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『あの人が消えた』9月20日公開 作品レビュー

作品紹介

次々と人が消えるマンションを舞台に、超豪華キャストと大注目クリエイターで贈る完全オリジナル先読み不可能ミステリー・エンターテインメント !!

2023年に放送されたドラマ「ブラッシュアップライフ」で国内外問わず名だたる賞を受賞した今大注目のクリエイター水野格が、完全オリジナル脚本で挑む、映画『あの人が消えた』。
「次々と人が消える」と噂されるいわくつきのマンションを舞台に、配達員の青年・丸子と先輩配達員の荒川が、怪しげな住人らの“秘密”を偶然知ってしまったことから大事件へと巻き込まれていく“先読み不可能”なミステリー作品。 
主人公・丸子を演じるのは、今もっとも注目を集める若手俳優の高橋文哉。
丸子の職場の先輩で小説家を夢見る男・荒川役を田中圭が演じます。

 
冒頭から伏線が張り巡らされ、1シーンたりとも無駄がない驚異の面白さと、予想を鮮やかに裏切られる快感。 観たあとには、絶対に誰かに話したくなる、そんな唯一無二のミステリー・エンターテイメントの誕生を、ぜひご期待ください!

ストーリー

「次々と人が消える」と噂される、いわくつきのマンション。配達員の青年・丸子(高橋文哉)は毎日のようにマンションに出入りするなかで、怪しげな住人の“秘密”を偶然知ってしまう。会社の先輩で小説家志望の荒川(田中圭)にも打ち明け、意見を仰ぎながら住人の正体を探ろうとするが、やがて二人は思いも寄らない大事件へと巻き込まれていく――。

作品レビュー

2023年の人気ドラマ「ブラッシュアップライフ」で注目を集めたクリエイター、水野格の完全オリジナル脚本。

主演はこれまた若手注目俳優のひとり高橋文哉。運送業という過酷なバイトに疲弊しながらもキラキラした瞳は失われていない苦学生の丸子。真面目でひたむきな姿、そしてあまりに真っ直ぐすぎる性格が最後まで眩しかった。

そしてその脇を固めるベテラン俳優陣。共に個性派俳優である菊地凛子と染谷将太の夫婦をはじめ、終わってみると思った以上に重要な役割だった田中圭。すっかりおばちゃん役がハマってきた坂井真紀に、何故かこの人が現れるたびザワザワさせられる袴田吉彦と粒揃いだ。

舞台は薄暗い雰囲気を持つ古いマンション。次々に人が消えると噂されるそのマンションを担当することになった配送員の丸子。通うたびに住民情報に詳しくなり、ついには日課として読んでいる携帯小説の作家(北香那)が最近そのマンションに越してきたことが判る。まさかの「推し」に会えたことにテンション爆上がりの丸子だが、不思議な光景と住民らの話に日に日に彼女を守るべく使命感に燃えたぎっていく。

序盤は映画でやるほどの内容なのか正直疑問に感じていたが、途中のホラーはドキドキしすぎて直視できなかったし、テンポよく進む読めない展開と圧巻のラストに度肝を抜かれた。これを映画以外のコンテンツで表現するには無理があるだろう。まさに映画らしい映画であることは間違いない。

細かい一つ一つのシーンに意味があり伏線が潜んでいる。丸子とバイト先の先輩である田中圭演じる荒川との何気ないコミカルな会話も逃さないで欲しい。

常に不穏な空気を纏っている怪しげな住民役、染谷将太の気味悪さが実に良い。

シークレットゲストも存在するのでお楽しみに。

ミステリーでもありコメディ要素もあり、まさかのファンタジーもある。

タイトルにある「あの人」とは一体誰なのか。

あまりに斬新なストーリーに、こんな映画は観たことないと誰もが口を揃えるだろう。

『あの人が消えた』9月20日公開


出演:高橋文哉
北香那 坂井真紀 袴田吉彦 菊地凛子
染谷将太 / 田中圭
監督・脚本:水野 格
配給:TOHO NEXT
上映時間: 104分

(C)2024「あの人が消えた」製作委員会
公式サイト

投稿者プロフィール

坂本早苗
札幌市内で働くOL。
ストレス発散はテニスで体を動かすことと大好きなパンを求め全国のパン屋さんの情報収集。着る服は骨格診断を意識しています。
映画は年齢と共にミニシアター系が好みに。
沢山の映画と出会い、観て聴いて考えてお気に入りを探していきたいです。
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