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『TAXi』シリーズ5作目「TAXi ダイヤモンド・ミッション」作品レビュー

作品紹介

リュック・ベッソンが製作・脚本をつとめ、新感覚カー・アクションとして全世界にTAXi旋風を巻き起こし、大ヒットした『TAXi』シリーズ。1作目の『TAXi』(98)公開から20年以上の時を経て、満を持して第5作目となる『TAXi ダイヤモンド・ミッション』が公開される。

『TAXi④』までのキャストを刷新し、新たにバディとなったのは、『Porn in the Hood』(12)『Pattaya』(16)(共に日本未公開)の監督で本国フランスにて大ヒットをおさめた、フランク・ガスタンビドと、フランスで大人気のコメディアン、マリク・ベンタルハ。

共に『TAXi』シリーズの大ファンだったという二人が企画・製作し、フランクは本作で監督も務め、新しい『TAXi』を生み出した。

フランスではすでに公開され、『レディ・プレイヤー1』をおさえて2週連続第1位を獲得!

動員数も365万人を超える特大ヒットとなった!

ヨーロッパ各国でも次々に公開され、軒並みランキング上位の成績を記録。アクセル全開の大ヒットを飛ばしている。

 

そして『TAXi④』にて進化したプジョー407は健在!

一見ごく普通のタクシーでありながら、ボタン一つでルーフダクトやウイング、サイドスカートが出現しおまけにホイールもチェンジ!コントロールパネルでモードもチェンジでき、007のボンド・カーもびっくりなこの仕様を、本作では更にチューンアップ!

時速300km超えの世界最速タクシーが砂漠やマルセイユ、地中海、おまけに空まで縦横無尽に駆け巡る!!

敵のイタリア強盗団が操るフェラーリ、ランボルギーニなどの高級車も見どころの一つ。

実際にマルセイユの街を封鎖して撮影されたド派手なカーチェイスは、手に汗握る、迫力あふれるリアルな映像となっている。

2019年最初で最高の、爽快、軽快、超痛快!のノンストップ・エンタテインメント!!

 

“タクシー”の常識を超速でブッチ切る!!

リュック・ベッソンが放つ新感覚・カーアクション、再始動!

ストーリー

超絶ドライブテク【でもスピード狂!】警官×街を熟知する【だが間抜けな!】タクシードライバー

検挙率No.1で最高のドライビングテクを持ちながら、スピード狂で問題だらけの警官、マロ。

パリ警察から特殊部隊への異動を夢見ていた彼は、ある日地方都市マルセイユへ左遷されてしまう。赴任したマルセイユ警察は、フェラーリなどの高級車を操り、華麗に宝石を盗むイタリアの強盗団にやられっぱなし。マロは、時速300km超えの伝説のタクシー:プジョー407を探して対抗する事に。

今は中東にあるそのタクシーを手に入れるため、ダニエルの甥で街を熟知しているものの、ウーバー最低評価の間抜けなタクシードライバー、エディと渋々ながらタッグを組むはめに。そんな中、5日後に世界最大のダイヤモンド“カシオペア”が到着するという知らせが。強盗団は警察内部にもスパイを配置、更にはドローンも使用した完璧な作戦で、ダイヤモンドを盗み出そうとしていた。

凸凹コンビと伝説のタクシーVS頭脳派強盗団の赤いランボルギーニ!

マルセイユを駆け巡るド迫力なカーチェイスの果てに、彼らはダイヤモンドを守り切れるのか!?

感想レビュー

イケメン俳優のフランク・ガスタンビドと、人気コメディアンのマリク・ベンタルハ。

本作の監督と共同脚本を兼任したフランクと、相棒役のマリク。
主演俳優のふたりが、子供時代に観たリュック・ベッソン脚本の「TAXi」シリーズは、20年経った今もカースタント映画のレジェンドとして語り継がれており、ハリウッド張りの撮影技術とスピード感あふれるカーチェイスを古都マルセイユで撮影し、世界的にも大ヒットした作品である。

 

フランスのショービズ界で成功を収めたふたりが、何とインスタグラムでリュック・ベッソンにラブコールをし、映画化の運びとなったという。SNSを介して続編製作が決定したことには驚きだ。

 

レーサー並みのドライブテクニックを持ちながらスピード狂でトラブルメーカーの警官マロ(フランク)と、過去シリーズの主人公の伝説のタクシードライバー・ダニエルの甥で、間抜けなタクシー運転手エディ(マリク)が新たなバディとして登場する。

 

歴代の作品に出演してきた、おとぼけキャラのジベール警察署長が、マルセイユの市長へと昇格(ベルナール・ファルシー)して登場。
映画「TAXi」ファンの期待を裏切らない嬉しいサプライズだ。

 

シリーズのテーマソング「Pump It」が本作でも流れ、過去作へのリスペクトを感じる。

主人公マロとエディの凸凹コンビと、風変わりで愉快なマルセイユ署の仲間たちが繰り広げるハチャメチャなコメディと、チューンナップしたプジョー407と強盗団の赤いランボルギーニのスリリングなカーチェイスが見どころ。

 

様々な人種と個性的な面々が本作に登場する多文化な側面と、古都の城壁や古い港と歴史のあるマルセイユの街をスーパーカーが時速300キロで疾走するミスマッチな構図は、ハリウッド映画とひと味違うエンターテイメントとして楽しめる。

美しく太陽の眩しいの南仏マルセイユへ、ロケ地巡りの旅に出たくなってしまうワクワクする映画だ。

 

人気芸人「千鳥」が、今作『TAXi ダイヤモンド・ミッション』の日本語吹き替え版に、クセのある強盗兄弟として登場。

それに加え、ローカルエリアの人気パーソナリティーに声優として出演してもらうというプロジェクトを実施。
北海道代表は、STVラジオ「工藤じゅんきの十人十色」などの人気パーソナリティー、工藤じゅんきさんが吹替え声優に初挑戦しました。

 

 

 

 

吹替え声優初挑戦!工藤じゅんき オフィシャルコメント

『KISS以外で、他人の唇に合わせるという体験は初めてでした。難しい!けれど面白い!落研出身の血が騒ぎました』


予告動画

 

監督 フランク・ガスタンビド
製作 リュック・ベッソン 、 ミシェル・ペタン 、 ロラン・ペタン
脚本 リュック・ベッソン 、 フランク・ガスタンビド 、 ステファーヌ・カザンジャン

キャスト
フランク・ガスタンビド
 マリク・ベンタルハ
 ベルナール・ファルシー

原題 TAXI 5
製作年 2018年
製作国 フランス
配給 アスミック・エース
公式サイト
上映時間 103分

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投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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