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究極の護送作戦!『マイル22』作品レビュー

作品紹介

『トランスフォーマー』シリーズ

『バトルシップ』『ローン・サバイバー』
マーク・ウォールバーグ × ピーター・バーグ監督4 度目のタッグ!!全方位集中砲火!究極の護衛に挑むアクション超大作!

ストーリー

世界を揺るがすある危険な“物質”が盗まれた。その行方を知る重要参考人から情報を聞き出すため、インドネシアからアメリカへ脱出をさせることになる。しかし、この重要参考人殺害を狙う武装勢力に行く手を阻まれ脱出は不可能な状況にあった。

ジェームズ・シルバ率いる CIA 機密特殊部隊はインドネシアのアメリカ大使館から空港までの22マイル(35.4Km)、全方位集中砲火の中、究極の護衛作戦に挑む。果たして彼らは無事に脱出することができるのか―!?

試写の感想

マーク・ウォールバーグがピーター・バーグ監督と再び手を組んだ今作は、史実をベースにした過去3作とは異なり、東南アジアの架空の国を舞台にしたオリジナル作品となっている。

CIAエージェントのジェームズ・シルバ( マーク・ウォールバーグ )に課せられた任務は、重要参考人のリー(イコ・ウワイス)を空港までの護送。 目指す先の空港は、この作品のタイトルでもある、22マイル(約35.4キロ)先にある。危険物質であるセシウムの在処を知るリーの国外への亡命を阻止しようと武装組織に行く手を阻まれる。

 

重要参考人のリー役を、インドネシアのアクション映画『ザ・レイド』で主演を務めたイコ・ウワイスが演じている。 ギャングの巣窟となった30階建てのマンションを舞台に魅せた壮絶なアクションが話題となったが、今作『マイル22』でも『ザ・レイド』を彷彿とさせるようなマンションでの格闘シーンを描いている。

 

『マイル22』というタイトルや参考人の護送という設定が、ブルース・ウィリス主演の『16ブロック』を連想させるが、サスペンス要素の強い『16ブロック』とは異なり、『マイル22』は速いテンポで銃撃戦や格闘シーンをふんだんに盛り込んだ、アクションメインの作品となっていた。

 

わずか22マイルの距離が近くて遠く、亡命のために用意された飛行機の離陸時間が迫る中で、数で勝る敵勢力の襲撃に苦戦するシーンの数々が作品に切迫感を生み出している。

一方でストーリーの展開が速く、この作戦が ”最強の地上部隊”による”アメリカ最高機密”の作戦であるはずが、簡単に居場所が見つかり追いつかれてしまうので、ミッション開始!即、襲撃!という、観る側に緊張する時間を与えることなくあっさりと敵が登場したところは惜しいと感じた。

スリルや緊張感は味わいにくいが、それでも銃撃戦や格闘シーン、爆破やカーチェイスといったアクション映画の要素が充実しているので、 マーク・ウォールバーグやイコ・ウワイスのアクションを純粋に楽しめる作品となっており、ラストには”予想外?”の展開も待っているので、最後まで飽きさせないようにできている。

予告動画

「マイル22」

監督:ピーター・バーグ『バトルシップ』、『ローン・サバイバー』 

脚本:リー・カーペンター 

撮影:ジャック・ジューフレ

出演:マーク・ウォールバーグ、ローレン・コーハン、イコ・ウワイス、ロンダ・ラウジー、ジョン・マルコヴィッチ ほか 

公式サイト
Facebook & twitter @mile22moviejp

2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/95分/原題:Mile 22
配給: クロックワークス

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投稿者プロフィール

Atushi Kitashima
なんとなく立ち寄ったミニシアターで映画の面白さを知り、学生時代に日本映画に夢中になりました。
最近は邦画・洋画問わず、アクション、ミステリー、ホラーを好んで観ていましたが、映画レビューサッポロへの参加をきっかけに、より幅広いジャンルの映画の魅力を知りたいと思っています。
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