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シリーズ完結!!『ダイバージェントFINAL』あらすじ 感想

ベロニカ・ロスの世界的ベストセラーを映画化した「ダイバージェント」シリーズ完結!!

作品概要

人類が【無欲】<アブネゲーション>【平和】<アミティー>【高潔】<キャンダー>【勇敢】<ドーントレス>【博学】<エリュダイト>の5つの派閥に分類され管理されていた社会体制が大規模なクーデターによって崩壊し、新たな勢力が支配力を拡大していた近未来のシカゴ。街は巨大なフェンスに囲まれ、強権的に重いゲートで閉鎖されていた。混迷の中を逃れ、外の世界に希望を見出そうと考えた主人公トリスは、仲間と共に未知なる外界へ脱出する──。が、そこに待ち受けていたのは【異端者(ダイバージェント)】にまつわる驚愕の事実と、人類の記憶を消去し世界を“リセット”させようと企む組織の恐ろしい陰謀だった…

ストーリー

近未来、人類が5つの派閥に分類・管理されていた社会体制が崩壊し、世界の真実を告げるメッセージがシカゴの街にこだましていた。
『皆さんを隔離から解放する時がきました。仲間が待っています、希望を胸にフェンスの外で──』
新たなシカゴの支配者の座にのし上がったイブリン(ナオミ・ワッツ)は、街全体を巨大なフェンスで封鎖し、外へ脱出しようとする者たちを強権的に阻んでいた。イブリンら新勢力は混迷を極める民衆を鎮静化させるため、前支配者であるジェニーンの部下を裁判という名のもとに処刑していた。

その惨状を目の当たりにした元【平和】の派閥リーダー、ジョアンナ(オクタヴィア・スペンサー)は、新たなコミュニティ【忠誠者(:アリージェント)】を名乗り、イブリンとの対決姿勢を内戦の気運が漂うなか、フェンスの外の世界に希望を見出そうとしたトリス(シャイリーン・ウッドリー)は恋人のフォー(テオ・ジェームズ)、兄ケイレブ(アンセル・エルゴート)、トーリ(マギー・Q)、クリスティーナ(ゾーイ・クラヴィッツ)、ピーター(マイルズ・テラー)らと共に脱出作戦を決行する。イブリンの部下エドガー(ジョニー・ウェストン)たちの執拗な追撃に阻まれながらもそびえたつフェンスを突破し、生まれて初めて未知なる外界へ──。しかしそこには汚染で荒れ果てた大地が広がっており、期待していた世界とは全く違った。

「遺伝子繁栄推進局」へと案内された5人は、人類が過去に試みた遺伝子操作が世界の格差を生み民衆の間に亀裂が生じたことよって地球規模の大戦争が起きたこと、それを教訓に純潔な遺伝子を持つ“純粋者(ルビ:ピュア)”を誕生させるプロジェクトが進められ、人類が実験台として利用されているという衝撃の事実を知る。

局長のデイビッド(ジェフ・ダニエルズ)と面会したトリスは、“損傷者(ルビ:ダメージド)”だった亡き母がここで損傷遺伝子の修復を受け、人類に希望を与えるため自ら志願して実験台になったこと、その結果自分だけが“純粋者”の遺伝子を持つ人間として誕生したことを初めて知らされる。

一方、フォーとクリスティーナは訓練官ニータ(ナディア・ヒルカー)ほか軍隊とともに汚染された地域の子供たちを救出し遺伝子繁栄推進局で保護するという任務に就いていた。だが、フォーたちが実際目にしたのは健康な子供たちを強引に略奪し、記憶消去ガスによって強制的に人格修正をするという恐ろしい企みだった。
その頃、【忠誠者】たちの反乱を封じる手段を考えていた支配者イブリンは、デイビッドがシカゴに秘密裏に配備させていた記憶消去ガスを発動させ、全市民の記憶を抹消しようと動き出していた。果たして、トリスたちは故郷シカゴを救い人類の記憶を守ることができるのか――!?

作品レビュー

前作に続いてシャイリー・ウッドリー、テオ・ジェームス、オクタヴィア・スペンサー、マイルズ・テラー、ナオミ・ワッツが出演。
テレビドラマ『ニュースルーム』でお馴染みのジェフ・ダニエルズが新キャラクターとして登場。
ベアトリスの母が存在した理由や、派閥制度への疑問とまさかの裏切り、記憶を消される危機感など…シリーズのラストに相応しい戦いと謎解きがある。

2作目まで観たファンにはショッキングな内容で、今までの派閥や身内での争いは何だったの?と正直驚いた。
前作を覆すような設定と、ダイバージェント(異端者)と異端視されていたベアトリスが実は純粋(ピュア)だったという意外な展開に、騙されたような気持ちになる。

『きっと、星のせいじゃない。』でシャイリーと息の合った演技を見せた、兄・ケイレブ役のアンセル・エルゴートは2017年8月公開の『ベイビー・ドライバー』で主役を演じており、今後の活躍の期待が大きい。
マイルズ・テラーや、オクタヴィア・スペンサーと今話題のキャストが集結した近未来SF大作である。

過去2作品を知らない方は、ダイジェスト予告を観てから劇場へ!

キャスト/製作

監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:シャイリーン・ウッドリー ,テオ・ジェームズ ,オクタヴィア・スペンサー ,マイルズ・テラー ,ゾーイ・クラヴィッツ ,ナオミ・ワッツ, ジェフ・ダニエルズ
配給:シンカ
制作国: アメリカ(2017)
上映時間 120分
原題: Allegiant
公式サイト 
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投稿者プロフィール

佐藤 友美
2013年にHokkaido Movie Review・新作映画の最速レビューサイトを立ち上げ『映画レビューサッポロ from HMR』として2017年10月にwebを一新。
旅好きで映画ロケ地のツアー取材が得意。FMラジオでの映画紹介を経てからの映画ライターと本Webサイトのデザインを担当。
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