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HYの名曲『366⽇』を映画化!1⽉10⽇公開 作品レビュー

作品紹介

沖縄出⾝のバンド・HYの名曲「366⽇」からインスパイアされた映画『366⽇』は、叶わぬ恋を歌った失恋ソングとして2008年に発表され、今なお世代を超えて愛され続けている楽曲。映画『366⽇』では、その楽曲をモチーフに、映画オリジナルのストーリーが紡がれます。主⼈公を演じるのは⾚楚衛⼆。ヒロインを演じるのは上⽩⽯萌歌。物語に深みと彩りをもたらす、幅広い世代の豪華俳優陣が集結している。

ストーリー

2003年、沖縄に住む⾼校⽣・湊(⾚楚衛⼆)は、同じ⾼校の後輩・美海(上⽩⽯萌歌)と出会う。同じ⾳楽が好きな2⼈は⾃然と惹かれ合っていき、湊の卒業式の⽇に告⽩し付き合うことに。⺟を病気で亡くし、⾳楽を作るという⾃分の夢を諦めかけていた湊だったが、「いつか湊先輩が作った曲、聴きたいです」という美海の⾔葉に背中を押され、東京の⼤学へ進学。2年後、美海も上京し湊と再会、東京での2⼈の幸せな⽇々が始まる。⾳楽会社に就職が決まった湊と、通訳という⾃分の夢に向かって頑張る美海。「こんな幸せが、365⽇ずっと続きますように」そう願っていた2⼈。しかしある⽇、湊は突然別れを告げ、美海のもとを去ってしまう――。沖縄と東京という2つの都市を舞台に、20年の時を超えた、切なすぎる純愛ラブストーリー。

作品レビュー

沖縄出身のバンド「HY」の同名楽曲をモチーフに、沖縄と東京を舞台に20年の時を超えて織りなされる純愛を描いたオリジナルストーリー!

始まりは2003年、沖縄。
高校生の湊と同じ高校の後輩である美海との出会い、そして近付く心の距離。
学生時代に音楽の趣味が合う人と出会い、その音楽をキッカケにして仲が深まるというのはキュンとくるシチュエーションだ。
美海に背中を押される形で諦めかけていた夢を追う決意を固めた湊と、彼を支えたいと願う美海との幸せな日々が眩しい。
相手を想いながら編集したMDでのやり取りも懐かしく、自身の青春時代を思い出して甘酸っぱい気持ちになった。

赤楚衛二が主人公・湊役、上白石萌歌がヒロイン・美海役を務めているのだが、2人がこの役をとても大切に演じているのが伝わってくる。
美海の幼馴染を演じた中島裕翔の存在感も良かった。
忘れられない恋がある人、音楽から力を貰った人、それぞれに響くだろう切なく清らかなストーリー。
あの時こうしていれば、あの時こう話せたら。そんな経験は誰しもある事だろう。
愛した人と共にいることだけが全てではないと感じさせてくれる作品だった。

『366⽇』2025年1月10日公開


主演︓⾚楚衛⼆、上⽩⽯萌歌、中島裕翔、⽟城ティナ、
稲垣来泉、齋藤潤、溝端淳平(友情出演)、⽯⽥ひかり(友情出演)、
国仲涼⼦、杉本哲太
Inspired by HY 「366⽇」
監督︓新城毅彦
脚本︓福⽥果歩
⾳楽︓⽇向萌
配給︓ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント松⽵
原作︓「366⽇」物語委員会
製作︓映画「366⽇」製作委員会
©2025映画「366⽇」製作委員会
公式サイト

投稿者プロフィール

兼平ゆきえ
兼平ゆきえ
映画・音楽・本 など 観たり聴いたり読んだりと忙しく過ごすのが好きなインドア派。恵庭発 北海道のMUSIC&ART情報サイト From E…代表。不定期で企画LIVEを開催。2018年7月から 恵庭市のコミュニティFM e-niwa にて、映画や音楽の話を中心とした番組『From E…LIFE(フロムイーライフ)』を放送開始。
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