2018年11月14日
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有村架純主演『かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-』11月30日公開 試写の感想

作品紹介

お義父さん
血のつながらないキミ
そして、何も持っていない私
3人の旅はいま始まったばかり。
あなたの心に、『RAILWAYS』が帰ってきますー。
人生を鉄道になぞらえて描いてきた映画『RAILWAYS』シリーズの最新作。
亡き夫の連れ子・駿也とともに、夫の故郷・鹿児島で鉄道運転士を目指す奥薗晶役に有村架純。
晶の義父で、鉄道を愛し、人生を捧げて生きてきた男・奥薗節夫役に國村隼。
このほか、桜庭ななみ、木下ほうか、筒井真理子、板尾創路、青木崇高ら実力派俳優陣が集結。
物語のもうひとつの主人公である鉄道には、熊本県から鹿児島県を結ぶ、
“肥薩おれんじ鉄道”が選ばれました。
鹿児島県阿久根市など美しく彩り豊かな九州の西海岸を舞台に、
愛する人を失った家族の再出発を温かく描きます。

ストーリー

わたしたちにしか描けない、家族のカタチ。
晶(有村架純)は、夫・修平(青木崇高)とその連れ子・駿也(歸山竜成)と東京で幸せに暮らしていたが、修平の突然の死で生活は一変。残された駿也と共に夫の故郷・鹿児島へ向かい、まだ会ったことのない義父の節夫(國村隼)を訪ねる。節夫は、運転士の仕事一筋で家族を顧みずに生きてきたが、突然やってきた晶たちを戸惑いつつも受け入れ、母としてまっすぐに生きようとする晶の姿に次第に心を動かされていく。そして晶は、亡き修平の子供の頃の夢でもあり、電車好きな駿也のため、鉄道の運転士を目指すことに。温かい人々との出会いや絆が、晶・節夫・駿也の3人を“かぞくいろ”に染めていくー。

試写の感想

人生を鉄道の旅になぞらえた『RAILWAYS』シリーズの最新作は、まさに今、人生の鉄道旅行を停車中である3人の家族の物語。

作品の舞台は鹿児島と熊本を結ぶローカル鉄道の肥薩おれんじ鉄道。海沿いの自然豊かな景色の中を一両編成の電車(ディーゼル車)が走る姿は旅心を誘う。

都心の通勤電車では味わえないゆったりとした時間が流れ、美しい風景にユニークな観光列車と、おれんじ鉄道の魅力がふんだんに盛り込まれ、観終えた時には電車旅行が恋しくなるはず。

副題に『わたしたちの出発』とあるように、夫・修平(青木崇高)を突然失った晶(有村架純)と、修平の連れ子の駿也(歸山竜成)の親子と、初対面の義理の娘から息子の死を告げられる義父の節夫(國村隼)の3人が、新しい家族を作っていく。

物語の冒頭では、電車を眺めながら、目の前の線路が鹿児島まで繋がっているのだと修平が駿也に伝える。シーンが現在に切り替わり、晶と駿也が電車に乗って義父の住む鹿児島へ向かう。

鉄道を題材としているだけあり、レールの先に誰かが待っていて、人生の再出発の舞台が用意されている。そんなメッセージが込められているように感じた。登場人物のように、新しい一歩を踏み出したい、と思うような人達の背中を少し押してくれるような作品になっている。

父親の死をいまだ受け入れられない10歳の駿也を演じた、歸山竜成くんの演技が素晴らしい。実の両親を失った駿也が家族をテーマに作文を発表するシーンは涙を誘う。

シングルマザーの晶と、晶を「お母さん」ではなく「晶ちゃん」と呼ぶ駿也、そんな駿也への接し方がわからない節夫の3人が、それぞれに3人の家族のあり方を見つけていく過程を綺麗にまとめていて、エンドロールの後に観てよかったと感じさせてくれた作品だった。

予告動画

かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-
2018年11月30日 札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌 他全国ロードショー/11月23日 鹿児島・熊本先行公開

監督・脚本:吉田康弘
出演: 有村架純 國村隼
桜庭ななみ 歸山竜成/木下ほうか 筒井真理子/板尾創路 青木崇高
音楽:富貴晴美

特別協賛:出水酒造
協賛:鹿児島県阿久根市/映画「かぞくいろ」制作を応援する会

撮影協力:肥薩おれんじ鉄道/九州旅客鉄道
製作:「かぞくいろ」製作委員会
配給:松竹
上映時間:120分

公式サイト 
©2018「かぞくいろ」製作委員会

投稿者プロフィール

Atushi Kitashima
Atushi Kitashima
なんとなく立ち寄ったミニシアターで映画の面白さを知り、学生時代に日本映画に夢中になりました。
最近は邦画・洋画問わず、アクション、ミステリー、ホラーを好んで観ていましたが、映画レビューサッポロへの参加をきっかけに、より幅広いジャンルの映画の魅力を知りたいと思っています。
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