2018年8月17日
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松坂桃李主演・官能と愛のドラマ【R18】を映画化!『娼年』4月6日公開

誰もしたことのない、映画体験。
観るものの感情を刺激する【R18】愛のドラマ

映画紹介

原作は2001年の直木賞候補となった石田衣良の恋愛小説。娼夫である主人公リョウと、様々な女性たちのセックスを美しい筆致で描きながら、女性たちの欲望、そしてその近くにある心の傷を優しく肯定する内容は大きな話題となると同時に、多くの女性の共感を得た。2016年8月には三浦大輔演出、松坂桃李主演で舞台化。俳優陣が観客の目の前で一糸まとわず”表現”するというセンセーショナルな内容で話題騒然となり、全公演即ソールドアウトの伝説の舞台となったことも記憶に新しい。

そして遂に、三浦×松坂のコンビは、困難と言われた映画化に挑んだ。退屈な日常を送る20歳の大学生・森中領は、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香に誘われ”娼夫”となる。リョウはさまざまな女性たちと身体を重ねながら、彼女たちの心の奥に隠された欲望や心の傷を優しく癒し、自らも少しずつ成長していく。優しく繊細な心理描写と、俳優陣が全身全霊を傾け、極限まで挑んだ本作は、映画史における「事件」になる―。

ストーリー

主人公の森中領は東京の名門大学生。日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。ある日、美しい女性がバーに現れた。女性の名前は御堂静香。「女なんてつまんないよ」という領に静香は”情熱の試験”を受けさせる。それは、静香が手がける会員制ボーイズクラブ、「Le Club Passion」に入るための試験であった。 入店を決意した領は、翌日から娼夫・リョウとして仕事を始める。最初こそ戸惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく。

試写の感想

2014年、三浦大輔監督の映画『愛の渦』は乱交パーティーの風俗店の一晩の出会いと性行為をテーマにした映画で、参加者の欲望が渦巻く性の世界。あまりにも衝撃的な性描写と、参加者たちの駆け引きが強烈で、私の共感できない映画の一つだ。

昨年の舞台娼年』を三浦大輔監督が映画化。松坂桃李が演じる主人公の森中 領と、女性たちとの激しい性行為が中心となっている。

実年齢は29歳だが、あどけなさの残る20歳の役を演じた松坂桃李。彼の裸とセックスシーンが多すぎて、最初は恥ずかしさを感じたが、段々と目が裸に慣れてしまい、彼が服を着ていることに違和感を覚えだす。

 御堂 静香(みどう しずか)に誘われ、娼夫となるが、次第に彼の中のトラウマが露わとなり、何故年上の女性と抵抗無く付き合えるのか?その理由を知ることになる。

本作は『愛の渦』と比較すると性描写がソフトだ。
森中 領が女性とのセックスを重ねることで、無感情な20歳の男子学生が、人として成長していくのだ。

森中 領の上品なスーツの着こなし、年上女性との優しい会話。彼との情事に5万円以上のお金を払う女性たちに、やはり共感はできないが、彼は様々な理由から、セックスに不満を持つ女性たちの心と体を癒やしていく。

三浦大輔監督と原作作家の石田衣良氏が、男性であるため男性視点の激しいセックス描写なのだろう。映画はリアルとはちょっと違う…そんな突っ込みどころも多々あるが、顧客たちのフェチズムを上手く表現している。

女性でも見やすく、不思議といやらしさはなかった。R15指定の官能的なドラマ。松坂桃李の綺麗な裸体をぜひ劇場のスクリーンで!

予告動画

『娼年』4月6日、ディノスシネマズ札幌劇場、ユナイテッドシネマ・札幌で公開

監督:三浦大輔
原作:石田衣良(集英社文庫刊)
出演:松坂桃李、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ
配給:ファントム・フィルム
映倫区分:R18+
上映時間:119分
公式サイト

(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

投稿者プロフィール

佐藤 友美
佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Reviewを立ち上げ、新作映画の最速レビューサイトとを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
道内最多試写鑑賞数を誇る、映画レビューライターです。FMラジオ番組に最新映画紹介で生出演をしています。