2019年3月20日
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全ての日本人に問う『働く事』の正義とは?『七つの会議』2019年2月1日公開 試写の感想

  • 2018年12月27日

映画紹介

『陸王』、『下町ロケット』、『オレたちバブル入行組』などの半沢直樹シリーズほか代表作は数知れず。企業の矛盾、そして働く人々の葛藤や絆など身近な視点を題材に、痛快でありながら、エンターテインメントとミステリーが 絶妙に融合した小説を生み続ける作家・池井戸潤。その作品群の中でも“傑作”との呼び声が高いクライムノベル『七つの会議』(集英社文庫刊)がついに、スクリーンへ登場する。
「結果がすべて」そんな考え方が今なお続く会社が物語の舞台。きっかけは社内で起きたパワハラ騒動だったが、そこに隠されたある謎が、会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがすことに……。
働くことの「正義」とは? そして、守るべき信念とは何か?
現代に生きる全ての日本人に捧ぐ、企業犯罪エンターテインメント
—— 映画『七つの会議』
主演は狂言界の至宝にして、俳優としても唯一無二の存在感を放つ、野村萬斎。捉えどころのない自由奔放な顔と、信念を貫く強い心を併せ持つ人物像、主人公・八角民夫(やすみたみお 通称「ハッカク」)に挑む。更には、今までの池井戸作品を支えた重厚かつ、超豪華な俳優陣が勢揃い。
メガホンをとるのは、『私は貝になりたい』(08)、『祈りの幕が下りる時』(18)を手掛け、その確かな演出力とエモーショナルな映像表現が高く評価された福澤克雄。池井戸作品のドラマ化を数多く成功に導いたその手腕で、複雑な心情の変化を緻密に、ストーリー展開をダイナミックに描き出す。
主題歌は、ロックの時代を作り、そして変革し、様々な人々の人生に影響を与え、自ら進化し続ける“ロック界最重要アーティスト”ボブ・ディランのバラード「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」。日本映画への楽曲提供はノーベル文学賞受賞後、初。愛そのものを唄い上げた名曲が闘いを終えた人々への鎮魂歌として響き渡る。

ストーリー

都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。
トップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果さず、定例の営業会議では傍観しているのみ。 絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。
ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。 そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。 北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。
そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新課長として着任する。 会社の“顔”である一課で、成績を上げられずに場違いすら感じる原島。
誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。
だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた……。

試写の感想

「原作 池井戸 潤」と聞くだけで、今度はどんな闇を暴いて痛快に斬ってくれるのだろうと、大きな期待が膨らむ。
さらに、主演は野村 萬斎! 脇を固めるキャストも香川 照之、片岡 愛之助、及川 光博、橋爪 功…と実力派揃いでさらに期待が膨らむ!

ピンと張り詰めた空気、ノルマ未達を厳しく叱責する上司、平身低頭でひたすら嵐の過ぎ去るのを待つ部下たち…。そんなピリピリした雰囲気の中に小さく響く場違いなイビキの音…。

パワハラ、職場内不倫、検査結果偽装…、“企業”という大きな組織の中に巣食う様々な闇が少しずつ正体を露わにしていく。
「一体、何が起こったの?」「どうして?」「その裏に何が?」…、決して観る者を飽きさせないテンポの良いストーリー展開に、グイグイ引き込まれた。
そして、私の想像を超えた更なる闇が待ち構えていた…。

『企業』という組織の中で生きる『サラリーマン』という人種、企業の論理を押し付けられ続けるうちに、世間一般の常識とか倫理観とは違う次元の思考回路に陥ってしまうのだろうか?
今年も様々な大企業で発覚した不正の裏側を見た気がした。

予告動画

『七つの会議』2019年2月1日 札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌 他 公開

 

原作:池井戸潤『七つの会議』(集英社文庫刊)
監督:福澤克雄
主題歌:ボブ・ディラン「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
キャスト
野村萬斎
香川照之 及川光博 片岡愛之助
音尾琢真 藤森慎吾 朝倉あき 岡田浩暉
木下ほうか 吉田 羊
土屋太鳳 小泉孝太郎 溝端淳平 春風亭昇太
立川談春 勝村政信
世良公則 鹿賀丈史 橋爪 功 北大路欣也

公式サイト
上映時間:119分

製作:「七つの会議」製作委員会
配給:東宝

©2019映画「七つの会議」製作委員会

投稿者プロフィール

Kazue
Kazue
好きな映画はサスペンスや冒険映画です。趣味はヨガ。好きな映画は『最強のふたり』『マリーゴールドホテル』『女神は二度微笑む』好きな俳優はモーガン・フリーマン、オードリー・ヘップバーン、メリル・ストリープです。
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