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ホラー映画『ブラックフォン 2』11月22日公開 作品レビュー

作品紹介

「ドクター・ストレンジ」「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソン監督が手がけた、2022年のサスペンス・スリラー『ブラックフォン』の続編。
ジョー・ヒルの短編小説「黒電話」を原作に、再び“死者からのメッセージ”が鳴り響く。
前作で誘拐犯グラバーから生還した少年フィニーと妹グウェンが、死者となって現れた殺人鬼に立ち向かう。恐怖だけでなく「トラウマ」「贖罪」「過去の自分との対峙」といったテーマも深く掘り下げられた作品。

ストーリー

子どもの失踪事件が相次ぐコロラド州。
かつて連続殺人鬼グラバーに誘拐されながらも、黒電話を通じた死者の声と妹グウェンの不思議な力に救われた少年フィニー。
4年後、17歳になった彼はいまだ事件の悪夢に囚われていた。
一方、15歳に成長したグウェンは、再び子どもが殺される悪夢を見るようになる。
兄を説得して事件の現場「ウィンターキャンプ」へ向かった2人が辿り着いたのは、グラバーと彼らの家族を結ぶ、恐るべき真実だった――。

そして再び黒電話が鳴る。
死者となったグラバーから、怨念の“着信”が届く。

作品レビュー

ホラー好き待望!

2022年のスリラー「ブラック・フォン」の続編がいよいよ公開。

前作で殺人鬼に監禁されながらも生還した少年とその妹が、死者となって再び現れた殺人鬼に立ち向かう姿を描く。

引き続き名優イーサン・ホークが連続殺人鬼グラバーを怪演!メイソン・テムズがフィニー役、マデリーン・マックグロウがグウェン役を続投した。

ストーリーは事件の4年後。

今も尚 地下室のトラウマに苦しみながら過ごす17歳のフィニーと、強い意志を持つ少女へと成長した15歳の妹グウェン。

この4年で2人はそれぞれの能力に対して全く違う向き合い方をしていた。

黒電話に届く「死者からのメッセージ」から逃れたいフィニーと、「不思議な力」を受け入れているグウェン。

父親との距離感も微妙で随分とひねくれてしまったフィニーだが、そんな中でもグウェンを大切に想っているのは伝わってくるし、確かにこの能力はなかなか辛いものがあるなと同情してしまった。

ネタバレにならないよう諸々割愛するが、悪夢の原因であろう場所「ウィンターキャンプ」へと向かうことを決意するグウェンは逞しく、なんだかんだ ついていくフィニーは優しい。

彼らがどのように状況を打開するのかをハラハラしながら見守って欲しいのだが、登場人物の中で誰よりも勇敢で男前だったのはウィンターキャンプにいたマスタング(アリアンナ・リヴァス)のように感じた。

彼女に賞賛を送りたい。

『ブラックフォン 2』


キャスト: イーサン・ホーク(グラバー)
メイソン・テムズ(フィニー)
マデリーン・マックグロウ(グウェン)
デミアン・ビチル
ミゲル・モラ
ジェレミー・デイビス
アリアンナ・リヴァス
監督:スコット・デリクソン
脚本:スコット・デリクソン、C・ロバート・カージル
原作:ジョー・ヒル「黒電話」
提供:ユニバーサル・ピクチャーズ
上映時間:114分
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
原題:BLACK PHONE 2

レイティング:R15+
公式サイト

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投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
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