙って、3人は香港へ。
ランに取り入ろうと様々な策を講じるが、なかなかエサに食いつかず苦戦する。
そんな中、天才詐欺師ジェシーが現れ、同じくランを狙っていることがわかる。
そして以前ダー子達に騙され恨みを持つ日本のヤクザ・赤星の影もちらつき始め、
事態は予測不可能な展開に。
騙し騙されの三つ巴の戦いを制するのは誰なのか!?
史上最大のコンゲームが始まる!!

試写の感想

華麗に大胆に悪人を騙し続けるコンフィデンスマン(=信用詐欺師)
2018年にフジテレビ系「月9」枠で大ヒットしたドラマ「コンフィデンスマンJP」が遂に映画となって蘇る。

ー 目に見えるものが真実とは限らない。何が本当で、何が嘘か。あなたは真実を見抜けるか!? ー
映画のキャッチコピーというのは良くも悪くも「きっとこういう事かな?」と観る前からある程度結末を予想させてしまうと思うのだが、この作品ではその予想の更に上をいく痛快な展開!
さすがは「キサラギ」や「ミックス。」など数々の傑作を生みだした古沢良太だ。

天才的な知能を持つなかなかの破天荒キャラ・ダー子(長澤まさみ)、ダー子の幼馴染で絶賛振り回され中のお人好し・ボクちゃん(東出昌大)、百戦錬磨のベテラン詐欺師で何かと頼れるおじさま・リチャード(小日向文世)という3人の信用詐欺師のターゲットは基本的には悪者。
悪徳商法や違法行為により巨額の富を築いたトップがほとんどであり、弱者や一般人には手を出さない。
今更だが、この悪を斬る的な設定と3人のキャスティングが良い。
脚本が良くて主人公周りの人物のキャスティングがはまり役となれば、余程の事が無ければ面白い映画になるものだ。
その余程の事が起こり得る要因の1つは対抗する組織などの主要人物のキャスティングだが、ここも軽々とクリア。
主要人物の豪華さ(竹内結子・三浦春馬・江口洋介などなど)を無駄にせず、飽きのこないスピード感ある作品になっていた。
三浦春馬の長くて綺麗なまつ毛と江口洋介の大人の色気、竹内結子の美貌にも注目して欲しい。

映画になるという事は様々な部分でのドラマ超えが期待されるが、今回はまずロケ地が香港という事で派手さもスケール感も大幅に増量。
ロケ地が海外だから良いと言うわけではないが、この作品に関してはそれだけ製作陣の力が入っているという事が目に見えてわかるのが気持ちいい。
ここまで揃うと良作になる事は間違い無い為、安心して観ていられる。

ドラマを観た事が無い人でも楽しめるというのは映画化に必要な要素だと思うのだが、ドラマシリーズを観ていない自分にも十分伝わってきたのでそこもおそらく大丈夫。
ドラマからのファンの方がより満足出来るだろう事は言うまでもない。

主題歌・挿入歌はドラマ版に引き続きOfficial髭男dismが務める。
ヒゲダンは2018年個人的NO.1に挙げたいくらいのバンドで、中でもドラマ版で使用された楽曲「ノーダウト」は秀逸。
今回の楽曲「Pretender」もまた、この映画を一層盛り上げてくれていた。

予告動画

「コンフィデンスマンJP」札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌 他 5月17日公開

【キャスト・スタッフ】
長澤まさみ, 東出昌大 ,小手伸也, / 小日向文世
織田梨沙, 瀧川英次, Michael Keida / 前田敦子, 佐津川愛美, 岡田義徳 ,桜井ユキ
生瀬勝久 ,山口紗弥加 / 小池徹平 ,佐藤隆太 ,吉瀬美智子, 石黒 賢
竹内結子, 三浦春馬 ,江口洋介
監督:田中亮
脚本:古沢良太
配給:東宝
上映時間:116分

公式サイト
(C)2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会

投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。10月から毎週 木曜日 18:30-19:00の枠にお引越し。
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