世界中で大ヒット中の【異変】探し無限ループゲームを実写映画化!
地下鉄の改札を出て白い地下通路を歩いていく。天井には【出口8】の看板。だがいつまでも出口に辿り着くことができない。何度もすれ違う同じ男に違和感を感じ、やがて自分が同じ通路を繰り返し歩いていることに気付く。そして壁に掲示されている、謎めいた【ご案内】を見つける。通路のどこかに【異変】があれば引き返し、なければそのまま前に進む。【1番出口】【2番出口】【3番出口】……正しければ【8番出口】に近づき、見落とすと【0番出口】に戻る。次々と現れる不可解な異変を見つけ、絶望的にループする無限回廊から抜け出すことができるのか?
インディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏がたったひとりで制作し、累計180万本超の世界的大ヒットを記録したゲーム『8番出口』が実写映画化。「あのゲームをどうやって映画に?」と謎につつまれた映画プロジェクトだったが、わずか30秒の特報映像と二宮和也の主演情報が解禁されると、爆発的に全世界に拡散され、Xのポストが2800万インプレッション超えをするという「異変」が発生。その他の出演者については『VIVANT』で強烈な個性を放った河内大和、唯一無二の存在感を放つ国民的ミューズ・小松菜奈など、数少ない情報のみが公開されている。
『告白』『悪人』『君の名は。』『怪物』などの映画を製作し、初監督作『百花』で第70回サン・セバスティアン国際映画祭にて日本人初となる最優秀監督賞を受賞した川村元気が監督・脚本を務めた本作は、アジア、ヨーロッパなど既に30以上の国と地域での上映が決定。さらに、第78回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション【ミッドナイト・スクリーニング部門】への出品が決定。いま最も世界から公開を待ち望まれている日本映画となった。
異変を見逃さないこと。
異変を見つけたら、すぐに引き返すこと。
異変が見つからなかったら、引き返さないこと
8番出口から、外に出ること
世界的大ヒットを記録したゲームが実写映画化。それだけでも話題性は抜群だが、メガホンを取ったのは経験実績ともに映画界に名を馳せている川村元気監督。脚本も手がけている。
ただ、それより何より期待せずにいられないのは主演俳優、二宮和也だ。
普段全くホラー映画を観ない、むしろ避けている人は多いだろう。だが「ニノが主演なら」と興味を持ち映画館に足を運びたくなるのは女性ファンだけではないはず。ホラーというジャンルながらも彼が主演というだけで和らいでくれ、多少の不安を観る前に取り除いてくれるのが不思議だ。
尚且つ、95分という時間もハードルを下げてくれている。2時間半超という映画も珍しくはない昨今、これはホラー初心者には有り難い。
そしてホラーではあるがストーリーがしっかりと存在しているのも本作の特徴だろう。人がひしめき合う地下鉄の中で起こる不穏な空気。誰もが見て見ぬ振りを決め込み、乗客の1人である二宮和也演じる男性も同じで疲れ切った表情。それは自然と生活感を感じさせ「これは自分だ」と思わずにいられない。
だが本筋は地下鉄の地下通路「8番出口」から脱出できるか否かという至ってシンプルな内容。0番から始まり8番も間近なところで振り出しに戻されると絶望的になる。それが良くも悪くも我々観客も体感することができる。後ろを振り向くと人がいるようなビクっとさせるシーン、耳障りな音楽、目を伏せたくなるような気持ち悪い演出、それらホラー特有さは健在だ。
数字がタイトルに含まれている映画は不思議と記憶に残る。本作もそれは間違いないだろう。そして地下通路で8番出口を見るたびに思い出す。
まだまだ暑い日が続いている日本列島。少しでも多くの人に涼んでもらいたい。
キャスト:二宮和也 河内大和 浅沼成 花瀬琴音 小松菜奈
原作: KOTAKE CREATE「8番出口」
配給: 東宝
監督: 川村元気
脚本: 平瀬謙太朗、川村元気
音楽: Yasutaka Nakata (CAPSULE)、網守将平
脚本協力: 二宮和也
公式サイト
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